[Exhibition] ベク・スンウ / I’m a Picture-Grapher: この時代の写真に関して

Added on by Yusuke Nakajima.

この度 POSTでは、韓国の写真家ベク・スンウ展覧会「I’m a Picture-Grapher: この時代の写真に関して」を開催します。

Wholeness, 2016, Digital Pigment Print
© Seung woo Back

ベク・スンウは1973年韓国のデジョン(大田)出身。韓国で写真を専攻し、2001年イギリスのロンドンに移住、ファインアートと理論の修士を取得しました。2007年インサアートセンターにて開いた個展<Real World>をきっかけに韓国に帰国し、これまでにニューヨークやパリ、東京、ソウルなど、世界各国で作品を発表してきました。
イメージの客観性や直接性、普遍性などに疑問を問いかけ、写真の表と裏に隠れているストーリ、そして現実と非現実にある間隙を捉える作品を作り続けています。

自分のことを写真家ではなくPicture-Grapherと命名するベク・スンウは写真に対する固定概念や変化された写真の地形に対して空白を埋めながら実験を行うことが自分だけの媒体を作ることだと話します。

今回開催する<I’m a Picture-Grapher: この時代の写真に関して>はベク・スンウの新作<ブランクメディア>で構成された作品集の出版記念展示です。2016年韓国の国立現代美術館が主催するKorea Artist Prizeの展示で発表したこの作品は、今までの彼が考える媒体としての写真に関する考えの延長線として制作されました。また、今回のPOSTで開催する展覧会に合わせ開催するトークイベントはベク・スンウが考える写真に対する認識と、それに関した質問について対話する場となることを目指しています。彼が言う<ブランクメディア>とは、記録媒体の中に既に書き込まれている固定のデータ以外の、なにも記録されていない空白の状態のスペースを意味しています。作家は写真を一つの媒体として理解し、作品を制作する行為をこの空いたスペース、まだ何も書かれていない空間を埋めていくことで様々な実験を行っています。

展覧会期中に開催するアーティストトークでは、インディペンダントキューレターの菅沼比呂志,キム・ジョンウン編集長(IANNBOOKS)と対談する予定です。

また、会期中にはベク・スンウと川内倫子のコラボレーションによるIANNBOOKSの新刊、[Compostion No.1 Seung Woo Back x Rinko Kawauchi]のブックローンチイベントも予定しています。

11 Players, 2016, Digital Pigment Print, 43 x 269 cm
© Seung woo Back

[展覧会]
会期:2017年9月1日(金) - 9月24日(日)
会場:POST
   150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 - 20:00 月曜休

 

[関連イベント]
オープニングパーティー
日時:9月1日(金) 18:00 - 20:00

アーティストトーク
日時:9月3日(日) 17:00 - 19:00
ゲスト:菅沼比呂志(インディペンデントキュレーター)
    キム・ジョンウン(IANNBOOKS)
要申込、無料 定員:35名

ご参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記してお申し込みください。

 

協力:IANNBOOKS, Gana Art Center

BLANK MEDIUM Published by Gana Art Center, 2017

BLANK MEDIUM
Published by Gana Art Center, 2017

[略歴]
ベク・スンウ (Seung woo Back) 1973年韓国のデジョン(大田)で生まれた。韓国で写真を専攻し、2001年イギリスのロンドンに移住、ファインアートと理論の修士を取得した。2007年インサアートセンターにて開いた個展<Real World>をきっかけに韓国に帰国。ニューヨークやパリ、東京、ソウルなどで個展を開いた経歴を持っている。イメージの客観性や直接性、普遍性などに疑問を問いかけ、写真の表と裏に隠れているストーリ、そして現実と非現実にある間隙を捉える作品を作り続けている。
代表作として<Real World>(2004-2006, 2006-2008), <Blow Up>(2005-2007), <Utopia>(2008-2011), <Seven days>(2010-2011), <Archive Project>(2011), <Memento>(2011), <Re-Establishing shot>(2012), <11Players>(2016), <Whole- ness>(2016), <Framing From Within>(2016), <Betweenless>(2016)などのシリーズがある。

代表的な個展は<Blank Medium> 国立現代美術館ソウル館, 大韓民国, 2016, <Walking on the Line> CentreA, バンクーバー, カナダ, 2015, <Gaps, Unrealistic Generals> ガナアートセンター, ソウル, 大韓民国, 2012, <Memento> Doosanギャラリー, ニューヨーク, アメリカ, 2012, <Deferred Judgment> アートソンゼセンター, ソウル, 大韓民国, 2011, <Blow up> Misashinギャラリー, 東京, 日本, 2011など。 代表的な受賞暦は2016年韓国国立現代美術館のKorea Artist Prize2016 ファイナルリスト, 2010年ILWOO写真賞, 2001年写真批評賞(タ イムスペース)などがある。

代表的な出版物は<Blank Medium> IANNBOOKS, 2017, <Nobody Reads Pictures> 現実文化, SAMUSO, 2011, <Real World> Foil, 2007などがある。
所蔵している美術館は韓国の国立現代美術館, ソウル市立美術館, デグ美術館, アートソンゼセンター, Doosan Yeon-Gang文化財団, Kumho美術館, イギリスのポートフォリオファウンデーション, Michael G. Wilsonコレクション, アメリカのヒューストン美術館, シカゴ現代写 真美術館, サンタババラ美術館, サンフランシスコ現代美術館, オーストラリアのART Gallery of New South Walesなどがある。