[Talk Event] Lecture by Experimental Jetset

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12/12(土)に、オランダのグラフィックデザインスタジオExperimental Jetsetによるトークイベントを開催します。

トークイベント
2015年12月12日 18:30 - 20:00 (開場18:00)/要予約 ※お申し込みは締め切らせていただきました
レセプション
2015年12月12日 20:00〜21:00 予約不要、参加無料

Experimental Jetsetは1997年にマリカ・ストルク(Marieke Stolk)、アーウィン・ブリンカーズ(Erwin Brinkers)、ダニー・ファン・デン・ダンゲン(Danny van den Dungen)によって設立されました。

主な仕事にニューヨークのWhitney Museumのサイン計画や、アムステルダムのStedelijk Museum CSのサイン計画、ポンピドゥー・センターやオランダの郵便グループPTT、サンフランシスコのSFMoMAの仕事など、国際的に活躍している、オランダを代表するデザインスタジオです。

今年の9月に、彼らのモノグラフ[Statement and Conter Statement  Notes on Experimental Jetset]が出版されました。576ページのペーパーバックには、1997年以降に手がけてきた代表作がカラーと白黒図版で350図版以上収録されています。また本の中盤には、これまでのインタビューやfacebookなどで発言をしてきた彼らの考えがキーワードごとにまとめられ、作品と思考の両方から、Experimental Jetsetのデザインについての理解を深めることができる書籍になっています。

※書籍に関する詳細はこちらよりご覧ください。

12月にマリカ、アーウィン、ダニーの3人が来日し、この作品集の出版記念としてトークイベントを開催します。3名によるレクチャーが日本で実現する貴重な機会、ぜひご参加ください。

Lecture by Experimental Jetset
2015年12月12日(土)18:30 - 20:00 (開場18:00)
参加費:500円(当日会場にて現金のみ承ります)
会場 POST
要予約 定員35名   ※定員に達しましたので、お申し込みを締め切らせていただきました。

イベント終了後の20:00からはレセプションパーティーも開催いたします。こちらはどなたもご参加可能です。お誘い合わせの上ぜひご来場ください。

 

Experimental Jetset

1997年に設立されたグラフィックデザインスタジオ。アムステルダムを拠点としている。「言葉を物質化する」と彼らが表現する方法論を用い、印刷物やサイト・スペシフィックなインスタレーションを手がけている。アムステルダム市立美術館やポンピドゥーセンター(パリ)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)など、国際的に活躍する。2007年には、Experimental Jetsetの仕事の多くがニューヨークのMoMAに収蔵されている。

http://www.experimentaljetset.nl/

[Exhibition] Johan van der Keuken / Wij Zijn 17

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、オランダの写真家ヨハン・ファン・デル・クーケンの日本で初となる個展[Wij Zijn 17]を開催いたします。

Johan van der Keuken
©Noshka van der Lely

ヨハン・ファン・デル・クーケン (Johan van der Keuken 1938-2001) はドキュメンタリー映像作家、作家、 写真家として活躍しました。42年間に渡るキャリアの中で55のドキュメンタリーを発表、そのうちの6作品は8つの賞を受賞しています。
1955年、17歳の時に彼の作品は初めて世に発表されています。[Wij zijn 17](僕たちは17歳) と題された小型の写真集には、彼の友人たちを被写体にしたモノクロ写真が収録され、構図や光の入り方などに細かい配慮が行渡りながらも、被写体の自然な様子がそのままに伝わるかのような作風は、当時17歳だったとは思えないほど卓越したセンスが見て取れます。 

Johan van der Keuken
©Noshka van der Lely

[Wij Zijn 17]が発表されてから60周年にあたる今年、彼の元妻であるノシュカ・ファン・デル・レリーと共にヨハンの作品管理を担っているギャラリスト/デザイナーのウィレム・ファン・ゾーテンダールの協力を得て、この写真集の英日版が出版されます。合わせて、同時期に撮影していた未発表作をまとめた[Les Copains]も刊行いたします。
この2冊の写真集は、IMA PHOTOBOOKS と POST が共同でスタートした出版レーベル Foci Press(フォーサイ・プレス) からの発行です。Foci Press は、過去に出版され現在は絶版となってしまっている良質な写真集を復刻し、優れた作品を現代にもう一度蘇らせることを目的として設立されました。今回出版する [Wij Zijn 17] と [Les Copains] が Foci Press からの初の刊行物となります。 

オランダの芸術文化が生んだ才能あふれる写真家による、日本初の個展をぜひご覧ください。

Johan van der Keuken
©Noshka van der Lely

【展覧会】
Johan van der Keuken / Wij Zijn 17
会期 2015年11月23日(月祝) - 12月20日(日)  ※会期を1週間延長しました。
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST

Johan van der Keuken
©Noshka van der Lely

【略歴】
ヨハン・ファン・デル・クーケン(Johan van der Keuken 1938 - 2001)
オランダ出身の写真家、フィルムメーカー、作家。1955年に初となる作品集[WijZijn 17]を出版、その後パリの映像学校で1956年から1958年にかけて学んだ。[WIj Zijn 17]以降、1958年には[Acter Glass]、1961年には[Paris Mortel]を出版。その他、映像や写真に関する評論などを含め、9冊を残した。
フィルムメーカーとしては、1960年以降世界中を旅し、実験的な映像作品からドキュメンタリーフィルムまで、さまざまなトピックの映像作品を制作。42年間に渡るキャリアの中で55の映像作品を残し、その6つはアワードを受賞している。

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【写真集詳細】 
[Wij Zijn 17]
160mm x 240mm
64 ページ ソフトカバー デュオトーン印刷
英日版、初版 2,000部
3,400円 + 税
出版元:Foci Press (IMA PHOTOBOOKS & POST)
監修:Van Zoetendaal Publishers
レイアウト:Johan van der Keuken
デザイン:Willem van Zoetendaal
販売元:POST 

[Les Copains]
160mm x 240mm
64ページ ソフトカバー デュオトーン印刷
仏英日版、初版 2,000部
3,400円 + 税
出版元:Foci Press (IMA PHOTOBOOKS & POST)、Van Zoetendaal Publishers
コンセプト・デザイン:Willem van Zoetendaal
販売元:POST 

[Act of Love] Book Launch Exhibition/ Retailers

Added on by Yusuke Nakajima.

POSTがディストリビューションをつとめる動物の求愛行動をまとめた図鑑『Act of Love』の刊行記念展覧会が、流通に先駆けて11月10日(火)から11月15日(日)まで森岡書店銀座店にて開催されました。

(※2016/1/9 追記)
現在、Act of Loveは下記のショップでご購入いただけます。(随時更新予定)

[Act of Love]取扱い店舗

北海道
guild Nemuro


東京
代官山 蔦屋書店 
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
青山ブックセンター本店
POST (通信販売ページ)


愛知
ON READING (通信販売ページ)


京都
誠光社 (通信販売ページ)
YUYBOOKS


大阪
blackbird books (通信販売ページ)


広島
READAN DEAT


鹿児島
Filmvak


オンライン
Amazon (通信販売ページ)

本書に紹介されている動物は全73種類。この本のために設立した出版社〈Human Research 代表:伊藤総研〉の編集チームが歳月をかけて独自でリサーチを重ね、編纂しました。監修は、動物の行動生態学、鳥類学の権威である立教大学生命理学科教授 上田恵介氏。装丁はA3サイズ、196ペー ジ、フルカラー。全編にわたって紹介される動物たちの求愛行動は、時におかし く、時に切なく、生命の神秘とともに、「愛とは、行動すること」ということ を実感させてくれます。
ぜひ、本書をご覧いただきながら、動物たちの恋模様を楽しんでいただけたら幸いです。

仕様:ハードカバー/420mm x 297mm x 25mm/196ページ
原案/アートディレクション/編集:財津智英子 制作プロデュース:伊藤総研 編集統括:上條桂子
発行元:Human Reserch
販売/流通:POST
価格:8,000円 + 税
Act of Loveウェブサイト: http://www.actoflove.jp/

求愛行動図鑑『Act of Love』刊行記念展
会期 2015年11月10日(火)〜11月15日(日)
会場 森岡書店銀座店
   東京都中央区 銀座1-28-15 ☎03-3535-5020
   新富町駅より徒歩5分、銀座駅より徒歩10分、東銀座駅より徒歩7分

[Talk Event] Lars Müller at POST

Added on by Yusuke Nakajima.

スイスを代表するデザインブックの出版社、Lars Müller Publishers(ラース・ミュラー・パブリッシャーズ)の設立者・Lars Müller氏によるトークイベントを開催します。
彼が出版社を始める前のエピソードから、出版社を立ち上げてからの話など、Lars氏がどのようにデザイナー/ブックメーカーとして辿ってきたのか、インタビュー形式の対話のなかで話していただきます。

なお、POSTの店頭ではLars Müller Publishersの出版社特集を開催中です。
アイディアがつまった良質なタイトルを手に取りながら、ぜひこの機会に彼の深部に秘められた一面にも目を向けてみてください。

【登壇者】
Lars Müller(ラース・ミュラー)
ラース・ミュラーは1955年にノルウェーのオスローに生まれ1963年からスイスに移住、その後はスイスを拠点としてきた。若い頃からグラフィックデザ インの道を志し、スイスでの修行時代とアメリカ/オランダへの留学を経て、1982年にスイスへ戻りその年にはバーデンにデザインスタジオを構えた。 1983年からは自身の名前を冠した「Lars Müller Publishers」を立ち上げ、タイポグラフィー、デザイン、アート、写真、建築などに特化した出版活動をスタートしている。
1996年からは多分野にわたってデザインを担うデザイングループ「インテグラル・コンセプト」のパートナーとして、また現在はAGI(国際グラフィック連盟)の会長を務めるなど、デザイン界における重要なポジションを担っている。
http://www.lars-mueller-publishers.com/

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【トークイベント】
ゲスト Lars Müller
聞き手 中島佑介(POST)
日時 2015年11月13日(金) 20:15-21:45 (開場 20:00)
会場 POST
定員 35名 / 要予約
参加費 1,000円(ワンドリンク付/当日会場にて現金のみ承ります)

申込方法>
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■お電話番号
■ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。

定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。

[Exhibition] Ed TSUWAKI / QUAKENESS

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、エドツワキによる新作展[QUAKENESS]を開催いたします。

これまでに発表してきた作品群とは一線を画す、アクリルやメディウムを用いたマチエール豊かなアブストラクトペインティングを発表します。
本展に合わせ作品集も刊行、会場で先行販売します。

QUAKENESS 10 Detail (©Ed TSUWAKI)

QUAKENESS 10 (©Ed TSUWAKI)

「作品」というこの世的な思惑をも脱ぎ捨て、
まるで地球の肌をそのまま切り取ったような、生命の原点に同化するような・・。
これはEd TSUWAKIという生命体に起こっている現象と言えるかもしれない。

細野晴臣:ミュージシャン(作品集『QUAKENESS』より一部抜粋) 

 

QUAKENESS 3 Detail Ed TSUWAKI)

QUAKENESS 3 (©Ed TSUWAKI)

作品の支持体に、絵の具を注ぎ落とす。海へ向かって石を投げ入れるように、絵の具を木の板に向けて流し込む。水面の動きを見守るように、絵の具の流線を見守る。思わぬ方向へ伸びる絵の具を眺めながら、もう一 度絵の具を注ぎ込む。伸びゆく絵の具の流線の行く先に願いをかける。願いはいつか、絵の具の行く先を超えたものたちに向かってかけられるだろう。織り成される模様、色の階層。そして、そこから読み取れるものたちへ向けて。俯瞰してみると地図のようにも、海と大地の境界線のようにも見える。絵の具は今にも作品から 溢れ流れ出て、また新たな流線を描き始めそうだ。 

菊竹寛:YKG Galleryディレクター(作品集『QUAKENESS』より一部抜粋) 

 

QUAKENESS 18 Detail (©Ed TSUWAKI)

【展覧会】
Ed TSUWAKI / QUAKENESS
会期 2015年11月10日(火) - 11月21日(土)
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST

【オープニングレセプション】 
日時 2015年11月10日(火)  19:00-20:00

【作品集概要】
Ed TSUWAKI [QUAKENESS] 
アートディレクション・デザイン: 田中義久
テキスト: 細野晴臣、菊竹寛
写真: 升谷玲子
サイズ: 297mm x 185mm
48ページ 初版300部
発行: EDITION Inc.

[Exhibition] Mika Tajima: Negative Entropy by Three Star Books / Start

Added on by Yusuke Nakajima.

本日10/23(金)より、フランス・パリを拠点として良質なアーティストブックに特化した出版活動を展開するThree Star Booksが発行した田島美加の最新写真集「Negative Entropy」の出版を記念した展覧会がスタートしました。
会場の中央に、5冊組の写真集のそれぞれを見開いた状態でインスタレーションしています。

また奥の壁面には、Three Star Booksの別レーベルとして、ウィットに富んだアーティストブックを手がける「One Star Press」のタイトルが並びます。
これらのタイトルを陳列するブックシェルフと会場の隅にあるチェアは、アーティストのローレンス・ウェイナーによるものです。

明日24日(土)15時頃より、作家の田島美加、Three Star Books設立者のクリストフ・ブータンとメラニー・スカルシグリアが揃って在廊します。
お誘いあわせのうえ、お気軽に足をお運びください。

[Exhibition] Mika Tajima: Negative Entropy by Three Star Books

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、ニューヨーク在住のアーティスト、田島美加の最新アーティストブック[Negative Entropy]発行を記念した展覧会を開催します。

このアーティストブックは、フランスのパリを拠点とし、国際的に第一線で活躍する現代美術作家のアーティストブックを精力的に作り続けているThree Star Booksから発行されました。Three Star Booksはローレンス・ウェイナーやライアン・ガンダー、リアム・ギリックなど今日の現代美術を牽引する作家たちとのコラボレーションにより、少部数限定のアーティストブックを制作してきています。

今回の田島美加のアーティストブックは、工業と情報産業の側面をテーマとした作品をもとに5冊組で構成され、工業製品であるジャカード織を生産している工場と、現代の情報産業のインフラとなっているコンピューターの情報センターが舞台となっています。それぞれの現場で採録した音をデジタル技術によってスペクトログラムに解析すると、これらの音が図像に変換されます。その図像を、もう一度ジャカード織によって制作した作品を収録したのが本書です。各工場の使っている機械の差異によって生まれる違いや、情報という形のないものが可視化され、再度ジャカード織としてアウトプットされるという、多層的な作品を会場でぜひご覧ください。

また10/24(土)には、作家の田島、Three Star Books の設立者であるChristophe Boutin(クリストフ・ブータン)とMélanie Scarciglia(メラニー・スカルシグリア)も会場に在廊します。ぜひご来場ください。 

なお、東神田のギャラリーTARO NASUでは、田島美加の日本初となる個展「Human Synth」が開催されます。合わせてご覧ください。

 

本展にあわせて Three Star Books の主要作品のほか、Three Star Books の別レーベル「One Star Press」オリジナルのローレンス・ウェイナーのブックシェルフとチェア、One Star Press の主要タイトル80点も一堂に並びます。

【展覧会】
田島 美加「
Negative Entropy by Three Star Books
会期 2015年10月23日(金) - 11月8日(日)

時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST

【作家在廊日】 
2015年10月24日(土)

【同時開催】
田島 美加「Human Synth」
2015年10月23日(金) - 11月21日(土)
火 - 土 10:00-18:00 日月祝 休
*reception for the artist : 2015年10月23日(金) 17:00-19:00
http://www.taronasugallery.com

田島 美加略歴

1975年 ロサンゼルス生まれ 現在はニューヨークにて制作活動中。
彫刻、建築、音楽、パフォーマンスなど多様な要素を組み合わせた作品で知られる。
日本では 2013 年に「六本木クロッシング 2013 : アウト・オブ・ダウト」展に参加、モダニズム建築の巨匠コルビジェの作品を自身の作品と組み合わせたインスタレーション等で高い 評価を得る。
その他の主要な参加展覧会に、2014 年「Negative Entropy」(Eleven Rivington、New York)、2011 年「Pineapples and Pyramids」(Aspen Museum of Art、Aspen)、「After the Martini Shot」(Seattle Art Museum、Seattle) 、2010 年「The Double 」
(Bass Museum, Miami)、2009 年「Today is Not a Dress Rehearsal」with Charles Atlas and New Humans(San Francisco Museum of Modern Art 、San Francisco)など。2014 年 ART BASEL 香港にて BMW 賞を受賞。

 


Three Star Books/One Star Press

Christophe Boutin(クリストフ・ブータン)と Mélanie Scarciglia(メラニー・スカルシグリア)によって設立されたアーティストブックの出版社。
One Star Pressは2000年に設立以後、これまでに300以上のアーティストブックやマルチプルを制作してきている。 これまでにローレンス・ウェイナーやジョン・バルデッサリ、ルイス・ボルツ、ライアン・ガンダー、リアム・ギリック、ジョナス・メカス、 テリ・ワイフェンバックといった国際的に活躍するアーティストとのコラボレーションを実現している。

Three Star Booksは2007年に設立され、部数が限定されたリミテッド・エディションを制作、優れた作家たちとのコラボレーションによって制作されたアイテムはアートフェアやブックフェアでも発表され、コレクターたちの注目するアイテムとなっている。
http://www.threestarbooks.com/
http://www.onestarpress.com/ 

Talk Event [Patterns in Nature] Yuji Hamada x Philippe Fragniere

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10/14、19時30分より、現在開催中の展覧会「Patterns in Nature」に合わせ、濱田祐史とフィリップ・フラニエールによるトークイベントを開催します。

日時:2015年10月14日(水) 19:30~21:00 (18時から開催されるオープニングレセプションに引き続き開催します)
ゲスト:濱田祐史、フィリップ・フラニエール
定員30名、参加無料、要申込

参加ご希望の方はpost@post-books.jpまで、メールの件名に「10/14トークイベント参加申込」とご記入いただき、お名前、お電話番号、お申込人数をお送りください。

[Exhibition] Petterns in Nature / Yuji Hamada『BRANCH』× Philippe Fragnière『KIGUMI』: Start

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本日10/9(金)より、写真家・濱田祐史と写真家・フィリップ・フラニエールの新作展「Patterns in Nature: BRANCH/KIGUMI」がスタートしました。

写真集は10/14(水)に入荷予定ですので、店頭にて予約を承ります。
お気軽にお申し付けください。

[ホンマタカシ] 写真集[THIRTYFOUR PARIKING LOTS]&[SCANDINAVIAN MUSHROOM]: 取り扱い店舗

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2015年9月に出版した、ホンマタカシ写真集[THIRTYFOUR PARIKING LOTS]及び[SCANDINAVIAN MUSHROOM]は、POSTのほかに下記の店舗で順次お取り扱いしていただくことになりました。
POSTにお越しいただくことが難しい場合は、ぜひ各店舗の店頭でご覧くださいませ。

<北海道>
guild Nemuro
Less
函館 蔦屋書店

<岩手>
CIY

<宮城> 
stockbooks & coffee

<東京>
代官山 蔦屋書店
NADiff
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
百年
ユトレヒト
SUNNY BOY BOOKS
B&B
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI (※Facebookページ)
BACH
青山ブックセンター本店
BLIND BOOKS
POETIC SCAPE

<長野>
栞日

<愛知>
ON READING
C7C

<京都>
誠光社
ホホホ座
YUYBOOKS

<大阪>
Calo Bookshop & Cafe
BOOK OF DAYS
blackbird books
梅田蔦屋書店

<岡山>
MILBOOKS

<広島>
READAN DEAT

<香川>
BOOK MARÜTE (※Facebookページ)

<愛媛>
螺旋 (※Facebookページ)

<福岡>
LIFE IN THE GOODS.

<鹿児島>
Filmvak

<オンライン>
shashasha

<ニューヨーク>
Dashwood Books

[Exhibition] Petterns in Nature / Yuji Hamada『BRANCH』× Philippe Fragnière『KIGUMI』

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、POSTにて、写真家・濱田祐史と写真家・フィリップ・フラニエールの新作展「BRANCH/KIGUMI」を開催いたします。

本展は、スイス南西部に位置するクラン・モンタナ市にて、CMarts協会協賛のもと展開されるレジデンスプログラム「Combaz7」の一部をlemon booksが企画・コーディネートして生まれたプログラム「Patterns in NatureYuji Hamada × Philippe Fragnière」のプロジェクトブックが出版されることにあわせた展覧会です。

Left: ©Yuji Hamada, courtesy of Photo Gallery International
Right: ©Philippe Fragnière

 

本プロジェクト「Patterns in Nature」は、Aperture First Photobook Award 2014のファイナリストに選出された濱田祐史とフィリップ・フラニエールが、スイスのヴヴェイ市で開催されたビジュアルアーツフェスティバル「images」で開催されたブックサイニングイベントで隣同士になったことがきっかけで始まりました。
2015年3月、濱田はスイスのクランモンタナ市に約3週間滞在し、その内の1週間はフィリップの実家で宿泊しながら滞在制作し、フラニエールは1ヶ月間滞在し、2週間は東京、もう2週間は京都と奈良に滞在し、奈良では濱田の実家に宿泊しています。それぞれが生まれ育った土地の空気を吸い、お互いの母親の手料理を食し、時にはその土地の土を練り上げ、陶芸作品を制作しました。濃密なコミュニケーションがベースとなり、本プロジェクトは成立しています。

プロジェクト名「Patterns in Nature」は、交流していく中で発見したお互いの愛読書、ピーター・S・スティーブンス著『自然のパターン -形の生成原理-』から引用したもので、これが基となり「自然観」が本プロジェクトのテーマとなりました。そして、お互いの自然観を提示していくなかで、彼らの特徴が見えてきました。

一文字で表せば、濱田は「柔」、フラニエールは「剛」。

粉雪に沈み込む枝を撮り、目に見えない重力を可視化させた濱田。ただ枝を撮っているようで、彼の注力は粉雪に向いています。粉雪の粒子と写真の粒子がリンクし、枝が沈み込んで生まれた黒の粒子(影)が、枝の存在そのものを証明すると同時に、彼自身の存在を証明していることに気づき、撮影しました。

フラニエールは日本の職人が独自に進化させた、釘を一切使用しないで木を接合させる技法「木組み」の接合パーツを再構築し、徹底的にグラフィックを作りこみ撮影しました。人間と自然の対峙から生まれた木組みの造形に普遍性を見出した彼は、その造形に意識が行く様に、影も含めて徹底的にビジュアルを作りこんでいます。

自然そのものを在りのままに受け入れる柔軟なアプローチと、人工物と自然との対峙をグラフィックを作り込みながら質実剛健に捉えるアプローチ。切り口は異なれど、お互いの明確な自然観が垣間見えます。そこには決して、容易に「西洋」と「東洋」では切り分けられない、濃厚なコミュニケーションが生んだ彼らの視点をご高覧ください。

©Yuji Hamada, courtesy of Photo Gallery International

【展覧会】
Patterns in Nature
濱田祐史「BRANCH」+フィリップ・フラニエール「KIGUMI」

会期 2015年10月9日(金) - 10月20日(火)
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST

【オープニングレセプション】 
日時 2015年10月14日(水) 18:00-19:30 

【トークイベント】
日時 2015年10月14日(水) 19:30‑21:00
登壇者 濱田祐史 / フィリップ・フラニエール 

【写真集】
出版:lemon books
発売予定:2015年10月14日(水) ※9日(金)よりPOSTにて予約受付開始
サイズ:A4変形
ページ:P96(BRANCH) / P48(KIGUMI)
デザイン:田中義久
装丁:ソフトカバー(2冊セット)
発行部数:700部
国内取り扱い:POST
価格:¥6,500+税

©Philippe Fragnière

 

濱田祐史 作家ステートメント“BRANCH”(2015)

2015年3月18日。スイス、クランモンタナの滞在先の家から車で30分程行ったヴァロン・ド・ラ・チェーチェ(vallon de la Tièche)という山に登った。家主の方にちょっと裏山に登りませんか?と誘っていただき、私は甘く見て軽装で出かけた。すると、着いた先でスノーシューとストックを渡された。
そこは私の思う裏山とは違い、所謂雪山であった。ヴァレー州のそのあたりは川を挟んでたくさんの山が連なっていて、登山している最中にも向かいの山の一つにモンブランを見ることができた。その日は偶然なのかオフシーズンなのか全く人がいなかった。

そこがとても静寂に満ちていたからなのか空気の振動と自分の呼吸が聞こえてきた。山頂に向かう道中、雪の上にぽつりぽつりと”枝”が落ちているのが目に入った。枝は雪の中に少し沈み、見える部分と見えない部分を露わにしていて、その自然から生み出された抽象的なパターンはまるで落雷の稲光や落書きのようにも見えた。

枝と雪、これらの小さな要素から太陽から注がれてくる光、風、水や重力を想像し、私はこの世界のどこにでもありえる事物について思いを巡らせる。そして、すべての事物が避け難くも担っている秩序の中に存在しているように思えてくる。
木を見て、森を見ず。ということわざが日本にはある。
私はスイスの雪山に落ちていた枝から森の循環を垣間見た。

濱田祐史 hamadayuji.com
1979年大阪府生まれ、奈良県育ち。
2003年日本大学藝術学部写真学科卒業。出版社勤務後に独立。現在、東京を拠点に作品制作をしている。
昨年出版された”photograph”はAperture/Paris Photo First Photobook award 2014にノミネートされるなど国内外で作品を発表し続けている。

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フィリップ・フラニエール 作家ステートメント”KIGUMI”(2015) text by Aude Fellay

過ぎ去った時代に作られた木製の建材によって、日本の伝統的な建築物は組み立て、支えられてきた。日本の建築技法は、残り少ない名手たちによって今なお受け継がれている。彼ら大工たちは、戦後日本が急速な技術革新を目の当たりにする中で忘れてしまった「家づくり」の方法論と知識を受け継いでゆく。「KIGUMI」は、手彫りの立体素材とそれに向き合う機械的な「目」、その組み合わせの無限の可能性について探求する。

このシリーズは、木材が組まれる為に作られた突起や穴に焦点を当て、物質がかつて持っていた機能を示唆する。白色の背景の前で、同じ視点から個々に、システマティックに撮影されたイメージは、典型的なタイポロジー写真の伝統に則っている。しかし、日中の強い日差しが作り出す深い影は、被写体を全く新しい、幾何学の混合体に変化させた。木材と影、余白と質量のささやかな関係性が、独自の構造―それは抽象化された模様や、建築素材、もしくは想像上の彫刻となる-を作り出す。それは、物質が本来持っている三次元性を補完し、時に打ち消してゆく。

フィリップ・フラニエール philippefragniere.ch
1987年生まれ、スイス出身。ECAL美術専門学校卒業。卒業制作として制作した写真集「Snow Park(スノーパーク)」が写真集のアカデミー賞と称されるアメリカ大手出版社アパチャー社主催のアワード「Aperture Foundation First Photo Book Award 2014」のファイナリストに選出される。スイスのヴヴェイ市で開催されたビジュアルアーツフェスティバル「images(イメージズ)」に参加など、世界的に注目される若手新進気鋭の写真家の一人。

[Exhibition] TAKASHI HOMMA: [THIRTYFOUR PARKING LOTS] & [SCANDINAVIAN MUSHROOM] / Start

Added on by Yusuke Nakajima.

本日9/15(火)より、ホンマタカシ写真展[THIRTYFOUR PARKING LOTS] & [SCANDINAVIAN MUSHROOM] がスタートしました。

会場には新しくできた写真集が並び、実際に手にとってご覧いただけます。
ルシェのオリジナル写真集と隣り合わせると、感慨深いものがあります。

奥のスペースには、THIRTYFOUR PARKING LOTSのオリジナルプリントが展示されています。
オリジナルはカラーですが、写真集の図版はモノクロなので、見比べてみるのもおもしろいです。

書店スペースの壁面から本棚まで、店内の至るところにSCANDINAVIAN MUSHROOMのオリジナルプリントが点在しています。
ご来場の際はお見逃しないよう、じっくりご覧ください。

[Exhibition] TAKASHI HOMMA: [THIRTYFOUR PARKING LOTS] & [SCANDINAVIAN MUSHROOM]

Added on by Yusuke Nakajima.

昨年9月にスタートしたホンマタカシ、田中義久、POSTによるエド・ルシェへのオマージュシリーズ第3回目として、この度は 「THIRTYFOUR PARKING LOTS」と 「SCANDINAVIAN MUSHROOM」の2冊を刊行、POSTでは出版に合わせた展覧会を開催します。

 

エド・ルシェが1960年代から1970年代に制作した写真を用いた一連のアーティストブックは、後世のアーティストや写真家たちに大きな影響を与え、再解釈やイミテーション、パロディーなど、世界各国の作家たちによる多様なオマージュを生み出しました。
オリジナルの形式やタイトルを引用する事で制作された本は約100冊にのぼり、ルシェはこれらの出版物を容認する事によって、芸術表現における主題や方法の許容範囲を間接的に拡張しています。

今回発表する1冊目はルシェのアーティストブック群の中でも特に評価の高い「THIRTYFOUR PARKING LOTS」です。ホンマが撮影してきた世界各国のパーキングを用い、レイアウトや印刷の線数、造本に至るまで1967年に発行されたルシェのオリジナルに忠実に則っています。
2冊目は、1972年に発行された「COLORED PEOPLE」を参照にしながら、モチーフを置き換えた「SCANDINAVIAN MUSHROOM」です。多肉植物の写真が切り抜きされ、ページに展開されていくオリジナルに倣い、ホンマが北欧で撮影したキノコの写真を同様の方法で1冊の本に仕立てています。

いずれの書籍も、印刷とデザインの段階でプリントのイメージに大きく手が加えられているのが特徴ですが、刊行に合わせて開催する展覧会では、作品集の元となっているオリジナルプリント計20点を展示します。

アーティストブックの金字塔として存在しているルシェの作品群への「返歌」を会場でぜひご覧ください。

協力: TARO NASU

 

※エド・ルシェ(エドワード・ルシェ、Edward Ruscha, 1937年12月16日 - )は、アメリカ合衆国の画家、現代美術のアーティスト。1960年代より、主に言葉と広告媒体のイメージを用い、コンセプチュアル・アートとしての特徴を持った絵画、写真、版画、映画などの製作を行っている。(Wikipedia より)
http://www.gagosian.com/artists/ed-ruscha

【展覧会】
TAKASHI HOMMA [THIRTYFOUR PARKING LOTS] & [SCANDINAVIAN MUSHROOM]
会期 2015年9月15日(火) - 10月4日(日)
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST
※本展は、オープニングレセプションの開催はありません。

 

【写真集概要】
「THIRTYFOUR PARKING LOTS」
203mm x 254mm 48ページ 31白黒図版
初版 240部 / 第2版 200部、スペシャルエディション 30部+7A.P.
価格:通常版 3,200円+税 / スペシャルエディション 18,000円+税 

SCANDINAVIAN MUSHROOM」
140mm x 179mm 64ページ 15カラー図版
初版 440部 (※初版・第2版の区分はなし)、スペシャルエディション 30部+7A.P.
価格:通常版 2,800円+税  / スペシャルエディション 15,000円+税

 

【略歴】
ホンマタカシ/ 写真家
1962年東京生まれ。
2011年から2012年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。
写真集多数、著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』2014 年1 月に続編の『たのしい写真 3 ワークショップ篇』を刊行。
現在、東京造形大学大学院客員教授。

田中義久/ デザイナー
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、2008年独立。美術館をはじめ、コマーシャルギャラリー等の展示V.I 計画や、アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。
主な受賞に2013年JAGDA 賞、JAGDA 新人賞、BACON PRIZE2013、2012 年PromaxBDA DESIGN GLOBAL EXCELLENCE AWARDS / SILVER(アメリカ)、2010 年red dot award(ドイツ)、また飯田竜太(彫刻家) とのアーティストユニット「Nerhol」としても活動中。

[talk event] 濱田祐史 x ホンマタカシ トークイベント 「写真と画像について」

Added on by Yusuke Nakajima.

現在開催中の展覧会[C/M/Y]の関連イベントとして、濱田祐史とホンマタカシ氏によるトークイベント「写真と画像について」を開催します。
お誘いあわせのうえご参加ください。

【トークイベント】
日時:2015年9月4日(金) 19:00~20:30 (開場 18:30)

ゲスト:濱田祐史、ホンマタカシ
司会:永井雅也(IMA CONCEPT STORE)
※定員30名/要申込
参加費 500円(当日現金でお支払いください)

※9/4(金)更新:おかげさまで満席となりました。ありがとうございます。
 ご参加される方、会場でお待ちしております。

[Exhibition] 濱田 祐史: C/M/Y 写真集購入者限定特典

Added on by Yusuke Nakajima.

いよいよ明日8/21(金)より、濱田 祐史新作展「C/M/Y」が始まります。

初日19:00よりレセプションを開催しますので、お誘いあわせのうえお気軽にご参加ください。
皆さまのご来場をお待ちしております。

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会期中に写真集「C/M/Y」をご購入いただいた方には、「オリジナルインビテーションカード」(非売品)を進呈させていただくことになりました。
これは、写真集「C/M/Y」の印刷段階で発生したテストプリントの用紙を断裁し、文字部分については、一部ずつ手作業でシルクスクリーン印刷を施しています。
会期中に会場で作品集をご購入いただいたお客さまに限定してお渡しする目的のもと、約400部ほど作成した希少性が高いものです。

※数に限りがあるため、なくなり次第終了となります。予めご了承ください。
ご興味のある方はお早めに。

[Exhibition] 濱田 祐史: C/M/Y

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、POSTでは、写真家・濱田祐史の新作展「C/M/Y」を開催いたします。
本展は、オランダの出版社Fw:(エフダブリュー)から濱田の写真集「C/M/Y」が出版されることにあわせた展覧会です。 

本作品「C/M/Y」は、デジタルポラロイドを使い、出力されたフィルムを物理的にシアン、マゼンタ、イエローの三層へと分解し、再構成することで制作されています。今回POSTで展示される作品群は、昨年2014年にIMA CONCEPT STORE(東京・六本木)で初めて発表したシリーズ「C/M/Y_waterfall」から派生し、より複雑で遊び心のある表現へと進化しています。
「C/M/Y_mineral」は、あるイメージをC/M/Yに分離して表れた画層と、鉱物雑誌の誌面をルーペで拡大して撮影されたイメージをC/M/Yに分解した画層を重ね合わせることで、全く新しいイメージをつくり出しています。印刷物を再びC/M/Yに引きはがし、違う色に無限にある選択肢の繰り返しによって本シリーズがどこまでも拡張していく可能性を見出だせます。
「C/M/Y_cube」は、ルービックキューブのイメージをC/M/Yの画層に分離してそれぞれのレイヤーを重ね合わせるのですが、その際に少しずつずらして重ねることで色が変化していきます。ルービックキューブは両手を使って色を合わせる遊びですが、濱田は実際に手を動かして回すことなく、平面上での画層の変化によって色が変わっていくことを楽しむように二次元と三次元とを行き来しています。
多彩な表現を通じて、写真の可能性を拡張する作品を発表し続ける、濱田の新作をぜひご覧ください。

【展覧会】
濱田祐史「C/M/Y」
会期 2015年8月21日(金) - 9月6日(日)
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST 

【オープニングレセプション】
日時 2015年8月21日(金) 19:00-21:00
会場 POST 

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【同時期開催 濱田祐史個展】
濱田祐史「C/M/Y」
会期 2015年8月18日(火) - 10月17日(土)
開廊 月 - 金 11:00 - 19:00 / 土 11:00 - 18:00 / 日・祝日 休館
会場 Photo Gallery International
  〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-32

【写真集について】
本書は単に作品の記録を目的としているわけではなく、印刷物が綴じられた書籍というものをひとつの表現媒体と捉え、書籍だからこそ成立する実験的な表現に挑戦しています。シリーズ「C/M/Y_waterfall」の中から8枚の作品を選び、印刷の段階でもう一度それぞれの色を分解し、色とかたちの重なりから生まれる変化が面白いものを選び、C/M/Yの3色の紙の上に印刷しページを構成しました。印刷のプロセスや用紙を慎重に選び、本書において初めて実現した視覚的表現が収録されているのが特徴です。

出版:Fw:photography(アムステルダム、オランダ)
発売予定:2015年8月21日
サイズ:A4変形
ページ:64P
デザイン:ハンス・グレメン
製本種類:中綴じ
装丁:ソフトカバー
発行部数:1500 部
国内取り扱い:POST
海外取り扱い:IDEA Books(オランダ)
価格:¥4,500+税 ※2015/8/20追記

作家ステートメント“C/M/Y” (2014-2015) 

「見つけた」と思った。
たくさんの小さな写真を色分解して再構築する中で、今までに自身の中になかった”わからない””予測がつかない”というおもしろさと出会えたからだ。写真は撮影して終わりではなく現像、プリントの過程を経てできている。この過程の中でいくつもの喜びを感じ、時に暗室の中でアイデアが固まってくることもあった。今回のこの作品は撮影後の過程が特殊で仕上がりが特に偶発的に変化するため、衝動と直感で進めていくことがもっとも重要だった。夢の断片のように不確かな輪郭の重なりから完全な答えを導き出すことではなく、それらを受け入れて見ることで画像の呪縛から解き放たれた気がした。
このシリーズではシアン、マゼンタ、イエローの画層を加えたり減らしたりすることで無意識に認識している、ものそのものの印象がどのように変化するかを実験した。
制作を進める中で、子供の頃に絵を描くときに色と色が点や線や面で混ざり合い、新たな色やかたちに変化することに興奮したのを思い出した。最初に見た色とかたちがそのものの印象を決めていたはずなのに、画層を重ねることでひとつの新たなイメージが表層に現れて、さっきまで見ていたものではなくなる。イメージの重なり方の違い、画層を増やすことや逆に減らすこと、ほんの少しの重なりの違いでそれは目の前に現れる。
無限に広がる組み合わせから制作することはまるでもう一度撮影しているかのようだった。
​きっとこの選択肢の数と同じように、目に見えている色やかたちの受け取り方も人によって少しづつ違うのだろうなと感じながら、自分の遊びごころをもとに1枚づつ制作した。


濱田祐史 hamadayuji.com
1979年大阪府生まれ、奈良県育ち。
2003年日本大学藝術学部写真学科卒業。出版社勤務後に独立。現在、東京を拠点に作品制作をしている。
昨年出版された”photograph”はAperture/Paris Photo First Photobook award 2014にノミネートされるなど国内外で作品を発表し続けている。 


今後の展示予定
個展
2015 8/19-10/18“C/M/Y”(Photo Gallery International/Tokyo/Japan)
2015 8/21-9/6“C/M/Y”(limart POST/Tokyo/Japan)
グループ展
2015 9月“branch”Japan and Switzerland exchange project(Sion and Tokyo/Switzerland and Japan) 2015 10/8-12/31“Primal Mountain”(Aix province photo festival/France)
2015 7-9月“photograph”(Conde nast Gallery/NewYork/USA)
2015 7-8月“C/M/Y”(Laurence Miller Gallery/NewYork/USA)

[talk event] 黒田潔: Water(ゲスト / method 山田遊)

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、POST では、イラストレーター/デザイナー黒田潔の新作シリーズ「Water」の展覧会開催にあわせて、トークイベントを開催いたします。お誘いあわせのうえご参加ください。

©Kiyoshi Kuroda All Rights Reserved

【トークイベント】
ゲスト 黒田潔/山田 遊(method)
日時 2015年8月7日(金) 19:00-20:30 (開場 18:30)
会場 POST 
定員 35名/入場無料・要予約

申込方法>
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■お電話番号
■ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。
定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。