[BIBLIOTHECA] Bharat Sikka x 太田睦子(IMA magazine) トークイベント

Added on by Yusuke Nakajima.

2023年5月28日(日)ドーバー ストリート マーケット ギンザ 7階 書籍スペース BIBLIOTHECA(ビブリオテカ)にて、 インド・ニューデリー出身の写真家Bharat Sikka(バハラ・シッカ)のトークイベントを開催致します。

©︎Bharat Sikka

【イベント概要】

会場: BIBLIOTHECA
〒104-0061 東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館7階
開催日: 2023年5月28日(日)
時間: 17:00-18:00
登壇者: 太田睦子、バハラシッカ
通訳: ヒントン実結枝

*トーク終了後にブックサイニングを開催致します。
*トークイベント時には通訳が入ります。

参加費無料。
参加をご希望の方は以下のリンクより、お申し込みください。
https://bibliotheca-28-05-2023.peatix.com/view

 

バハラ・シッカはインドのニューデリー出身の写真家で、パーソンズ・スクール・オブ・デザインで写真を学び、現在はヨーロッパとインドを拠点に活動しています。インド社会において、昔から変わらない文化的なものや近年の社会的な変化をテーマに、作品制作を行なっています。

本トークイベントでは、写真雑誌IMA magazineの編集長、太田睦子を迎え、アーティストの作品紹介だけではなく、インドの現代写真シーンについてもお話しいただきます。また、イベントの最後には、作家の娘であるマナット・シッカによるポエトリーリーディング、そしてバハラ・シッカによるブックサイニングも予定しております。

またBIBLLOTHECA店頭では、バハラ・シッカの作品から「Waiting for Midnight」の展示、そしてエディション付きのプリントの販売も行います。

中々触れることのない南アジアの現代写真シーンに関して、考えを巡らすきっかけとなるイベントになっております。

この機会にみなさまのご参加をお待ちしております。

 

・エディションプリント

販売価格:16,000円(税込17,6000円)
大きさ:A3サイズ
プリント:308 gsm photo rag baryta
エディション数:20

[Exhibition] Bharat Sikka / The Sapper

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POSTでは5月27日(土)より、インド人写真家バハラ・シッカの展覧会を開催いたします。作家も来日予定で、初日にはオープニングパーティーを開催いたします。

©︎ Bharat Sikka

【展覧会概要】
Bharat Sikka / The Sapper

会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2023年5月27日(土)~2023年6月25日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
プロジェクトマネージャー: 山田佳苗

レセプション: 2023年5月27日(土) 17:00-19:00
参加費無料、事前予約不要ですので、どなたでもお気軽にお越しください。

トークイベント: 2023年5月28日(日) 17:00-18:00
会場: BIBLIOTHECA
〒104-0061 東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツビル7F
登壇者: 太田睦子(IMA magazine)、バハラ・シッカ
参加をご希望の方は、以下のリンクよりご登録をお願いいたします。
https://bibliotheca-28-05-2023.peatix.com/view

 

バハラ・シッカはインドのニューデリー出身の写真家で、パーソンズ・スクール・オブ・デザインで写真を学び、現在はヨーロッパとインドを拠点に活動しています。インド社会において、昔から変わらない文化的なものや近年の社会的な変化をテーマに、作品制作を行なっています。

今回のPOSTでの展覧会では、バハラ・シッカの最新作「The Sapper」を展示いたします。
本作は3年かけて制作され、シッカの人生において身近な存在である父親の世界を深く掘り下げたものになっています。
タイトルの「The Sapper」は、父が昔インド陸軍工兵隊に属していたことに由来し、成人した子供が、もう一人の大人である父親を見るために、同等な視点を採用する役割を持っているといえます。

シッカ自身も成熟した大人であり、父親であるという立場から自身の父親を見つめた本作は、家長も写真家も他者に対して優位に立つことのない、交友関係の物語になっています。作家と父親の共同作業により、2人はプロジェクトの過程で多層的な写真関係を築き上げ、日常生活の親密なポートレートから共同作業によるパフォーマンスや演技まで、さまざまなイメージを生み出しました。

日本での個展は初となるこの機会に、ぜひ足をお運びください。

 

【書籍情報】

Bharat Sikka – The Sapper

Fw: Books
192ページ
ソフトカバー
280 x 240 mm
9789083225197
2022年
6,700円(税抜)

[Book Selection] SHINSAKU DW / 404 NOT FOUND

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POSTでは、OFS GALLERYで開催されているSHINSAKU DWによる展覧会「404 NOT FOUND」にあわせて書籍のセレクトを行っています。

【イベント概要】
「404 NOT FOUND」SHINSAKU DW 作品展

会場: OFS GALLERY
〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-7-3 OFS.TOKYO
会期: 2023年4月28日(金)~2023年5月28日(日)
時間: 12:00-20:00
定休日: 毎週火曜日、水曜日
http://ofs.tokyo/shinsakudw

SHINSAKU DWは北海道を拠点に活動する現代美術家で、今回の展覧会は作家にとっての初めての個展になります。クリフォード・スティルやフランク・ステラをはじめとした作家に影響を受けてきたSHINSAKU DW。今回はアルミニウムを使った平面作品を展示しています。

POSTでは、今回の展覧会に合わせ、作家が影響を受けたアメリカの抽象表現主義、ミニマリズムやいったアートムーブメントの作家を起点にしながら、70年代〜現代に活躍する作家にも幅を広げ、色彩や単純な形状を使って描かれる抽象画を発表するアーティストたちの作品集を選んでいます。

この機会にぜひお立ち寄りください。

[Event] POST in Kyoto

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&SHOP KYOTOにて、約4年ぶりとなるポップアップストア「POST in Kyoto」を開催いたします。

【イベント概要】

POST in Kyoto
会場: &SHOP KYOTO
〒604-0922 京都府京都市中京区東生洲町482-3
会期: 2023年4月28日(金)~2023年5月28日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週火曜日
※5月2日(火)は営業いたします。

POSTスタッフ在廊日: 4月28日〜29日、5月13日〜14日

2003年にスタートしたセレクトショップ・ブランド、ARTS&SCIENCEが運営する&SHOP KYOTOは、ジェンダレス・ボーダーレスをコンセプトにしたショップです。様々な垣根をこえた自由な感覚の品揃えで、クリエイターとのコラボレーション企画やイベントも不定期にて開催しています。

今回のPOST in Kyotoでは、近年に出版されたアートブックを中心に、マルチプルや、POSTで展覧会を開催した作家の作品などもご紹介いたします。

また会期を3回に分け、それぞれ違った特集をご用意しております。
4月28日(金)からは、日本のアーティスト森田幸子による「Time in Air, Time in Paper」をご紹介する予定です。彼女のアートブックだけではなく、作品もご覧いただくことができ、版元のCairo Apartmentの刊行書籍も店頭に並びます。

また、ラインナップはその後テーマにあわせて、5月12日(金)と5月22日(月)に入れ替えを予定しています。

この機会にぜひお立ち寄りください。

POSTは洋書を専門とするアートブックショップです。2011年に東京の代々木でオープン、2013年には恵比寿に拠点を移しました。出版社という括りで本を特集し、これまでに約40社の美術書を専門とする出版社を紹介してきました。

人やものの動きが平常に戻りつつある2023年、約4年ぶりに「&SHOP Kyoto」でポップアップショップ「POST in Kyoto」を開催します。

アートブックには、手にとってページをめくるという体験が大切な要素となり、体験を伴うことで本の中に記録されている情報以上のものが伝わる表現としての側面があります。特に2000年代以降、インターネットが世の中に浸透していくのと同じスピードでアートブックの表現も変化してきました。近年はさらに多様化し、気軽に手にとれる芸術の役割を担いつつあります。

実店舗を訪れることについても、この数年で変化がありました。お店の空気を感じながら、探していたものや知らなかったものを見つけ、手にとり、スタッフと店頭で会話を交わすことは、単純に対価を払ってものを手に入れるよりも貴重な体験だと感じる方が増えたのではないでしょうか。

今回は近年に出版されたアートブックの他にも、マルチプルや、POSTで展覧会を開催した作家の作品などを揃え、会期中にはPOSTのスタッフも数日在店して本をご紹介します。外に出かけるのが心地よくなる5月、「POST in Kyoto」にぜひ足をお運びください。

[Event] Philippe Fragnière / PASSAGE

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スイス出身の写真家、フィリップ・フラニエールの新しい書籍「PASSAGE」の出版を記念し、ブックサイニングとワークショップを開催いたします。本プロジェクトはSwiss Design Awardのファイナリストに選出されています。

【イベント概要】
Philippe Fragnière / PASSAGE

ブックローンチ&ブックサイニング
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
日付: 2023年4月28日(金)
時間: 17:00-19:00

参加費無料、事前予約不要ですので、どなたでもお気軽にお越しください。
スイスのワインをご用意してお待ちしております。


ワークショップ
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
日付: 2023年4月30日(日)
時間: 16:00-18:00
定員: 10名
参加費: 無料
※英語でのイベントになります。

ワークショップでは、パーソナルなアートワークだけではなく、コマーシャルワークも数多く手がけているフィリップに、写真家としてこの二つの性質の違うプロジェクトをどのように両立させてきたのかをお話しいただきます。トークイベントではなく、参加者の方々とコミュニケーションを行いながら、自由に意見交換をするような場を目指しています。
またディスカッションの後には、参加者の皆様のポートフォリオや作品集(形式は問いません)をみながら、オープンなポートフォリオレビューを開催いたします。

ご参加をご希望の方はtsunoda@limart.netまで、
・お名前
・電話番号
・簡単なご自身の活動のご紹介(ホームページなど)
をお送りくださいませ。

協力:スイス大使館

©︎Philippe Fragnière

フィリップ・フラニエールは、スティルライフを中心とした作品を手がけていることで知られています。また、ロンドンやパリでコマーシャルフォトグラファーとしても活躍しています。

今回の作品集「PASSAGE」(Kodoji Press, 2022)は、スイスアルプスのワリス地方にある小さい村、ヴェゾナ周辺の自然や風景と10年間向き合って生まれた作品集です。
本作でフィリップは、先祖が歩いただろう道を歩き、彼らが思ったことを感じ取ろうとしています。その地方に伝わる伝説や言い伝えからモチーフや物語を取り出し、そのオブジェクトを撮影することで彼なりのトーテムに仕上げました。

季節のサイクルや、静止しているように見えるほど無限に続く時間の中に、安らぎを見い出す。それは固体でも液体でもないガラスのように、一連のイメージは事実と虚構の間に挟まれた、宙吊りの状態で存在しています。

「耳を澄ませば、窓のガラスは溶けて、はるか彼方の小川に流れ込む。私たちは泉の中に住んでいる。」
作品集にはスイスの作家Valmir Rexhepiによる文章が添えられています。その土地の声を聞くという願いがイメージとテキストに含まれているのです。

 

Philippe Fragnière / PASSAGE

Short novel by Valmir Rexhepi
English
340 × 208 mm
136 pages
96 color and black & white plates
Kodoji Press
Baden 2022
ISBN 978-3-03747-112-8

[Exhibition] Nigel Peak / SOUNDINGS BOUND

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この度POSTでは、北アイルランド出身のアーティスト、ナイジェル・ピークの展覧会「SOUNDINGS BOUND」を開催いたします。

【展覧会概要】

Nigel Peak / SOUNDINGS BOUND
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2023年4月15日(土)~2023年5月7日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
協力: J. Hill’s Standard

レセプション: 2023年4月15日(土) 17:00-19:00
レセプションでは、mitosaya薬草園蒸留所によるスペシャルドリンクをお出しいたします。
参加費無料、事前予約不要ですので、どなたでもお気軽にお越しください。

 

ナイジェル・ピークは北アイルランドとパリを拠点に、独自の視点で身近な風景や都市の建物などを題材に制作活動を行っています。
今回の展覧会では、同じ会場内で「SOUNDINGS」と「BOUND」の2つのパートに分けて彼の作品を紹介いたします。

「SOUNDINGS」では、アイルランドにある伝統的なグラスメーカーJ.HILL'S Standardのためにナイジェルが作ったガラス作品と、それにまつわるドローイングやペインティング作品を展示します。

「BOUND」では、2007年から2023年の間にナイジェルが制作した書籍67タイトルの展示販売*を行います。
一部の本にはナイジェルが今回の展覧会のためにデザインしたブックカバーが付属します。

この貴重な機会に、ぜひ足をお運びください。

* : 一部の書籍は展示のみとなっております。

[Event] ART BOOK MARKET 三軒茶屋 2023 by POST | at clinic

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3月31日(金)〜4月2日(日)、4月7日(金)〜4月9日(日)の計6日間、三軒茶屋のオルタナティブスペース、clinicにてポップアップイベントを開催いたします。

【イベント概要】

ART BOOK MARKET 三軒茶屋 2023 by POST | at clinic
会場: clinic
〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18
電話: 050-5375-9572
会期: 2023年3月31日(金)-2021年4月2日(日)
2023年4月7日(金)-2021年4月9日(日)
時間: 11:00-18:00
主催: POST、clinic

本イベントではアーティストの作品集をはじめ、ブックデザインが特徴的な書籍や、インディペンデント系出版社の刊行物など、ユニークなアートブックをご紹介いたします。

1週目と2週目で異なるラインナップをご用意しておりますので、週末のコーヒータイムとともに、アートブックとの新しい出会いをお楽しみいただけると幸いです。

about clinic
clinicは三軒茶屋の旧診療所跡地を改装した、文化発信を行うローカルオルタナティブスペース。地域と芸術を愛した院長の意思を引き継ぎ、生活を豊かにする造形・文化活動を発信しています。

[Talk Event] NOMA t.d. x 川内倫子 x 吉田昌平

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野口真彩子と佐々木拓真によるアパレルブランド「NOMA t.d.」の展覧会を記念して、トークイベントを開催いたします。

©︎NOMA t.d.

【イベント概要】

日時: 3月31日(金) 19:00ー20:30
※18時30分より受付を開始いたします
場所: POST
住所: 〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
参加費:1,000円(税込)

※参加費のお支払いは現地支払い、現金のみのご対応となります。
※要予約。ご参加をご希望の方は件名を「NOMA t.d. トークイベント参加希望」とし、tsunoda@limart.net まで

・お名前
・お電話番号
・参加人数

を明記のうえお申し込みください。

NOMA t.d.のお二人を中心に、親交が深く映像作品でも参加している写真家の川内倫子さんと、本書のデザインを手掛けた吉田昌平さんをゲストにお迎えし、制作について、それぞれのお仕事や交流についてなど、この関係性だからこそ聞けるお話をたっぷりと語っていただきます。

皆様のご参加をお待ちしております。

©︎NOMA t.d.

川内倫子(Rinko Kawauchi)
1972年、滋賀県生まれ。写真家。2002年『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年に第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な個展に、2012年「照度 あめつち 影を見る」東京都写真美術館、2016年「川が私を受け入れてくれた」熊本市現代美術館、2022ー2023年「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」東京オペラシティ アートギャラリー(東京)、滋賀県立美術館(滋賀)などがある。近年の出版物に、『橙が実るまで』(共著、スイッチパブリッシング)、『やまなみ』(信陽堂)、『Illuminance: The Tenth Anniversary Edition, 2021』(torch press)、『Des oiseaux(On birds)』(HeHe)など、写真集をはじめ著作も多数。


吉田昌平(Shohei Yoshida)
広島生まれ。アートディレクター/グラフィックデザイナー。桑沢デザイン研究所卒業後、デザイン事務所「株式会社ナカムラグラフ」を経て、2016年 白い立体として独立。エディトリアルを中心としたデザイン、アートディレクション、また紙や本を主な素材としたコラージュ作品を制作。作品集に『KASABUTA』(WALL 2013年)、『Shinjuku(Collage)』(numabooks 2017年)、『Trans-Siberian Railway 』(白い立体 2021年)など。


NOMA t.d.(ノーマ ティー ディー)
ロンドンのChelsea College of Arts テキスタイルデザインコース在籍中より、テキスタイルデザイナーとして活動していた野口真彩子と、セレクトショップのディレクターやバイヤーを経験した佐々木拓真によって、2005年に東京でスタートし世界的に活動。ファッションアイテムを主体に展開しながらも、テキスタイルから派生した家具などのプロダクト、アートピース製作も行う。またシルクスクリーンプリントの個展を開催したり、短編映画の制作や、NOMA t.d.のキュレーションによる写真家やペインターなどの展覧会やアートブックの出版も手がける。


書籍情報
タイトル:BETWEEN LINE AND PATTERN
著者:NOMA t.d.
デザイン:吉田昌平(白い立体)
定価:本体 2,800 円(税別)
判型:A5判/128ページ/中綴じ(三つ目綴じ)/観音表紙
テキスト:日本語/英語
ISBN 978-4-908062-48-3 C0070
発行:HeHe/ ヒヒ


展覧会「BETWEEN LINE AND PATTERN」
会期:2023年3月4日(土)–4月2日(日)(月曜定休)
会場:POST(東京都渋谷区恵比寿南2-10-3)

[Exhibition] NOMA t.d. / BETWEEN LINE AND PATTERN

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この度POSTでは、アパレルブランド「NOMA t.d.」の書籍刊行を記念し、展覧会を開催いたします。

【展覧会概要】

NOMA t.d. / BETWEEN LINE AND PATTERN
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2023年3月4日(金)~2023年4月2日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
協力: HeHe

レセプション: 2023年3月3日(金) 17:00-20:00
レセプションは参加費無料、事前予約不要ですので、どなたでもお気軽にお越しください。

「NOMA t.d.」は2005年に野口真彩子と佐々木拓真によってスタートしたアパレルブランドです。
ハンドドローイングを活かした個性的なテキスタイルと、日本や海外で出会ったプリント、染め、刺繍などの伝統技術に新しい視点を加え、コンテンポラリーなコレクションを展開するブランドの、これまでの軌跡をビジュアルで展開する作品集が出来上がりました。

会場では、シルクスクリーン作品やドローイングの展示を行い、書籍のスペシャルエディションもご用意いたします。

この機会に、皆様のお越しをお待ちしております。

©︎NOMA t.d.

子供の頃、世界はラインとパターンで溢れて見えた。川の流れ、風で揺れる野花、線路、電線、屋根、田んぼ、木々の隙間から射す光の線、足元に広がる強い影。ラインは永遠に続き、パターンに無限の広がりを感じた。それらは今も、私の世界を満たしている。
――野口真彩子

©︎NOMA t.d.

【書籍情報】

タイトル:BETWEEN LINE AND PATTERN
著者:NOMA t.d.
デザイン:吉田昌平(白い立体)
定価:本体 2,800 円(税別)

判型:A5判/128ページ/中綴じ(三つ目綴じ)/観音表紙
テキスト:日本語/英語
ISBN 978-4-908062-48-3 C0070
発売日:2023年2月発売予定
発行:HeHe/ ヒヒ
http://hehepress.com/nomatd


NOMA t.d.(ノーマ ティー ディー)
ロンドンのChelsea College of Arts テキスタイルデザインコース在籍中より、テキスタイルデザイナーとして活動していた野口真彩子と、セレクトショップのディレクターやバイヤーを経験した佐々木拓真によって、2005年に東京でスタートし世界的に活動。ファッションアイテムを主体に展開しながらも、テキスタイルから派生した家具などのプロダクト、アートピース製作も行う。またシルクスクリーンプリントの個展を開催したり、短編映画の制作や、NOMA t.d.のキュレーションによる写真家やペインターなどの展覧会やアートブックの出版も手がける。
nomatextiledesign.com

【Event】Alessandra Sanguinetti "Some Say Ice" Book Signing

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、国際的写真家集団「マグナム・フォト」正会員を務めるアメリカ人フォトグラファー、アレッサンドラ・サンギネッティのブックサイニングイベントを開催いたします。

©︎Alessandra Sanguinetti

【イベント概要】

Alessandra Sanguinetti "Some Say Ice" Book Signing
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2023年2月22日(水)
時間: 18:00-19:30
協力: MACK, twelvebooks
参加無料、予約不要

本イベントは最新作品集「SOME SAY ICE」(MACK) の刊行を記念したブックサイニングイベントとなっております。

最新作品集「SOME SAY ICE」は、19世紀末に名もなき写真家、チャールズ・ヴァン・シャイク(Charles Van Schaick)がアメリカ・ウィスコンシン州の小さな町ブラック・リヴァー・フォールズを舞台に撮影した作品集『Wisconsin Death Trip』(Pantheon, 1973)を幼少期に見たことが初めて死を意識した体験となった作者が、その地を訪れ制作した作品を収録した作品集。タイトルはアメリカ人詩人ロバート・フロスト(Robert Frost)による詩『Some Say Ice』から引用しています。

この機会に皆様のご参加をお待ちしております。

©︎Alessandra Sanguinetti

 

【Information】年末年始休業のお知らせ

Added on by Yusuke Nakajima.

日頃よりPOSTに関心をお寄せいただきありがとうございます。

2022年の年内営業は12月28日(水)で終了いたしました。 新年は1月6日(金)より営業開始いたします。
なお休業中にオンラインストアにてご注文いただきました商品の発送は1月6日(金)以降となります。

今年も1年ご愛顧いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

来る年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますように。

[Exhibition] Sachiko Morita / Time in Air, Time in Paper

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTではフランスのアンジェを拠点に活動するアーティスト、森田幸子の展覧会を開催いたします。

【展覧会概要】

Sachiko Morita / Time in Air, Time in Paper
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2022年12月16日(金)~2023年1月22日(日)
※2022年12月29日(木)~2023年1月5日(木) は年末年始の休業期間となります。
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
協力: Cairo Apartment

ブックサイニング: 2023年1月21日(土) 17:00-
参加費無料、事前予約不要ですので、お気軽にお越しください。


森田幸子は武蔵野美術大学で彫刻を学んだ後、フランス・ナントのエコール・ボザールへ留学。日本を離れる前に、すべてを持ち出すことはできないと考え、オブジェの写真を撮り始めます。現在もフランス・アンジェの彼女のアトリエにて、古くからある素材を使いながら常に実験を重ね、独自のプリント方法を考案し続けています。

彼女の制作プロセスはユニークで、イタリア製水彩画紙に刷毛で感光剤を塗布し、自らの印画紙を作ることから始まります。35mmフィルムカメラを使い自然光の中で撮影された写真を、アンティークの引き伸ばし機を使用して、印画紙に焼き付けます。その後、お湯と絵筆で影を描くように感光剤を細心に取り除きます。
展示作品にも使用されているファブリアーノ社の300gの水彩紙は被写体である物や花に近い質感を生み出します。全ての工程を手作業で仕上げるため、一枚一枚のプリントの表情に個性があります。

また、彼女にはガーデナーとしての一面もあります。畑を耕し、野菜や花を育て、実をつけると、そこから種子を採取するプロセスは、彼女の作品制作の原点と言っても過言でないかもしれません。

本展は、Cairo Apartmentより刊行された彼女の作品集「Time in Air, Time in Paper」を記念する展覧会となっております。1月には作家の来日も予定しておりますので、この機会にぜひご来場ください。

 


『Sachiko Morita / Time in Air, Time in Paper』

Photographs by Sachiko Morita
Edited and designed by Seiko Morikawa
Printed in Kyoto, Japan
First Edition 1000 部 : ¥7,000 + tax
Special Edition 25 部 (サイン入りオリジナルプリント、貼り紙スリップケース付 ) : ¥53,000 + tax
サイズ : 220 x 280 mm
ページ : 72 pp
重さ : 642 grams
ISBN : 978-4-9911780-1-6

フランス・アンジェを拠点とする森田幸子は日々の生活の中で見つける自身の喜びや好奇心に非常に質実なアーティストです。それを証明するかのように、彼女の眼差しは庭の土からフィルムカメラへ、そして水彩画紙へと移りゆきます。彼女の作品の特徴であるドローウィングのような直感的な被写体の輪郭には、瞬間的な時を捉える写真的側面と、線や影を定義しながら時間を経て完成させる絵画的側面とのふたつの表情が垣間見えます。
本作『Time in Air, Time in Paper』では、そのふたつの側面を意識し、20年以上に亘る51作品を再編、水彩画紙に存在する彼女の素朴な時の流れを捉えることを試みています。「現実と過ぎ去る時間」を彼女の作品からは強く感じますが、その独特ともいえる時の流れに記憶を巡らすことで、視覚に加え、感覚によって鑑賞することの喜びを私たちに与えてくれるでしょう。


 

Cairo Apartment (カイロ アパートメント) 

デザイナー森川聖子とアーティスト岩﨑淳によるデザインスタジオ、及びインディペンデントパブリッシングハウス。2020年にアントワープと東京を拠点としスタート、現在は東京にアトリエを構えています。
Cairo Apartment は、本を一つのオブジェクトとしてプロデュースすることを試みています。このアイデアを叶えるために、アーティストの意図を深く読み解き、共有し、またそれらを増築・補完するように本のディティールに落とし込みます。私たちの審美眼は、本の中にある作品が持つストーリー、またそのストーリーから導き出された本の佇まい、その本=オブジェクトが作り出す空間にまで及びます。

[Talk Event] Peter Granser / 88 Stones 刊行記念トークイベント

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、写真家のピーター・グランサーによる書籍「88 Stones」の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。

Peter Granser / 88 stones

【イベント概要】
Peter Granser / 88 Stones 刊行記念トークイベント

日時: 11月25日(金) 18時30分ー19時30分
※18時より受付を開始いたします
場所: POST
住所: 〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
参加費:1,000円(税込)
※参加費のお支払いは現地支払い、現金のみのご対応となります。
※要予約。ご参加をご希望の方は件名を「Peter Granser / 88 Stones 刊行記念トークイベント参加希望」とし、tsunoda@limart.net まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記のうえお申し込みください。

【Details】

Book launch and talk event: Peter Granser / 88 Stones
Date: Friday, November 25, 18:30-19:30
Reception begins from 18:00
Location: POST
Address: 150-0022 2-10-3 Ebisu-minami, Shibuya-ku, Tokyo
Participation fee: 1,000 yen (tax included)
Payment for participation will be accepted on site, cash only.
*Reservations required. If you wish to attend, please send an email to tsunoda@limart.net with the subject line
"Peter Granser / 88 Stones Book Launch Talk Event" including the following information:
・Your name
・Phone Number
・Number of participants

Peter Granser
granser.de
ito-raum.de


ドイツを拠点に活動している写真家、ピーター・グランサーは、時間、空虚、自然、意識といったテーマをここ数年の個人的なプロジェクトの焦点としています。

「88 Stones」は彼が妻のベアトリス・テイルと共に、徳島県の神山町周辺で集めた88個の石の写真が収録された作品集です。四国は88の寺院を結ぶお遍路や、日本庭園に使われる石の産地として有名です。ページ全体を埋め尽くすほど大きい石から、普段目を向けられないような小さな石まで大きさ順に構成された本書は、これらの石がいつからここにあり、何を見て生きてきたのか、無形の時間性をとらえているのです。

トークイベントでは「88 Stones」をメインに、彼の過去の作品集やインスタレーションを通して、ピーターの作家活動全般に関するお話をお伺いします。

この機会に皆様のご参加をお待ちしております。

[Exhibition] In Other Words, InOtherWords

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、イギリスを拠点に活躍するデザインユニットOK-RMが2015年に始めた出版社イン・アザー・ワーズの展覧会「In Other Words」を開催致します。

【展覧会概要】
In Other Words, InOtherWords

会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2022年11月4日(金)–2022年12月4日(日)
時間: 11:00–19:00
*オープニングレセプション 11月4日(金) 18:00–21:00
トークイベント (オリバー・ナイト、ロリー・マクグラス) 19:00–
参加無料、予約不要
定休日: 毎週月曜日
※店内が混み合う際には、入場制限や整理券の配布、滞在時間の制限をさせていただくことがございます。

イン・アザー・ワーズは、一連の既存オブジェやオリジナルを再解釈すると同時に、写真家ルイス・ロナルドと共にそれらを編集した一連のコピーを発表する展覧会「In Other Words」を開催します。

「In other words(言い換えると)」とは、これまで語られてきたことを、別の、時にはより正確な方法で繰り返す文章を紹介するために使われる表現です。このフレーズは、編集、複製、分身を生み出すものでもありますーー現代のイメージやテキストが流通し、保存され、コピーされ、編集され、また流通し、時にはオリジナルが忘れ去られるという、視覚文化に対する現代的態度として捉えることもできるでしょう。つまりこの展覧会は、既存のもの、ステートメント、事実の再形成なのです。

展示されるそれぞれのイメージはーー馴染みのないものであれ、再構築されたものであれ、まれな状態に置かれたものであれ、より直接的で臨床的に提示されているものであれーーその二重性を利用しています。プリントはフレームに収まらず空間に吊るされ、その物質性をあらわにします。そして写真はプレゼンテーションと表象の間の不協和音を明らかにし、「モノと空間」、「モノとイメージ」の関係を拡張することで、同じ被写体に対して複数の視点を提供します。言い換えると、これらのイメージは「作ること」と「見ること」の異なる実践に挑戦しているのです。

イン・アザー・ワーズは、2015年にオリバー・ナイトとロリー・マクグラスによって設立されました。実験的な出版社として、これまでに約28点の出版物を制作し、現在も活動は続いています。根本的には本の形態と、文化全般における本=オブジェクトとしての共鳴を探求することに関心を持っています。つまり彼らは、慎重に作られた文脈と印刷物の制作を通して、アーティストや文化的実践者との共同交流を支援し、さらに発展させていきます。

イン・アザー・ワーズは、最適な共鳴を追及するために、形の空間的・時間的な可能性を拡張する実践を展開しています。それぞれの出版物を、独自の概念的な論理と素材の必要性に応じて成長させ、それらの特異性に対応するために機能させています。彼らは、循環、クラフト、直感、パフォーマンス、コレオグラフィー、偶然性、そして最も重要であるコラボレーションを慎重に考慮しながら、作品を構想、伝達します。つまり、常に印刷物との新しい関わり方を模索しているのです。

展示期間中は、イン・アザー・ワーズが2015–2022年の間発表した出版物の販売、写真家ルイス・ロナルドによるプリント作品の展示販売を行う予定です。

この機会にぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。

[New Publisher] Edition Patrik Frey

Added on by Yusuke Nakajima.

今週より、Edition Patrick Freyの出版社特集を開始いたします。

Edition Patrick Freyは1986年に創設され、スイスのチューリッヒを拠点に活動しています。

今まで200冊以上の本を出版しており、スイスを中心に世界各国のアーティストと密接に協力し、ユニークなプロジェクトを少部数で発表し続けている出版社です。
彼らは、若いアーティストにとっての初めての出版の機会を提供することを目的としていますが、それだけではなくヴァルター・プファイファー、ピーター・フィシュリ & ディヴィッド・ヴァイス、アンドレアス・ツストなどのキャリアの長いアーティストとのコラボレーションも継続的に取り組んでいます。

年間20冊の出版物を発行し、主に写真、アート、日常文化や大衆文化を扱ったプロジェクトに力を入れています。
ユニークでウィットに富んだ彼らの出版物をぜひ見にいらしてください。

書籍はオンラインストアでもご紹介しております。遠方の方にもお楽しみいただけますと幸いです。

 

Prill Vieceli Cremers / Money

スイスのデザインスタジオ「Prill Vieceli Cremers」による作品集。本書はその名の通り紙幣に印刷されている絵柄で構成された一冊。政治的なメッセージや、歴史的に重要な出来事、優れた人物、ステータスシンボルや風景などが描かれており、紙幣が理想的な世界を賛美する小さなポスターとも形容できる存在であることを示唆する。国が異なっていても、紙幣の絵柄にはしばしば同じようなモチーフが繰り返し使われることがある。人間の姿は哀愁に満ちた形で描かれ、彼らの身振りと表情は世界中のどこでも解釈しやすいように表現される。
本書では、ドイツ人哲学者のヴァルター・ベンヤミンが言うところの「紙幣の装飾から語られるスピリット」を喚起させ、どういった絵柄が紙切れの上に印刷され、無価値なものを価値のあるものへと変化させてきたのかを紹介している。

 

Olivier Suter / Children

スイスを拠点に活動するアーティストであり美術教育者のオリビエ・スッターの作品集。本書に収められた写真が様々な時代のものであることは、ポートレイトの撮り方やスタイルの違いから理解できる。一人で、もしくは父親や母親、兄弟姉妹や友達と一緒に写っている子供たちの写真を見ていると、何故彼らがこのコレクションに加えられたのか疑問になってくる。ページを捲るうちに、彼らが未来の作家や数学の天才、果ては独裁者まで、有名無名の人々の幼い時の姿であることがどことなく分かってくる。この眠たそうな子供が、やがてジミ・ヘンドリックスになったのだろうか?クラスメイトの中で一人不機嫌そうにしている少年は、未来のアルチュール・ランボー?これは小さい頃のアンゲラ・メルケル?そしてこれは悪ガキ時代のアル・カポネ?驚くような発見があること請け合いである。本書に登場する子供たちの顔を見ていると、子供であれ大人であれ、顔を見ればその人の運命がわかるという考えがいかにナンセンスであるかがよくわかる。我々は、作者が提示する世界中どこにでもいる子どもたちと何ら変わるところのない何十個もの幼い顔を見つめて、彼らがどんな大人になったかを知って、ただただ面白がったり驚いたりするばかりである。

 

Philipp Mueller / 120 bpm

スイス人フォトグラファー、フィリップ・ミュラーの作品集。作者はチューリッヒにおける今や世界最大のテクノパーティ「ストリートパレード」の初開催時や、アンダーグラウンド・レイヴ、パーティ、クラブのバックステージやプライベートなイベントでの親しげな様子など、場所やシチュエーションを問わずその場を生々しく撮影し、様々な雑誌に寄稿することで、1990年代初頭のスイスにおけるテクノシーンの黎明期を追った。

本書のタイトルである「120bpm」は、クラブトラックの1分あたりの拍(ビート)数である。スイス国内で、若者にとって最後の偉大なるムーブメントの一つとなるべくテクノが急激に成長した時期を、作者は前のめりに凝縮された写真のシークエンスで刻んでいる。本書は作者の写真のほか、レイヴ雑誌やファンジンからの切り抜き、また初期のシーンを築いたレイバーたちによる生の証言が収録されている。

[Exhibition] Photography? End?

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、薄井一議、大島成己、オノデラユキ、北野謙、鈴木理策、似鳥水禧、濱田祐史ら国内外の日本人写真アーティスト7人によるコレクティブ活動、「Photography? End?」による展覧会を開催いたします。


【展覧会概要】
Photography? End?
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2022年7月1日(金)~2022年7月31日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
トークイベント:7月16日(土) 18:00~
※トークイベントは定員に達したため、受付を終了いたしました。

 

2015年に出会い2019年より始まった彼らによるコレクティブ活動は、これまでにも海外のいくつかの都市で、展示やプレゼンテーション、キュレーターや現地作家との対話や制作などを行ってきました。
今回キュレーターの若山満大氏をインタビュアーとして招いた、各作家へのインタビュー集の刊行を記念して、展覧会を開催いたします。
この本では、各作家に共通すること、あるいは相反することをそのままに交錯させながら、今日の「写真」を考える起点を提示しています。

若山氏が、7人が写真家だと認識している「人間としての総体を聞いていくこと」で、7人の活動がなぜ写真と呼ばれるのか?そこから写真の可能性と有限性を照らすことを試みた一冊となっています。
7人に共通のテーマや目標があるわけではありませんが、ここでは7つのヴィジョンと、7つの写真的経験が語られています。インスピレーションとコンセプト、アイデアそしてクリエイション。乱反射するたくさんの問題系。
各作家に共通することと相反することが、交錯する状態をそのまま提示することが本書の目的です。

今回通常版の他に、スペシャルエディションの刊行もございます。限定30部のスペシャルエディションでは、7人各作家の制作過程で生じた写真プリント、フィルム、オブジェなどをピックアップし、それをインタビュー集と共にパッケージ化しています。7人7様の制作過程でのピースが詰め込まれたユニークな限定版となっています。
展覧会では、スペシャルエディションの展示の他に、インタビュー内で各作家が言及した作品集の展示販売も行います。すでに絶版になっている書籍なども含まれており、それらを手にすることで、書籍「Photography? End?」への多角的な理解に繋がる展示内容となっております。

写真は終わるのか?
それともここから始まるのか?

この機会に皆様のお越しをお待ちしております。


【関連イベント】
※トークイベントは定員に達したため、受付を終了いたしました。

トークイベント
登壇者:薄井一議、大島成己、オノデラユキ、北野謙、鈴木理策、似鳥水禧、濱田祐史
インタビュアー:若山満大
日時:7月16日(土) 18:00-19:00(17:30より受付)
会場:POST
参加費:1,000円(税込)
※書籍の購入、またはスペシャルエディションのご予約をされた方は、参加費が無料になります。
お申し込みの際に、その旨をお伝えください。当日はお荷物になりますが書籍をお持ちいただき、受付の際に確認させていただきます。

※参加費のお支払いは現金のみのご対応となります。
※要予約。ご参加をご希望の方は件名を「Photography? End?:トークイベント参加希望」とし、
tsunoda@limart.net まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
・書籍購入済み/予定or 参加費お支払い予定

を明記のうえお申し込みください。

通常版

スペシャルエディション

書名|『Photography? End? 7つのヴィジョンと7つの写真的経験』
出版社|magic hour edition
言語|英語/日本語
著者|Photography? End?
インタビュー・編集|若山満大
デザイン|須山悠里
翻訳|ギャビン・フルー
日本語校正|小野冬黄
英語校正・編集|竹馬スーザン


通常版
価格|3,300円(税込)
判型|A5 210mm×148mm、196ページ
(写真ページ72ページ/文字ページ124ページ)
初版部数|1500部
(内スペシャル・エディション・ボックス:30部)
発行日:2022年6月10日
ISBNコード|978-4-600-00839-0

スペシャルエディション
価格|99,000円(税込)
部数|30部

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作家インタビューからの抜粋

原料も技法も完全に写真のそれなんだけど、結果だけ見れば、それは行為の痕跡でしかない。
その中のどこに写真はあるのか。
濱田祐史


写真が持っている性質は、非対称な世界に対称性を取り戻すように作用するのではないかと私は思っています。私とあなたは同質の「点」として、同一平面に存在できるのだという可能性を写真は示している。..
北野謙


私の関心は“違う文脈にあるもの同士を対面させること”にあるのかもしれません。
その不安定さや偶然を受け入れることから、物事は始まると思っています。
似鳥水禧


ただ質問がしたいだけなんだと思います。
写真に対して「なぜ?」と問うているだけ。
オノデラユキ


自分の立脚点を疑い尽くして、途方に暮れるという経験が僕の出発点でした。
しかし、それは決してネガティブなものではないと思います。
大島成己


世界に出会う純粋無垢な眼の写しとしての写真がある。
私の興味は純粋視覚を持ちながら、いかに写真という能動的な行為を行うかにあり、
それが自分の写真のモチーフだと思います。
鈴木理策


人間の愛すべき弱さとしたたかさは、やはりグレーゾーンにこそあるなと。
薄井一議

[Event] Charlotte Dumas / AO ブックサイニング

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、オランダ人写真家シャルロット・デュマの新刊『Ao青』のブックサイニングイベントを開催いたします。

Charlotte Dumas / AO

【イベント概要】
Charlotte Dumas / AO ブックサイニング
会場: POST  
   〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
日時: 2022年6月3日(金) 17:00-19:00

人間との関わりの中にいる動物を被写体として制作を続けてきたデュマは、2014年より日本でも定期的に撮影を行ってきました。与那国島や沖縄を舞台とした映像作品の三部作がこの『Ao青』をもってついに完結します。
本書は三部作のイメージを中心に新たに再編集されたもので、今年アムステルダムのハウス・マルセイユ美術館で開催された同名の展覧会のカタログとして出版されました。

約2年ぶりの来日となるこの貴重な機会に、ぜひ作家に会いにいらしてください。

Huis Marseille 展示風景

【書籍情報】
Charlotte Dumas / Ao (Blue)

本書は、アムステルダムを拠点に活動する女性写真家、シャルロット・デュマの作品集。デュマはこれまでの作品で、9.11事件の被害にあった人々を救うための救助犬や、アメリカの国立墓地で葬儀のために働いている馬車馬など、人間との関わりの中にいる動物を被写体として制作を続けてきた。
今回の作品では、日本の与那国島とその島を自由に歩き回る絶滅寸前の在来馬の品種を研究している。ガラスのオブジェ、バレエシューズ、馬の衣装の中に、日本の自然や神秘的な馬の姿、そして3人の少女を繋ぐ、美しい「青」が繰り返し登場する。
また、この作品は銀座メゾンエルメス フォーラムで2020年に展示されたことも記憶に新しい。

Maria Barnas / 80ページ / ソフトカバー / 290 x 240 mm / 9789083165851 / 2021年

[Exhibition] Fleur van Dodewaard / THE FOLD

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、オランダ人アーティスト、Fleur van Dodewaard (フルール・ファン・ドーデワード) による展覧会「THE FOLD」を開催致します。彼女は昨年の9月にもPOSTで「left hand right hand」を発表しています。

©︎Fleur van Dodewaard

【展覧会概要】

Fleur van Dodewaard / THE FOLD
会場: POST
   〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2022年6月3日(金)~2022年6月26日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
協力: Mondriaan Fund、Amsterdam Fund for the Arts、Jaap Harten Fund
作家ホームページ: https://www.fleurvandodewaard.com/

©︎Fleur van Dodewaard FROM THE SERIES: SUN SET SERIES, 2011

フルール・ファン・ドーデワードは、木、紙、粘土、テープ、絵の具などのシンプルな素材を使用し、写真、彫刻、絵画の可能性を探る活動を行っています。美術史の参照やイメージ制作に関する言説を通して、新旧のイメージ、オブジェクト、アイデアが絶えず関連し合うような条件を追求するような作品を、最終的には写真という形で表現しています。

今回の展覧会では本というメディアの制作方法である、「折る、切る、綴じる」の原則に注目し、10年間の実践をまとめました。
書籍「THE FOLD」は本を作るという行為に関して作家とデザイナーが話し合い生まれた書籍で、道具としての本について考え、その芸術的な前提や構築のシステムを明らかにしています。2010年から2021年の間にアムステルダム、モスクワ、有田、京都で制作されたイメージは、厳密なルールに従い、各作品がそれぞれ異なった21種類の紙の上に印刷されています。

今回の展覧会では、書籍の制作段階であるプリントシートの展示と「THE FOLD」の展示販売を行います。
制作の途中段階の形態であるプリントシートは、それ自体が展示されることを想定して制作されているため、ページサイズに裁断される前の単なるシートではなく、それ自体が一枚の作品として成り立つようにデザインされています。
そのため、展示スペースでは物理的に書籍の中に入り込むような体験をしていただけるような構成となっております。

この機会にぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。

©︎Fleur van Dodewaard

 

【書籍情報】

タイトル:THE FOLD
アーティスト:Fleur van Dodewaard
出版社:FREE PONY PRESS
発行年:2022年
仕様:ソフトカバー/295 x 210 mm/312ページ
デザイン:Our Polite Society
ISBN:9789083227405

[Event] Stephen Gill Tokyo Print Fair

Added on by Yusuke Nakajima.

4月27日より、写真家スティーブン・ギルのプリントセールイベントを開催いたします。

【イベント概要】
Stephen Gill Tokyo Print Fair
会場:POST
   〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期:2022年4月27日(水)~2022年5月1日(日)
時間: 27日: 17:00- 19:00 / 28日〜5月1日: 11:00-19:00
作家在廊スケジュール: 4月27日(水)17:00-19:00
           4月29日(金)17:00-19:00

スティーブン・ギルはイギリスのブリストル出身の写真家で、現在はスウェーデンを拠点に活動しています。当時拠点としていたイーストロンドンの空気感をイメージに取り入れるために、撮影した場所で見つけた蟻や植物などをカメラの中に入れて撮影したり、写真のネガを現像する際、都市生活者の姿を投影するためにエナジードリンクを使用したりと、そのアイディアは実験的でありながら、最終的に美しいイメージに昇華させます。
作品は、ヴィクトリア&アルバート美術館、ロンドン博物館、テートなどに収蔵されており、自身の出版レーベル「Nobody Books」から刊行される彼の作品集は国際的に高い評価を受けています。
今回はギルのアーカイブに長年眠っていたテストプリントやヴィンテージプリントなどをメインで販売いたします。また、作家在廊時にはご持参いただいた本にサインを入れることも可能です。

nobodybooks.jpと提携して開催する今回のイベントは、通常よりもお手頃な値段でプリントを入手できる機会となりますので、お近くにいらした際にはお立ち寄りいただけると幸いです。

※イベント準備のため、4月27日 15:00 - 17:00は店舗が一時的に閉店となります。
※ご来店の際にはマスクの着用と、アルコール消毒のご協力をお願いいたします。
※店内が混み合う際には、入場制限や整理券の配布、滞在時間の制限をさせていただくことがございます。

[Event] 1 BOOKs

Added on by Yusuke Nakajima.

現在下北沢のCANDLE CAFE & Laboratory △llにて開催中の「1 BOOKs」にPOSTも選書で参加しております。

【イベント概要】
1 BOOKs
会場:CANDLE CAFE & Laboratory △ll
〒155−0031 東京都世田谷区北沢2−37−3−2A
会期:2022年4月20日(水)~2022年5月14日(土)
時間:11:00-翌5:00
定休日:不定休
参加:
twelvebooks
flotsam books
IACK
HeHe
POETIC SCAPE
夢眠書店
T&M Projects
888books
POST

「1 BOOKs」は書店や出版社など書籍に関わる活動をしている立場の人々が、「今、私が薦める1冊」という条件のもと展示販売を行うイベントで、書籍だけではなく、その本を選んだ理由も楽しめるイベントとなっております。また、写真家の草野庸子さんによる展示やSALE本のコーナーなどもお楽しみいただけます。

お近くに行かれた際には、ぜひお立ち寄りください。