[Event] Philippe Fragnière / PASSAGE

Added on by Yusuke Nakajima.

スイス出身の写真家、フィリップ・フラニエールの新しい書籍「PASSAGE」の出版を記念し、ブックサイニングとワークショップを開催いたします。本プロジェクトはSwiss Design Awardのファイナリストに選出されています。

【イベント概要】
Philippe Fragnière / PASSAGE

ブックローンチ&ブックサイニング
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
日付: 2023年4月28日(金)
時間: 17:00-19:00

参加費無料、事前予約不要ですので、どなたでもお気軽にお越しください。
スイスのワインをご用意してお待ちしております。


ワークショップ
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
日付: 2023年4月30日(日)
時間: 16:00-18:00
定員: 10名
参加費: 無料
※英語でのイベントになります。

ワークショップでは、パーソナルなアートワークだけではなく、コマーシャルワークも数多く手がけているフィリップに、写真家としてこの二つの性質の違うプロジェクトをどのように両立させてきたのかをお話しいただきます。トークイベントではなく、参加者の方々とコミュニケーションを行いながら、自由に意見交換をするような場を目指しています。
またディスカッションの後には、参加者の皆様のポートフォリオや作品集(形式は問いません)をみながら、オープンなポートフォリオレビューを開催いたします。

ご参加をご希望の方はtsunoda@limart.netまで、
・お名前
・電話番号
・簡単なご自身の活動のご紹介(ホームページなど)
をお送りくださいませ。

協力:スイス大使館

©︎Philippe Fragnière

フィリップ・フラニエールは、スティルライフを中心とした作品を手がけていることで知られています。また、ロンドンやパリでコマーシャルフォトグラファーとしても活躍しています。

今回の作品集「PASSAGE」(Kodoji Press, 2022)は、スイスアルプスのワリス地方にある小さい村、ヴェゾナ周辺の自然や風景と10年間向き合って生まれた作品集です。
本作でフィリップは、先祖が歩いただろう道を歩き、彼らが思ったことを感じ取ろうとしています。その地方に伝わる伝説や言い伝えからモチーフや物語を取り出し、そのオブジェクトを撮影することで彼なりのトーテムに仕上げました。

季節のサイクルや、静止しているように見えるほど無限に続く時間の中に、安らぎを見い出す。それは固体でも液体でもないガラスのように、一連のイメージは事実と虚構の間に挟まれた、宙吊りの状態で存在しています。

「耳を澄ませば、窓のガラスは溶けて、はるか彼方の小川に流れ込む。私たちは泉の中に住んでいる。」
作品集にはスイスの作家Valmir Rexhepiによる文章が添えられています。その土地の声を聞くという願いがイメージとテキストに含まれているのです。

 

Philippe Fragnière / PASSAGE

Short novel by Valmir Rexhepi
English
340 × 208 mm
136 pages
96 color and black & white plates
Kodoji Press
Baden 2022
ISBN 978-3-03747-112-8