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[Exhibition] Sarah Bildstein / Excerpts

Added on by Yusuke Nakajima.

English follows Japanese
この度POSTでは、オーストリア人アーティストのサラ・ビルドスタインの展覧会を開催いたします。彼女の個展が日本で開催されるのは今回が初めてです。

Austria #049, 100 Spectres, 2020 ©︎Sarah Bildstein

【展覧会概要】
Sarah Bildstein / Excerpts
会場:POST
   〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 
会期:2022年4月22日(金)~2022年5月22日(日)
時間:11:00-19:00
定休日:毎週月曜日 
協力: Land Vorarlberg, オーストリア文化フォーラム東京
作家在廊スケジュール: 5月13日(金)15:00-19:00, 5月15日(日)15:00-19:00, 5月21日(土)16:00-19:00, 5月22日(日)16:00-19:00


サラ・ビルドスタインは抽象画の可能性を探るべく、制作活動を続けているアーティストで、現在は東京を拠点に活動しています。
今回は彼女の作品の中から「100 Spectres」と「Unknown - April April」のシリーズを展示し、作品集「100 Spectres」の販売も行います。

水は私たちにとって不可欠な要素であり、地球上の資源であり、そして多くの政治的紛争の道具になりうるものです。「100 Spectres」は、水不足や水質汚染など水に関する危機の背景を取り上げ、気候変動の原因と影響を反映させた作品です。
コンスタンツ大学の高等研究機関の科学者と共同で制作した今作では、水不足に悩んでいる地域、比較的CO2排出量の多い工業地域、そして海面上昇により水没の危機にある島など、世界中から水のサンプルを100個集めました。そのサンプルをクロマトグラフィーと呼ばれる物質を成分ごとに分離する手法で変質し、紙の上に流れるようなスペクトルとして描き出したのです。
この100枚のペインティング作品に見られる多様な色は、彼女が水を採取した場所の条件によって設定したものです。書籍内のインデックスには、100点の水の成分やパラメータが記載され、それぞれの絵に使用されるインクの量や濃度が示されています。

Photos by Patrizia Sinistra ©︎Sarah Bildstein

「Unknown - April April」は、水、インク、米、砂、石鹸、油絵具などの素材間の実験に焦点をあてた作品になります。素材から芸術への不思議な変換を感じ取ることのできる作品群で、その痕跡は絵の具の中に見ることができます。旅人が初めて横断する風景のような、しかし不思議と見覚えがあるような、制作過程に常に漂う不可解さを残しています。 科学的な手法によって制作に取り組んだ「100 Spectres」とは違った、抽象画のシリーズとなっています。
展示初日の22日は、作家の在廊も予定しております。作家の日本初となる作品発表の機会に、みなさまのお越しをお待ちしております。

taboh eile, Unknown - April April, 2020 ©︎Sarah Bildstein

Sarah Bildstein / Excerpts
The works of Austrian artist Sarah Bildstein take up the medium of painting as an expansion of what constitutes the painterly space.
The exhibition Excerpts at POST shows works of the two series 100 Spectres (2018-20) and Unknown - April April (2020-21).
The first presents a complex play with scientific methods and a reflection on the diversity and aesthetic meaning of water; the spectral works on paper use the visible creative power of water and its fluid materiality as a starting point. Presented here is a selection out of 100 original paintings created using the process of chromatography from water samples collected worldwide and analysed in the laboratory. All 100 unique works on paper can be seen in her book.
The second series focuses on experiment on the interaction between materials such as water, ink, rice, sand, soap, and oil paint. Traces remain discernible within the layers of the painting, which retains an inexplicability that always permeates the mysterious transformation of materials into art, and process of creation akin to a traveller crossing a landscape for the first time, that nonetheless feels uncannily familiar.

 

【書籍概要】

Sarah Bildstein / 100 Spectres

Verlag für moderne Kunst
ハードカバー
280 x 210 mm
140ページ
2021年

[Exhibition] Takashi Homma / REAL ESTATE OPPORTUNITIES

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、ホンマタカシによる「REAL ESTATE OPPORTUNITIES」の出版を記念し、展覧会を開催いたします。

©︎Takashi Homma Courtesy of TARO NASU

【展覧会概要】

Takashi Homma / REAL ESTATE OPPORTUNITIES

会場:POST
  〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期:2022年3月1日(火)~2022年4月3日(日)
時間:11:00-19:00
定休日:毎週月曜日
協力: TARO NASU

 

今回出版される「REAL ESTATE OPPORTUNITIES」は、ホンマタカシ、田中義久、POSTの三者による共同プロジェクトとして2014年にスタートしたエド・ルシェへのオマージュシリーズです。

エド・ルシェはアメリカ出身のアーティストで、1960年代から1970年代にかけて写真を用いた一連のアーティストブックを制作しています。そのアーティストブックは、後世のアーティストや写真家たちに大きな影響を与え、再解釈やイミテーション、パロディーなど、世界各国の作家たちによる多様なオマージュを生み出しました。
そうして生まれたオマージュ作品は世界で100冊以上にのぼり、その出版物をルシェ自身が容認することにより、アーティストブックの在り方や解釈が大きく広がりました。

「REAL ESTATE OPPORTUNITIES」はホンマにとって10作目の刊行となります。
オリジナル版では、ロサンゼルスの販売中の土地の写真が収録されており、ホンマは東京の販売中の土地の写真を撮影し、一冊にまとめました。
この機会を記念し、展覧会では「REAL ESTATE OPPORTUNITIES」の他に同シリーズの過去のプリント作品から数点、そして今までホンマが刊行したルシェのオマージュ作品集を全て展示いたします。

また会場では作品集「REAL ESTATE OPPORTUNITIES」の他に、過去作の販売も行う予定です。

過去作と合わせて一連のシリーズをご覧いただける機会となっておりますので、みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。

 

【書籍概要】

タイトル:REAL ESTATE OPPORTUNITIES

ソフトカバー
177 x 140 mm
白黒図版 48p
3,000円 + 税

[Exhibition] Ruth Van Beek

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、オランダのアーティスト、Ruth van Beek(ルース・ファン・ビーク)の展覧会を開催します。
今回は、彼女にとって日本で初となる個展で、オリジナル作品が日本で展示されるのも本展が初となります。

©︎Ruth van Beek

【展覧会概要】

Ruth Van Beek
会場:POST
   〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 
会期:2021年12月4日(土)~2022年1月9日(日)
時間:11:00-19:00
定休日:毎週月曜日 
*年末は12月26日まで、年始は1月4日より営業いたします。

彼女は1977年生まれ、オランダのコーフ・アーン・デ・ザーンを拠点に活動しています。影や暗い背景、ジェスチャー、作品を乗せる台座など、写真表現で確立された視覚的なコードを用いながら、たとえ対象物が何なのか分からなくても、見せられた対象物の希少性や重要性を信じるように鑑賞者を導こうとします。

©︎Ruth van Beek

彼女は、増え続ける自身の写真素材のアーカイブから、絶えず変化する方法でイメージをアレンジしてきました。コラージュの主な素材は、ヨーロッパやアメリカの中古品店で見つけた、盆栽の手入れ方法、サボテンの育て方、日本の華道をテーマにした書籍などを含む、50年代、60年代、70年代の専門書や雑誌です。そのアーカイブを切ったり折ったり、水彩画用紙の形を加えたり、見つけた写真同士を視覚的に結びつけたりすることで、形・スケール・色を反響させ、しばしば不穏な、時にはコミカルな効果をもたらしています。また、作家によるあからさまな介入は作品の中心的な特徴にもなっています。
奇妙で遊び心のある作品群を会場でぜひご覧ください。

©︎Ruth van Beek

[Exhibition] Fleur van Dodewaard / left hand right hand

Added on by Yusuke Nakajima.

POSTでは、9月4日(土)より、Fleur van Dodewaard (フルール・ファン・ドーデワード) による展覧会「left hand right hand」を開催致します。

©︎Fleur van Dodewaard

【展覧会概要】
Fleur van Dodewaard 「left hand right hand」

会場: POST
  〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2021年9月4日(土)~2021年10月3日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
協力:
torch press
Embassy of the Netherlands Tokyo
Mondrian Fund Netherlands
AFK AmsterdamFund of the Arts
KAIR Kamiyama Artist in Residence

オランダのコンセプチュアル・アーティスト、フルール・ファン・ドーデワードの活動は、写真、彫刻、絵画の交差点に位置しています。彼女は、これらのメディアの特徴、歴史、可能性を互いに関連づけて遊び、実験してきました。

本プロジェクトでは四国にある小さな村、神山町に住むさまざまな年齢の女性、男性、子供たちが、使い捨てカメラを使って写真を撮影しました。レジデンスの来日が叶わなかったファン・ドーデワードによる指示書に従って、色、動き、彼らの愛する人とその周辺の写真が撮られたのです。この作品はCOVID-19の世界的流行に呼応して生まれたもので、制限された時間の中でも自由を祝福し、海を越えて絆を築き、そして思い描いた場所に心の旅をすることを目的として制作されました。

プロジェクトに参加した15人が、それぞれ27枚撮りのカメラを使用し、1枚ずつ与えられたテーマに沿って撮影を行った今作品。お気に入りの靴、水道から流れる水、ジャンプする大人など与えられた27個のテーマを撮影するチャンスは1度だけという条件のもと、一つの指示に基づく15のバリエーションで構成された作品が完成しました。

POSTでは、写真集の制作過程もお楽しみいただけるプリントシートの展示と、作品集の販売を行います。

この機会にぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。

 
スクリーンショット 2021-08-31 15.45.03.png

【書籍概要】

タイトル:left hand right hand
アーティスト:Fleur van Dodewaard
出版社:torch press
価格:¥2,500 (+tax)
発行年:2021年
仕様:ソフトカバー/300 x 160 mm/128ページ
デザイン:若林亜希子
ISBN:9784907562311

©︎Fleur van Dodewaard

©︎Fleur van Dodewaard

フルール・ファン・ドーデワード(Fleur van Dodewaard)

1983年生まれ。オランダのリートフェルト・アカデミーを卒業後、ローマのMuseo d’ArteContemporanea、ロンドンのFlowers Gallery、オランダのCobra Museumなどで展覧会を開催。Foam Magazine の Talent Issue #28 でも選出され、作品はFoam のパーマネントコレクションとして所蔵されている。これまでの作品にコンセプチュアルアート作家、ソル・ルウィットによるアーティストブック『Variations of Incomplete Open Cubes]』を立体で再構築し、それを撮影した「131VARIATIONS」がある。
http://www.fleurvandodewaard.com/

[Exhibition] 石野郁和 / TINTED LINES

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、写真家・石野郁和による作品集『TINTED LINES』の出版を記念し、展覧会を開催いたします。 会場では作品集およびプリント付きのスペシャルエディションを先行販売し、本展に合わせて作家も来日致します。

© Fumi Ishino

【展覧会概要】
石野郁和「TINTED LINES」
会期: 2021年3月23日(火)~2021年4月18日(日)
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日
協力: torch press

石野は、2017年にMACKから『rowing a tetrapod』を刊行し、2019年には東京都写真美術館で開催された「小さいながらもたしかなこと日本の新進作家 vol.15」に参加するなど、視覚や言語による認識の揺らぎを用いて、さまざまなヒエラルキーを再考する写真作品を発表してきました。

「TINTED LINES」は、ロサンゼルスを歩きながら、場所や物事が区切られ、分断されるさまざまなシーンを切り取ることで、新たな視覚言語を生み出しています。見えるものも見えないものも含めて場所を分かつ線、その線が引かれた空間を跨ぐと監視、分類化された社会構造の層が浮き上がり、高級住宅街、再開発地区、公共施設、美術館、郊外、民族や人種によって区切られている地域で、領域や所有権のせめぎ合いが行われています。石野は、身体を使って移動することは境界線を引き直す行為だと捉え、写真はその過程を記録し、構図、光、シークエンスによって、固定化した空間の輪郭を滲ませようと試みます。 作品集と展示は相互にダイアログを形成しており、作品集では黒を基調とし、まるで映画のワンシーンが流れるように、淡々とイメージの断片が刻まれています。展示では分断された空間の接点を描写するため、出版物の内容及び編集でカットされた写真を融合、再生成した作品で構成しています。水、それは石野の住む都市において欠落しながらも重要な表象であり、歴史の中で文化が交差する流れを作ってきました。それを使い、OHPシートの乳剤を溶解することで視覚言語と空間の情報を解体、ぼかし、貼り合わせています。

イデオロギーや記号の縫われた線を濁し、内と外の関係性を曖昧にした時、私たちの視点や解釈はどのように揺れ動くのでしょうか。
石野の新作を作品集と展示の双方の異なるアプローチを通して、ぜひご高覧いただけますと幸いです。

© Fumi Ishino

【写真集概要】

タイトル: TINTED LINES
アーティスト: 石野郁和
テキスト: アマンダ・マドックス
(J・ポール・ゲティ美術館 アソシエイトキュレーター)
出版: torch press
仕様: 272 x 230 mm / コデックス装、ビニールカバー / 128P
言語: 日本語・英語
定価: 4,500円+税
ISBN: 978-4-907562-28-1 C0072
https://www.torchpress.net/product/2957/

プリント付きスペシャルエディション
オリジナルプリント(プリントサイズ216×279mm、絵柄2種より選べます)、作品集、特装箱入り、各エディション15
定価: 25,000円+税

【作家略歴】

石野郁和 | Fumi Ishino
1984年、兵庫県生まれ。2012年、ロチェスター工科大学卒業。2014年、イェール大学大学院修了。現在ロサンゼルスを拠点とする。
2015年、「ジャパンフォトアワード2015」受賞、「キヤノン写真新世紀」佳作。Fraenkel Gallery、FLAG Art Foundation、Houston Center for Photographyなどの展覧会に参加している。2017年に初写真集 『Rowing a Tetrapod』(MACK)を刊行。2019年に東京都写真美術館で開催された「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」展に参加。2021年に私家版『Index of Fillers』をAssemblyとの共作で出版、またtorch pressより『TINTED LINES』を刊行。

© Fumi Ishino

© Fumi Ishino

[Exhibition] 川内倫子/ as it is

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、写真家・川内倫子による作品集『as it is』の出版を記念し、展覧会を開催いたします。

©︎Rinko Kawauchi

【展覧会概要】
川内倫子「as it is」
会期:2020年9月4日(金)~2020年10月11日(日)
会場:POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:11:00-19:00
定休日:毎週月曜日

©︎Rinko Kawauchi

『as it is』は、川内倫子が自身の出産から約3年間、子育ての中で出会った子どもの姿や身近な風景を撮りためて 構成した新作写真集となります。初写真集『うたたね』(2001年)から20年という歳月の中で、日常の出来事か ら外の世界へとまなざしを向けながら、近作『Halo』(2017年)では、遠い宇宙を感じさせるイメージを切り開 いてきました。そこから『as it is』ではもう一度、自身の子どもや家族とともに、目の前の日常風景を見つめ直し、原点に立ち返っています。

3歳になるまでの子どもは、自我が芽生え始めながらも社会とは無縁に生きる、生の塊のような眩しさを持ち合わ せています。本作は、現在進行形で綴る家族の物語でありながら、子どもという生命力溢れる存在の普遍性にも 迫っています。四季の移り変わりを通じて出会う自然と光の美しさ、暮らしの中で見つける小さな生き物たち、 初めて体験する死という出来事―それらのささやかな物事に宿る生命の美しさと、その気づきから積み重なって いく日々。何気ない日々の切実さを改めて大切に思う現在だからこそ、これまでの風景が違う層を見せながら、 新しい時代を生きる私たちに寄り添います。

会場では作品集『as it is』の先行販売も行います。

この機会にみなさまのお越しをお待ちしております。

as-it-is-cover.jpg

【写真集概要】

タイトル:as it is
アーティスト:川内倫子

デザイン:若林亜希子
仕様:230 x 180mm/ソフトカバー(フランス装)
144P+テキスト差し込み18P
言語:日本語
定価:3,000円+税
ISBN978-4-907562-24-3 C0072
https://www.torchpress.net/product/2125/

©︎Rinko Kawauchi

【作家略歴】

川内倫子(Rinko Kawauchi) 1972年、滋賀県生まれ。写真家。2002年、『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年に第25 回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を 行う。
主な個展に、2005年「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」 カルティエ現代美術財団(パリ)、2012年「照度 あ めつち 影を見る」東京都写真美術館、2016年「川が私を受け入れてくれた」熊本市現代美術館などがある。著作は 写真絵本『はじまりのひ』(2018年)、作品集『Halo』(2017年)など多数。

©︎Rinko Kawauchi

[Exhibition] Noritake: WORKS

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、イラストレーターのNoritakeの初作品集「WORKS」の刊行を記念し、 展覧会を開催いたします。

【展覧会概要】
Noritake: WORKS

会期:
5月1日(金)~ Instagram、オンラインストアにて展覧会スタート
5月7日(木)~ 実店舗での展覧会オープン予定
6月14日(日)まで

※会期が上記日程まで延長となりました。

※コロナウィルスの感染拡大状況により、実店舗での展覧会スケジュールが変更になる可能性がございます。
最新情報は弊社SNSにてご確認くださいませ。
※オープン時は混雑を避けるため、お客様の入店数を制限させていただく場合がございます。ご理解の上、ご来店くださいませ。
※ 実店舗の休業中もオンラインでのご購入、お問い合わせは随時承っております。

会場:POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00-20:00
定休日:毎週月曜日
オンラインストア:www.post-books.shop
Instagram:@post_books

Noritakeは、自主的にプロダクト制作や出版、展示による活動を展開し、イラストレーターの新しいロールモデ ルを実践している点でも注目されています。いち個人が「絵を描くこと」を通じてどのように社会と関係を結べ るのか。Noritakeの活動のあり方は、イラストレーションという行為を改めて社会の中に生産的に位置付けよう としているのではないでしょうか。

デビューから現在にいたるNoritakeの仕事を400ページ以上の圧倒的なボリュームでまとめた初の単著作品集が 「WORKS」です。

「それぞれのプロジェクトが時間や空間を超えて書物という形態の中に編成されることで、どのように解釈され、 どのようなコンテクストに接続されるのか。本書もそのような意味で世界に対して投げかけられたプロジェクト であり、Noritakeのプロダクトである。」
(本書序文より)



本展は、本書に収録された作品群を抜粋し、空間に再編成することで、本書でのプロジェクトを立体的に構築しようとする試みです。また、本展に合わせて制作されたシルクスクリーン作品や「WORKS」特装版も先行販売いたします。

「WORKS」スペシャルエディション

【作品集概要】
タイトル:WORKS
編集:室賀清徳
デザイン:坂田佐武郎(neki inc.)
撮影:成田舞(neki inc.)

通常版
体裁:A5判、並製、432ページ
発行:グラフィック社
刊行日:2020年4月
ISBN:9784766133363
価格:3,200円+税

Special Edition
体裁:A5判、上製、432ページ
ハードカバー函入り、初版500部限定
発行:Noritake
刊行日:2020年5月
定価:8000円+税

【略歴】
Noritake
イラストレーター
モノクロドローイングを軸に広告、書籍、雑誌、 ファッション、壁画など国内外で活動。 デザインやディレクション、作家活動もおこない、 その活動は多岐にわたる。 イラストをもちいたノートなどのプロダクト制作も精力的におこなう。
https://noritake.org/

[Exhibition] シルビア・バタイユ「Trees - Images of timelessness 」

Added on by Yusuke Nakajima.

この度 POST では、Sylvia Bataille(シルビア・バタイユ)の展覧会「Trees - Images of timelessness」を開催します。

©︎Sylvia Bataille

シルビア・バタイユ「Trees - Images of timelessness 」

会期: 2019年12月10日(火) - 2020年1月19日(日)
会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3
時間: 12:00 - 20:00
定休日: 毎週月曜日
※年内最終営業日は 29 日(日)、年始は 5 日(日)より営業いたします。

シルビアはフランスに生まれ、現在はパリを拠点に活動しています。約 2 年前に POST で 開催した彼女の日本初となる展覧会「AUTOROUTE」では、近い彼女の心象風景を的確に 表現するためのモチーフとして疾走する車を描いたシリーズを銅版画で発表しました。2 度 目となる今回も、版画で制作された作品を展示します。

今回の作品のモチーフとして採用された木々は、フランスの中心部にある、気候の厳しい山にまばらに生えていたものでした。それぞれの木々がそこに存在している有り様が、彼らの物語を伝えるものだと彼女は感じたと言います。

シルビアはピンホールカメラを用いてその木々を撮影し、独特な質感が魅力となった像を用いて版画の作品に仕上げました。「AUTOROUTE」にも通じる、静寂とある種の狂気を感じさせる作品群をぜひご覧ください。

Sylvia Bataille(シルビア・バタイユ)
1963年フランス生まれ。メゾチントを用いた銅版画のほか、写真やイラストレーションなども手掛ける。2010年にはChamalières Triennale、2011年にはSaint-Maure Estam Biennaleで優秀賞を受賞。近年の展覧会に[pinehole photographs /Indian Heritage Gallery](2018)、[mezzotints and pinhole photographs /Univer Gallery] (2017)などがある。

[Exhibition] 渡部睦子 / NETTING AIR ー FROM THE LOW LAND:空を編むー低い土地から

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、オランダ・アムステルダムを拠点に活動するアーティスト・渡辺睦子の展覧会「NETTING AIR ー FROM THE LOW LAND:空を編むー低い土地から」を開催します。



渡部はアートを介し異なる国や文化、コミュニティを訪れ、「地元の人に何かを教えてもらう」ことをキーワードにさまざ まな形態を用いて作品の制作を試みています。アムステルダムにあるロイドホテル&カルチャーエンバシーで初めてのアーティスト・イン・ レジデンスの作家として制作した《ロイド・ライフ》(2010年)や、2018年には老舗写真美 術館であるハウス・マルセイユ写真美術館(オランダ)で展示を開催するなど、精力的に発表の場を広げています。 はじめてとなる作品集の発売を記念した本展では、ハウス・マルセイユ写真美術館で展示された新作《The Third House Owner》のプレビュー・バージョンの映像作品や、代表作のひとつ 「Survival Net Project」を、POSTの空間ならではの鮮やかな構成で紹介します。

Installation view of The Third House Owner, 2018, Huis Marseille Museum for Photography, Amsterdam
© Chikako Watanabe

<展覧会概要>
渡部睦子 / NETTING AIR ー FROM THE LOW LAND:空を編むー低い土地から
会期:2018年9月28日(金) - 10月21日(日)
オープニングレセプション:2018年9月28日(金) 19:00-21:00
スペシャル・パフォーマンス:MAMIUMU
会場:POST
   〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 - 20:00
定休日:毎週月曜日
協力:オランダ大使館

<書籍概要>

23年の間に制作してきた作品の中から「Survival Net Project」、「Tide」、「Lloyd Life」、「Island Tracing」、「Dog Folly」の5つのプロジェクトを選び、アイデア・スケッチや、リサーチの様子、 実際の展示風景やパフィーマンス写真などと共に、自身が書き下ろしたふんだんなテキストを交え、構成された作品集。

5プロジェクトごとに、彼女の制作に関わってきたアートディレクターや知識人による寄稿文 も収録。巻末には主だった活動一覧を写真とテキストで掲載し、これまでの制作を多角的に掘り下げた一冊となりました。

執筆陣:アブドゥルラッハマン・ギュルベヤズ(言語学者)、マシャ・ルーシンク(美術史家)、スザンヌ・オクセナー(キュレーター / アーティスティック・ディレクター)、原久子(アートプロデューサー)、イヴォンヌ・トゥイスク(アラード・ピアソン博物館財務責任者)

タイトル:Netting Air - From the Low Land 空を編むー低い土地から
著者:渡部睦子
執筆:アブドゥルラッハマン・ギュルベヤズ、マシャ・ルーシンク、スザンヌ・オクセナー、 原久子、 イヴォンヌ・トゥイスク

デザイン:ヒロイクミ
定価:4,800円(税別)
判型:B5判タテ / ハードカバー(コデックス装) / 142ページ
テキスト:日英
発行日:2018年9月

ISBN:978-4-908062-21-6

発行元:HeHe / ヒヒ



<作家略歴>

渡部睦子(Chikako Watanabe)


1969年愛知県刈谷市生まれ。
1992年京都市立芸術大学美術学部工芸陶磁器科卒業、1994年同大学大学院美術研究科修了。
2002年ライクスアカデミー(オランダ国立芸術アカデミー)アムステルダム修了。
1995年よりオランダを拠点に活動。
制作するプロセスを重視し、偶然にそこで見つけたものから生まれてきた作品は、新しいコミュニケーションのツールとなっている。その土地で出会った年齢や職業など多岐にわたる人々や、またミュージシャンやクリエイターとのコラボレーションを重ねながら、記憶と現実が交 錯する「場」を創造している。
美術館やギャラリーのみならず、公共空間でも作品制作を依頼され、国内外で展示・発表している。オランダ・アムステルダム在住。
www.chikahome.nl/

[Exhibition] ARTIST | WORK | LISSON

Added on by Yusuke Nakajima.

1967年の設立以来、世界的なアーティスト達と共に現代アートシーンに大きなインパクトを与え続けているイギリスを代表する老舗アートギャラリー「LISSON GALLERY」。2017年に創立50周年を迎えた同ギャラリーが、これまでのアーティスト達との歩みやギャラリーの歴史を貴重な資料を元に制作したアーカイブブック『ARTIST | WORK | LISSON』の刊行を記念し、 POSTでフェアを開催いたします。

『ARTIST | WORK | LISSON』は、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović)に始まり、アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)、ローレンス・ウィナー(Lawrence Weiner)まで、同ギャラリーに所属してきたアーティスト達をアルファベット順に掲載。1000 ページを超えるボリュームとなる同書には、同ギャラリーで行われてきた 150 名以上のアーティスト達による 500 以上に及ぶ展覧会記録と共に、この半世紀で重要とされてきた批評家達が寄せたテキストやレビュー、過去出版物からの抜粋などが添えられる形で収録。これらのアーカイブの中には、リチャード・ディーコン(Richard Deacon)によるスケッチやソル・ルウィット(Sol LeWitt)が手書きで残したカタログレイアウト、更にはカール・アンドレ(Carl Andre)の書いたインスタレーションの指示書にダン・グラハム(Dan Graham)の展覧会メモに加え、アーティスト達がギャラリーの創設者、ニコラス・ログズデイル(Nicholas Logsdail)に宛てたポストカードなど、多種多様な資料も収められており、非常に充実したコレクションが詰まった1冊となっています。

本書のデザインはオランダ人デザイナー、イルマ・ボーム(Irma Boom)によって手掛けられ、表紙には、1970 年代から同ギャラリーに所属してきたフランス人アーティスト、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)が特別に制作したアートワー クが起用されています。

今回のフェアでは、LISSON GALLERY が所属アーティスト達に依頼をし、特別に制作された各アーティスト 10 部限定のリミテッドエディションも展示販売。アーティストが直接カバーにアートワークを施した“ハンドメイドエディション ” と、本書の為に提供されたアートワークをデジタルプリントした“デジタルエディション”の2種類をセレクトしご紹介します。その他、本書デザイナーのイルマ・ボームが本フェアの為に特別にデザインをしたポスターや、同ギャラリー のトートバッグなどの関連グッズも展開します。

また今回のフェア開催に伴い、LISSON GALLERY より『ARTIST | WORK | LISSON』の編集者であり同ギャラリーのコンテンツ・チーフを務めるオシアン・ワード(Ossian Ward) が来日し、TARO NASUでの個展「Moonlighting」(5月19日〜6月16日)開催に伴い来日となるライアン・ガンダー(Ryan Gander)をゲストに迎えてのトークイベントを開催いたします。

展示概要

会期:2018年5月15日(火)〜 6月3日(日) 
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00-20:00 / 月曜定休
電話:03-3713-8670
http://post-books.info
企画:twelvebooks
協力:LISSON GALLERY、TARO NASU

アーティストトーク

日時:2018年5月18日 (金) 17:30-18:30 ※17:00 開場
場所:POST
登壇者:Ryan Gander
定員:35 名
料金:1,000 円(税込)

※2018/5/16(水)追記
本イベントは定員に達したため、お申込を締め切らせていただきました。


ライアン・ガンダー「Moonlighting」
日程:2018年5月19日(土) - 6月16日(日)
場所:TARO NASU
住所:東京都千代田区東神田1-2-11
時間:10:00-18:00 / 日月祝 休
詳細:http://www.taronasugallery.com/exhibition/forthcoming/

Ryan Gander_photo by Freeman Abayasekera.jpg

作家略歴
ライアン・ガンダー | Ryan Gander
1976年イギリス、チェスター生まれ。イギリスとオランダで美術を学び、現在ロンドンを拠点として活動する。2000年代初頭より、CCAワット・インスティテュート現代美術館(2007)やアムステルダム市立美術館(2007、2003)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(2010)、パレ・ド・トーキョー(2012)など世界中の現代美術館で数多くの個展を開催、またドクメンタや各地のビエンナーレをはじめとした展覧会へも参加し、受賞を重ねる。日本では銀座メゾンエルメス(2011)国立国際美術館(2017)などで個展を開催。作品はテート・モダン等世界各国の美術館に所蔵されている。

 

書籍概要

タイトル:『ARTIST | WORK | LISSON』
ページ:1,152 ページ
サイズ:297 x 210 mm
ISBN:978-0-947830-63-2

刊行年:2017 年
出版社:LISSON GALLERY
国内流通:twelvebooks
価格:12,000 円(税別)

リミテッドエディション / 参加アーティスト

ハンドメイドエディション:
リチャード・ロング(Richard Long)/ マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović)/ リチャード・ディーコン (Richard Deacon)/ アンジェラ・デラクルス(Angela de la Cruz)/ ライアン・ガンダー(Ryan Gander)/ クリスチャン・ ヤンコフスキー(Christian Jankowski)/ ジョイス・ペンサトー(Joyce Pensato)/ スタンレイ・ホイットニー(Stanley Whitney)

デジタルエディション:
アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)/ コリー・アーケンジェル(Cory Arcangel)/ アート & ランゲージ(Art & Language)/ ア ダム・ブルームバーグ & オリバー・チャナリン(Adam Broomberg & Oliver Chanarin)/ トニー・クラッグ(Tony Cragg)/ シール・フロイヤー(Ceal Floyer)/ スペンサー・フィンチ(Spencer Finch)/ カルメン・エレーラ(Carmen Herrera)/ アニッ シュ・カプーア(Anish Kapoor)/ ティム・リー(Tim Lee)/ 宮島達男 / ジョナサン・モンク(Jonathan Monk)/ ジュリアン・ オピー(Julian Opie)/ フロリアン・プムヘスル(Florian Pumhösl)/ ラシッド・ラーナ(Rashid Rana)/ ヨリンデ・フォー クト(Jorinde Voigt)/ チャード・ウェントワース(Richard Wentworth)

LISSON GALLERY | リッソンギャラリー
イギリス人アートディーラー、ニコラス・ログズデイル(Nicholas Logsdail)によって設立されたアートギャラリー。 1967 年の設立以降、数多くのアーティストたちのキャリア発展に大きく貢献してきており、出身アーティストにはソ ル・ルウィット(Sol LeWitt)やリチャード・ロング(Richard Long)といったミニマル・アートやコンセプチュアル・アー トの重鎮に加え、アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)やリチャード・ディーコン(Richard Deacon)、シラゼ・ハウシャリー(Shirazeh Houshiary)、トニー・クラッグ(Tony Cragg)らイギリスを代表する彫刻家たちが名を連ねる他、アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)やダニエル・ビュレン(Daniel Buren)、ライアン・ガンダー(Ryan Gander)、宮島達男、ジュリアン・ オピー(Julian Opie)など国際的なアーティストを数多く取り扱う。2017 年にギャラリー創立 50 周年を迎えた。www.lissongallery.com

同時開催
LISSON GALLERY 50th ANNIVERSARY『ARTIST | WORK | LISSON』刊行記念フェア

会場:代官山 蔦屋書店
会期 : 2018 年 5 月 11 日(金)〜 27 日(日)
住所:東京都渋谷区猿楽町 17-5
営業時間 : 7:00 ~ 深夜 2:00 (店舗営業時間に準ずる)
電話 : 03-3770-2525
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/04/lisson-gallery-50th-anniversary-artist-work-lisson.html
企画:twelvebooks
協力:LISSON GALLERY、Tatsuo Miyajima Studio

アーティストトーク

日時:2018年5月11日(金)19:30-21:00 ※19:15 開場
場所:代官山 蔦屋書店 1 号館 2 階 イベントスペース
登壇者:宮島達男、Ossian Ward
定員:70名
料金:『ARTIST | WORK | LISSON』購入(12,000 円 / 税別)もしくはイベント参加券(1,500 円 / 税込) http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/04/lisson-gallery-50th-anniversary-artist-work-lisson-1.html

[Exhibition] ベク・スンウ / I’m a Picture-Grapher: この時代の写真に関して

Added on by Yusuke Nakajima.

この度 POSTでは、韓国の写真家ベク・スンウ展覧会「I’m a Picture-Grapher: この時代の写真に関して」を開催します。

Wholeness, 2016, Digital Pigment Print
© Seung woo Back

ベク・スンウは1973年韓国のデジョン(大田)出身。韓国で写真を専攻し、2001年イギリスのロンドンに移住、ファインアートと理論の修士を取得しました。2007年インサアートセンターにて開いた個展<Real World>をきっかけに韓国に帰国し、これまでにニューヨークやパリ、東京、ソウルなど、世界各国で作品を発表してきました。
イメージの客観性や直接性、普遍性などに疑問を問いかけ、写真の表と裏に隠れているストーリ、そして現実と非現実にある間隙を捉える作品を作り続けています。

自分のことを写真家ではなくPicture-Grapherと命名するベク・スンウは写真に対する固定概念や変化された写真の地形に対して空白を埋めながら実験を行うことが自分だけの媒体を作ることだと話します。

今回開催する<I’m a Picture-Grapher: この時代の写真に関して>はベク・スンウの新作<ブランクメディア>で構成された作品集の出版記念展示です。2016年韓国の国立現代美術館が主催するKorea Artist Prizeの展示で発表したこの作品は、今までの彼が考える媒体としての写真に関する考えの延長線として制作されました。また、今回のPOSTで開催する展覧会に合わせ開催するトークイベントはベク・スンウが考える写真に対する認識と、それに関した質問について対話する場となることを目指しています。彼が言う<ブランクメディア>とは、記録媒体の中に既に書き込まれている固定のデータ以外の、なにも記録されていない空白の状態のスペースを意味しています。作家は写真を一つの媒体として理解し、作品を制作する行為をこの空いたスペース、まだ何も書かれていない空間を埋めていくことで様々な実験を行っています。

展覧会期中に開催するアーティストトークでは、インディペンダントキューレターの菅沼比呂志,キム・ジョンウン編集長(IANNBOOKS)と対談する予定です。

また、会期中にはベク・スンウと川内倫子のコラボレーションによるIANNBOOKSの新刊、[Compostion No.1 Seung Woo Back x Rinko Kawauchi]のブックローンチイベントも予定しています。

11 Players, 2016, Digital Pigment Print, 43 x 269 cm
© Seung woo Back

[展覧会]
会期:2017年9月1日(金) - 9月24日(日)
会場:POST
   150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 - 20:00 月曜休

 

[関連イベント]
オープニングパーティー
日時:9月1日(金) 18:00 - 20:00

アーティストトーク
日時:9月3日(日) 17:00 - 19:00
ゲスト:菅沼比呂志(インディペンデントキュレーター)
    キム・ジョンウン(IANNBOOKS)
要申込、無料 定員:35名

ご参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記してお申し込みください。

 

協力:IANNBOOKS, Gana Art Center

BLANK MEDIUMPublished by Gana Art Center, 2017

BLANK MEDIUM
Published by Gana Art Center, 2017

[略歴]
ベク・スンウ (Seung woo Back) 1973年韓国のデジョン(大田)で生まれた。韓国で写真を専攻し、2001年イギリスのロンドンに移住、ファインアートと理論の修士を取得した。2007年インサアートセンターにて開いた個展<Real World>をきっかけに韓国に帰国。ニューヨークやパリ、東京、ソウルなどで個展を開いた経歴を持っている。イメージの客観性や直接性、普遍性などに疑問を問いかけ、写真の表と裏に隠れているストーリ、そして現実と非現実にある間隙を捉える作品を作り続けている。
代表作として<Real World>(2004-2006, 2006-2008), <Blow Up>(2005-2007), <Utopia>(2008-2011), <Seven days>(2010-2011), <Archive Project>(2011), <Memento>(2011), <Re-Establishing shot>(2012), <11Players>(2016), <Whole- ness>(2016), <Framing From Within>(2016), <Betweenless>(2016)などのシリーズがある。

代表的な個展は<Blank Medium> 国立現代美術館ソウル館, 大韓民国, 2016, <Walking on the Line> CentreA, バンクーバー, カナダ, 2015, <Gaps, Unrealistic Generals> ガナアートセンター, ソウル, 大韓民国, 2012, <Memento> Doosanギャラリー, ニューヨーク, アメリカ, 2012, <Deferred Judgment> アートソンゼセンター, ソウル, 大韓民国, 2011, <Blow up> Misashinギャラリー, 東京, 日本, 2011など。 代表的な受賞暦は2016年韓国国立現代美術館のKorea Artist Prize2016 ファイナルリスト, 2010年ILWOO写真賞, 2001年写真批評賞(タ イムスペース)などがある。

代表的な出版物は<Blank Medium> IANNBOOKS, 2017, <Nobody Reads Pictures> 現実文化, SAMUSO, 2011, <Real World> Foil, 2007などがある。
所蔵している美術館は韓国の国立現代美術館, ソウル市立美術館, デグ美術館, アートソンゼセンター, Doosan Yeon-Gang文化財団, Kumho美術館, イギリスのポートフォリオファウンデーション, Michael G. Wilsonコレクション, アメリカのヒューストン美術館, シカゴ現代写 真美術館, サンタババラ美術館, サンフランシスコ現代美術館, オーストラリアのART Gallery of New South Walesなどがある。

[Exhibition] THE STUDY OF NEW HEAD DESIGN by Tomihiro Kono

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、ヘアスタイリストとして世界で活躍する、河野富広の作品集[HEAD PROP studies 2013-2016]の刊行に合わせた展覧会を開催します。

河野富広は、ヘア表現の延長線上に《ヘッドプロップ》という新たなジャンルを確立し、頭のデザイン表現の可能性を試すべく独自の道を切り開いてきました。河野にとってオリジナリティのあるhead prop designを創り出すことは、純粋に作品制作に対する情熱であり、表現に対する飽くなき探究心の表れでもあります。

今回の展示は、河野富広の作品集「HEAD PROP studies 2013-2016」の出版にあたり、約20年のキャリアの中でも2013-16年の作品に焦点を当て、渋谷・東の(PLACE) by methodと連動しながら二つのギャラリーで完結するプレゼンテーションをいたします。

本展では河野が制作したヘッドピースのインスタレーションを軸に、ポスター、写真の展示販売、過去の実験的ショートフィルム上映、また本書のダミーブックをあわせて展示いたします。普段は主にランウェイというステージであらわれるヘッドピースの実物を間近に見られること、また彼の制作プロセスを垣間見ることができる貴重な機会です。
ぜひ足をお運びください。

(PLACE) by method x POST 連動企画
会期:8月1日(火)-8月26日(土)
※日曜日、お盆8月11日(金)-16日(水)は閉廊
時間:12:00 〜19:00
会場:(PLACE) by method
   150-0011 東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14
https://goo.gl/6LC68X

 

写真集概要
Tomihiro Kono [HEAD PROP studies 2013-2016]
著者:TOMIHIRO KONO
出版日:2017/04/01
出版社:Konomad Editions
発行部数:500部 + limited editions
ページ数:232ページ
価格:7,600円+税

展覧会
会期:2017年8月17日(木) - 8月27日(日)
時間:12:00 ~20:00
会場:POST

 

トークイベント
日時:8月18日(金) 18:30 - 20:00
ゲスト:山田遊(method)
要申込
定員:35名
参加費:500円 / 1ドリンク

ご参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記してお申し込みください。

 

クロージングパーティー
日時:8月26日(土) 18:00 - 20:00

© konomad editions

略歴
河野富広
1980年 愛媛県生まれ。
美容師として約10年間日本でヘアカットの技術を磨く傍ら、結髪の手ほどきを受ける。
2007年渡英。セッションヘアスタイリストとして、 海外のファッション誌やアート誌を手がけながら、ヘッドプロップ アーティストとして注目を浴び、様々なアーティストとコラボレーションを行う。
2010年9月、ロンドンファッションウィークにて自身プロ デュースによる初のhead prop collectionのパフォーマンスショーを行い、Dazed & Confused, Another, Viceなど多数のメディアに 注目される。
2011年NEWS WEEK JAPAN世界が尊敬する日本人25人の一人に選ばれる 。
2013年よりニューヨークに拠点を移す。
JUNYA WATANABE Comme des garçon 2014AW-2016AW レディス、メンズ合わせ計9回のショーのヘ ッドデザインを手がける。
2017年4月にHEAD PROP の本を出版するにあたり、konomad editionsというindependent publisherを立ち上げ、
その本はVOGUE (ITALIA, PARIS,USA),10 magazine, Dazed & Confused,
Another, Document Journal, Office magazineなどで注目を浴びる。

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海外メディアのインタビュー・記事一覧

VOGUE USA
VOGUE ITALIA
VOGUE PARIS
INFRINGE
ANOTHER
DAZED & CONFUSED
10
DOCUMENT JOURNAL
METAL
MUSE
OFFICE
NR
TUSH

[Exhibition] 川内倫子写真集[Halo]通常版:予約受付

Added on by Yusuke Nakajima.

川内倫子写真集[Halo]、通常版の先行発売分が完売いたしました。
本展会期中には、ご予約にて承ります。
なお、9月上旬にはお渡しできる見込みです。

<予約特典>
■川内倫子サイン入り
■7/16(日)開催の、クロージングトークイベントの参加費が無料(通常 1,500円)

詳しくは店頭にてお問い合わせください。

[Talk Event] 川内倫子写真展[Halo] クロージングトークイベント

Added on by Yusuke Nakajima.

現在POSTと森岡書店の2店舗で開催中の川内倫子写真展[Halo] に際して、クロージングトークイベントを開催する運びとなりました。

川内倫子写真展 Halo クロージング・トークイベント
川内倫子 x 濱田祐史 x 森岡督行(森岡書店) x 中島佑介(POST)

日時:7月16日(日)14:00~(受付13:30)
会場:森岡書店
参加費:1500円(川内倫子写真集『Halo』を、森岡書店もしくはPOSTにてご予約の方は参加無料)

※要予約(電話にて承ります)
 森岡書店 03-3535-5020

[Exhibition] Rinko Kawauchi : Halo

Added on by Yusuke Nakajima.

 6月30日より、川内倫子 [Halo]を開催します。

 オリジナルの写真集としては、2013年に発表した『あめつち』から4年振りとなる、全点デジタルで撮影された、川内倫子の最新写真集『Halo』の発売に先駆け、POSTと森岡書店の二カ所で写真展を開催、会場にて先行発売します。

©️ Rinko Kawauchi

 2010年のブライトン・フォトビエンナーレのコミッション・ワーク以降も撮影を続けている、イギリスで撮影された、旋回を繰り返す無数の渡り鳥の姿。中国・河北省の村で300年以上続く「灯樹花」という祭りでは、花火の代わりに鉄くずを溶かし壁にぶつける勇ましい男たち。また、神在月と呼ばれる旧暦の10月に出雲大社で執り行われる神迎祭。八百万の神々を迎えるため、夕刻、稲佐の浜で御神火が焚かれる。参拝者が見守るなか夜の海には雨粒が光る。
 「円光」や「後光」という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が、銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもあるHaloと題された本作は、自然と人間の潜在的な関係性と、祈りにも似た生命の力強さが、暗闇に対する恐怖と静寂、光に向けての希望と喜びを内包し描かれる。これまでの作品からさらなる飛躍をみせる、川内倫子の新境地です。

POSTは本邦初公開の映像をメインに、森岡書店ではプリント作品をメインにした展示を予定。2カ所をめぐることでさらに見え てくる「Halo」の世界観をおたのしみください。各会場にて、展覧会に合わせて制作したプリント付き限定版の販売もいたします。
 

[展覧会概要]
◉2017年6月30日(金)─ 7月23日(日)
会場:POST
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
Tel: 03-3713-8670
12:00–20:00 定休日:月曜(祝日の場合は通常営業)
www.post-books.info
オープニングレセプション: 6月30日(金)19:00─ 21:00

©️ Rinko Kawauchi

[同時期開催]
◉2017年6月27日(火)─ 7月16日(日)
会場:森岡書店
東京都中央区銀座1-28-15鈴木ビル
Tel: 03-3535-5020
13:00–20:00(7月16日は17:00まで) 定休日:月曜

トークイベント 川内倫子×小林エリカ
7月2日(日) 16:00–(15:30より受付)
会場:森岡書店(東京都中央区銀座1-28-15鈴木ビル)
参加費:1500円
*要予約。電話にて承ります。森岡書店 Tel: 03-3535-5020

川内倫子写真集 Halo
定価:7,800円(税別)
判型:315 x 230 mm/ハードカバー/96ページ(カラー図版48点)帯状ケース付き
テキスト:日本語
ISBN978-4-908062-19-3 C0072
発行:HeHe www.hehepress.com
*本書は、アメリカ・Aperture社との共同出版です。

[Exhibition / Start] Screen Tests / A Diary

Added on by Yusuke Nakajima.

本日5/12(金)、アンディ・ウォーホルとジェラード・マランガによるアートブック[Screen Tests / A Diary]の復刻版が発売となりました。
本書の出版を記念して、POSTでは展覧会がスタート。
本展は、本の見開きページを抜粋した壁面展示と、映写機によるスライド上映とで構成されています。

[Exhibition] Screen Tests / A Diary

Added on by Yusuke Nakajima.

5月12日(金)に刊行する
アンディ・ウォーホルとジェラード・マランガによるアートブック[Screen Tests / A Diary]の復刻に合わせ、展覧会を開催します。

[展覧会概要]
Screen Tests / A Diary
会場:POST 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3
会期:2017年5月12日(金)~6月4日(日)  12:00〜20:00 月曜休

展覧会では、本書に収録されたポートレート写真と散文詩を用いたインスタレーションで構成されます。ぜひご高覧ください。

*書籍概要はこちら

[Screen Tests / A Diary] 復刻版
2017年5月12日(金)発売予定
ソフトカバー / 253mm x 188mm / 216ページ / 53図版※
初版2,000部 / 日本限定販売
本体価格:4,800円+税
※1967年刊行のオリジナルには54図版が収録されていますが、復刻版は1図版が省かれています。

[Screen Tests / A Diary] Reprint Edition
Will be published on May 12th, 2017
Softcover / 253mm x 188mm / 216 pages / 53 illustrations*
2,000 editions / Limited distribution in Japan
Price: 4,800yen+tax
*The original edition published in 1967 had 54 illustrations, however, 1 illustration was excluded in this reprint edition.

ご注文はこちら

Copyright © 2017 Gerard Malanga
First Edition Copyright © 1967 Kulchur Press
All rights reserved.

[Exhibition] 津田直: IHEYA・IZENA

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、写真家 津田直による新作写真集[IHEYA・IZENA]の刊行に合わせた写真展を開催いたします。
[IHEYA・IZENA]は、limArtから刊行された[SAMELAND](2014)、[NAGA](2015)に続く、フィールドワークから生まれた写真集の第三弾となります。

[IHEYA・IZENA]  © Nao Tsuda 2016.

沖縄本島北西部に位置する二つの小島、伊平屋島と伊是名島。

津田は四年前に拠点を九州へ移しましたが、それは南方へと繋がる道を開くためだったのかもしれません。数年間をかけ二つの島を訪れ、島に住む人々との交流を重ねながら、暮らしの中に潜む小さな行いに目を向けていきました。それらは、天を仰ぐクバの茂み、お盆に先祖 を迎え・送りをする人々、供物が捧げられた聖域での祈り、古から受け継がれてきた神事に見る神人と子供の姿、就学のため春には島を離 れるという少女の踊り、雨水の滴る月桃の花、風の岩からの眺め...、という姿で現れてきました。

[IHEYA・IZENA]  © Nao Tsuda 2016.

2014年からスタートした津田直のフィールドワークのシリーズは、本書をもって一つの目標地点に到達します。
北欧のサーメ人たちを被写体にした[SAMELAND]、ミャンマーの北西部に住むナガ族を被写体にした[NAGA]、そしてこの度刊行する[IHEYA ・ IZENA]の三作品は、地理的には遠く離れていますが、いずれの土地にも人々の暮らしの中心には現代の社会が失いかけている信仰の存在があり、これらの辺境とも言える小さな地域に残っている文化や生き方を知ることで、我々に“今日の在り方”を見つめ直すきっかけを与えてくれているのではないでしょうか。
フィールドワークシリーズの最後となる本書の刊行に伴って開催される展覧会は、本書の刊行元であるlimArtが運営するアートブックショップ[POST]、47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行い、沖縄にも店舗を設ける[D&DEPARTMENT]との共同開催となります。
現代の社会が再考すべき価値観をフィールドワークのシリーズで提示する、津田 直の新しい試みをぜひご高覧ください。

[IHEYA・IZENA]  © Nao Tsuda 2016.

【展覧会】
会場:POST
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
T 03 3713 8670
W http://post-books.info/
会期:2016年8月19日(金)〜9月17日(土) 月休み
時間:12:00~20:00

オープニングレセプション:2016年8月19日(金) 19:00~21:00

トークイベント:2016年8月20日(土) 18:00開場 / 18:30スタート
場所:POST
定員:35名
参加費:1,000円
※定員に達しましたので、お申込を終了しました。

 

会場:D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWA STANDARD
沖縄県宜野湾市新城2-39-8 2階
T 098 894 2112
W http://www.d-department.com
会期:2016年9月9日(金)〜10月4日(火) 水休み
時間:11:00~19:30

トークイベント:2016年9月10日(土) 18:00開場 / 18:30スタート

 

共催
POST
D&DEPARTMENT PROJECT

協力
伊平屋村役場 一般社団法人いぜな島観光協会
Taka Ishii Gallery Photography / Film

[IHEYA・IZENA]  © Nao Tsuda 2016.

【写真集概要】
タイトル:IHEYA・IZENA
写真:津田直
テキスト:津田直、豊見山愛
アートディレクション&デザイン:田中義久
発行:limArt
仕様:182mm x 220mm 144ページ フルカラー 75図版 日英バイリンガル
初版 1,000部
ISBN:978-4-9907173-6-0
価格:3,000円+税

 

豊見山愛
沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員。浦添市美術館、沖縄県立芸術大学図書・芸術資料館を経て、現職。
おもな展覧会:「岡村吉右衛門コレクション 台湾原住民の染織」(1997年、沖縄県立芸術大学図書・藝術資料館)、現職では「名渡山愛順が 愛した沖縄」(2009年)、「いのち ― 宮良瑛子」(2016年)、「山元恵一 Le fragment du rêve(夢のかけら)」(2016年)などの展覧会や、戦前期から現代の沖縄女性アーティストを紹介するシンポジウム「沖縄から女性美術を考える」(2010年)を企画。

田中義久
Graphic Designer / Nerhol。美術館をはじめ、コマーシャルギャラリーのV.I計画や、アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。また飯田竜太(彫刻家)とのアーティストデュオ「Nerhol」としても活動中。
http://nerhol.com

津田直
1976年神戸生まれ。ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続け
ている写真家。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。シリーズに、『近づく』(2001-2004)、『漕』(2005-2009)、『SMOKE LINE』(2008)、『果てのレラ』(2009)、『Storm Last
Night』(2010)、『REBORN』(2010-)、『Earth Rain House』(2012)、『Grassland Tears』(2015-)がある。また最近では、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会、 特別授業を行うなど活動は多岐にわたる。 2010年、芸術選奨新人賞(美術部門)受賞。主な作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『Storm Last Night』(赤々舎)がある。2014年にフィールドワークから生まれた写真集第一弾『SAMELAND』(limArt)、2015年に第二弾『NAGA』(limArt)を上梓。大阪芸術大学客員准教授。http://tsudanao.com

 

[Exhibition] Takashi Homma [VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE]

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、ホンマタカシによる[VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE] を出版します。

VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE #1 2012 Stockholm/ Sweden © Takashi Homma

エド・ルシェが1960年代から1970年代に制作した写真を用いた一連のアーティストブックは、後世のアーティストや写真家たちに大きな影響を与え、再解釈やイミテーション、パロディーなど、世界各国の作家たちによる多様なオマージュを生み出しました。オリジナルの形式やタイトルを引用する事で制作された本は約100冊にのぼり、ルシェはこれらの出版物を容認する事によって、芸術表現における主題や方法の許容範囲を間接的に拡張しています。

ホンマタカシ、田中義久、POSTの三者による共同プロジェクトとして2014年にスタートしたエド・ルシェへのオマージュシリーズは、これまでに[NINE SWIMMING POOLS]、[VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW]、[THIRTIFOUR PARKING LOTS]、[SCANDINAVIAN MUSHROOMS]を刊行してきました。今回の[VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE]は、これまでと同様にホンマが過去に撮影してきた写真群をテーマに沿って編纂して制作しています。本書はルシェが1964年に発表しているアーティストブック、[VARIOUS SMALL FIRES]の方法に倣いながら、題材はルシェが設けなかったテーマを設定することで、オリジナルの換骨奪胎を試みるシリーズ5冊目の作品です。

本書の刊行に合わせ、POSTでは展覧会も開催、写真集の先行販売もいたします。
継続的なオマージュシリーズの刊行によって徐々に形作られてきた、ルシェへの「返歌」をどうぞご高覧ください。

VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE #13 2002 USA © Takashi Homma

VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE #13 2002 USA © Takashi Homma

【展覧会】
会場:POST
   東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
   T 03 3713 8670
   W http://post-books.info
会期:2016年7月22日(金)〜8月17日(水) ※月休み
時間:12:00~20:00
※オープニングレセプションの開催はございません

※エド・ルシェ(エドワード・ルシェ、Edward Ruscha, 1937年12月16日-)は、アメリカ合衆国の画家、現代美術のアーティスト。1960年代より、主に言葉と広告媒体のイメージを用い、コンセプチュアル・アートとしての特徴を持った絵画、写真、版画、映画などの製作を行っている。
(Wikipediaより) http://www.gagosian.com/artists/ed-ruscha

【写真集概要】
[VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE]
写真:ホンマタカシ
アートディレクション&デザイン:田中義久
発行元:POST
通常版初版240部 2,800円+税
スペシャルエディション(プリント付)30部限定 15,000円+税(予価)

 

 

【略歴】
ホンマタカシ
1962年、東京生まれ。写真家。2011年から2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』(平凡社)がある。今年4月イギリスの出版社「MACK」より、カメラオブスキュラシリーズの作品集 『THE NARCISSISTIC CITY』を刊行。

田中義久
1980年、静岡県生まれ。グラフィック・デザイナー。2004年武蔵野美術大学卒業。主な仕事として美術館やコマーシャルギャラリーのV.I.計画、 アーティストの作品集デザインを手がける。また彫刻家の飯田竜太とのアーティスト・デュオ「Nerhol」としても活動している。

VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE #16 2009 Tokyo © Takashi Homma

【協力】
TARO NASU