[talk event] 生活文化誌「疾駆/chic」第5号刊行記念トークイベント「今の東京、これからの東京」

Added on by Yusuke Nakajima.

4月下旬に刊行される「疾駆/chic」第5号を記念して、53日(日)1930分より、恵比寿 POSTにてトークイベントを開催します。

小説家・漫画家の小林エリカさん、編集者の林央子さんに加えて、疾駆連載執筆者の蓮沼執太さんとともに今の「東京」、これからの「東京」について語り合います。
みなさま是非お越しください。

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5号の特集は「東京」。
3月のある日、小説家・漫画家の小林エリカさんとともに、東京の街を取材しました。
今号は、小林さんが綴る文章、描くイラストとともに、2020年東京オリンピックに向けて姿を変えていこうとしている東京の街に迫ります。
いくつかの連載も「東京」特集と連動した特別版でお届けします。クリエイティブ・ディレクターの小池一子さんや、建築家の平田晃久さん、編集者の林央子さんらもご登場いただきました。どうぞお楽しみに。

 

©Erika Kobayashi

トークイベント
日時 201553()  19:30 – 21:00
開場 19:00/スタート 19:30
会場 POST/limArt
ゲスト 小林エリカ × 林央子 x 蓮沼執太   司会 菊竹寛(疾駆/chic編集長)
参加費 1,000円(ワンドリンク付/当日会場にて現金のみ承ります)

定員40名/要予約

【申込方法】
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:0020:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
お名前
お電話番号
ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。
定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。

[SPOT]

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、POSTで本にまつわる企画展を開催します。

一冊の本ができあがる過程で、デザイナーは本の仕上がりを決定づける大きな役割を担っています。しかし、本を作る上でデザイナーがどういった役割を担っているのか、仕上がった本にはその一部分しか表れていません。
定期的に開催する[SPOT]は、毎回一組のデザイナーにフォーカスし、彼らがデザインした本を展示するとともに、インタビューを通じてそれぞれのブックデザインの背景にあるコンセプトや、デザイナー/作家間の恊働作業について紹介し、本作りにおけるデザイナーの役割やブックデザインについて知ってもらうための展覧会です。


第一回目はオランダのグラフィックデザイナー、Mevis & Van Deursen。アーマント・メーフィスとリンダ・ファン・ドゥールセンの二人組のグラフィックデザインチームです。 これまでに数々の優れたブックデザインを手がけ、最近ではアムステルダム市立美術館のサイン計画も担うなど、オランダ国内では重要な仕事を残しています。
今回は、彼らが手がけた本27冊をまとめて紹介します。

インタビューの一部はウェブサイトDOTPLACEに公開しています。ぜひご覧ください。(インタビューテキスト全文は会期途中より会場で配布します)

 

 

【SPOT: Mevis & van Deursen】
会期 2015年4月11日(土)〜5月07日(木)
時間 12:00〜20:00(月曜休み)
会場 POST

Mevis & van Deursen (メーフィス&ファン・ドゥールセン)

アーマント・メーフィス(1963年オイルスベーク生まれ)とリンダ・ファン・ドゥールセン(1961年アールデンブルグ生まれ)は,アムステルダムを拠点とするグラフィックデザイナー。ふたりはヘリット・リートフェルト・アカデミーを1986年に卒業後,共同で仕事を始めた。それ以来,メーフィス&ファン・ドゥールセンは,アート,ファッション,建築,デザインの本やカタログのデザインに主軸を置いてきた。彼らのデザインした本は多岐にわたっており,その主なものに,写真家,アーティストの作品集として,リネケ・ダイクストラ,ピーター・ダウンスブロー,アグライア・コンラート,ウォルター・ニーダーマイヤー,ガブリエル・オロスコ,バス・プリンセン,ケリス・ウィン・エヴァンスなどがあり,建築家の作品集として,デルガン=メイスル建築事務所,クリスチャン・ケレツ,オフィス・ケルステン・ゲールス・ダヴィッド・ファン・セーヴェレン,SANNAなどがある。また,キュレーターのモリッツ・クーンとの「ラーセン・エフェクツ」展,「オルビス・テララム世界制作の方法」展での協働作業によるカタログや,美術誌「メトロポリスM」や「ドゥ・グローネ・アムステルダマー」等の定期刊行物の仕事もある。また,さまざまな文化施設やイベントのヴィジュアルアイデンティティを制作しており,その主なものに,2001年の欧州文化首都ロッテルダム,ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館,ロッテルダム国際建築ビエンナーレ,ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2010,アムステルダム市立美術館,シカゴ現代美術館などがあるほか,オランダのファッションデザイナーのヴィクター&ロルフのヴィジュアルアイデンティティ及び出版物も手がけている。彼らの仕事は様々な美術館やギャラリーで展示され,書籍や雑誌に取り上げられてきた。また,オランダ国内を始め世界各国の教育機関で講義やワークショップを行ってきた。アーマント・メーフィスは教育機関ヴェルクプラーツ・ティポグラフィをディレクションしており,リンダ・ファン・ドゥールセンはヘリット・リートフェルト・アカデミーのグラフィックデザイン学科長を2001年から2014年まで務め,両者ともにアメリカのイェール大学の美術学校でも教鞭を執っている。彼らの長きにわたる共同作業の成果の記録は『リコレクテッド・ワーク:メーフィス&ファン・ドゥールセン』(Artimo, 2005)として出版されている。2012年に彼らはブルノビエンナーレのグランプリを受賞し,2014年に個展「私たちのアート:メーフィス&ファン・ドゥールセン」を開催した。

[talk event] 津田直 meets 川内倫子「空っぽからの歩み。光にさわる、風景をなぞる。」

Added on by Yusuke Nakajima.

4月24日(金)、写真家の津田直氏と川内倫子氏のトークイベントが原宿VACANTで開催されます。
お誘い合わせのうえぜひご参加ください。

©Nao Tsuda

“空っぽ”とは、フィルムカメラのこと。
空っぽの箱であるフィルムカメラに、かけがえのない光景をそっと仕舞い、持ち帰る―。
空っぽだからこそ、世界を内側に仕舞い込むことができる。写真という装置ゆえのおもしろさが、そこにはあります。
 
ここらであらためて、写真のこと、じっくり話し合ってみたい。
そんな気持ちから、春の一夜に実現する対談です。
ふたりの写真家が真摯に顔を合わせるひとときを、飲みものでも片手に、共有しませんか。

©Rinko Kawauchi

津田直 meets 川内倫子「空っぽからの歩み。光にさわる、風景をなぞる。」

日時 2015年4月24日(金)  19:30- (開場 19:00)
会場 VACANT
ゲスト 津田直×川内倫子
主催 provokeproject
予約フォーム http://www.vacant.vc/contact/reserve.php?id=190
イベント詳細  http://www.vacant.vc/d/190

 

*プロフィール
津田直
1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。2001年より国内外で多数 の展覧会を中心に活動。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。主な作品集に『SMOKELINE』、『Storm LastNight』(共に赤々舎)、『SAMELAND』、『NAGA』(共にlimArt)等がある。
http://tsudanao.com

川内倫子
1972年滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛賞受賞。2009年にICP(International Center of Photography)主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞。2012年に東京都写真美術館で個展「照度 あめつち 影を見る」を開催し、第63回芸術選奨文部科学新人賞、第29回写真の町東川賞国内作家賞を受賞。個展、グループ展は国内外で多数。最新刊にイケムラレイ コとの共著『きらきら』などがある。現在ウィーンのKUNST HAUS WIEN Museum Hundertwasserにて個展「Illuminance」を開催中。
http://www.rinkokawauchi.com/

[Exhibition] 古賀充: Atelier / Start

Added on by Yusuke Nakajima.

本日3/17(火)より、古賀充新作展[Atelier]がスタート。
会場では作品23点の展示とともに、制作過程を追った映像を上映しています。
また、同名の作品集(200部限定)もご用意があります。

今夜18:30よりレセプションを開催。
古賀さんも参加しますので、お誘い合わせのうえお越しください。

[津田直] 写真集[NAGA]取り扱い店舗 / トークイベント開催(福岡)

Added on by Yusuke Nakajima.

津田直写真集[NAGA]は、POSTのほかに下記の店舗でお取り扱いしていただいております。
POSTにお越しいただくことが難しい場合は、ぜひ各店舗の店頭でご覧くださいませ。

<北海道>
※2015/5/24 1店舗追記
Less

<宮城>
stock  books & coffee

<東京>
IMA CONCEPT STORE
代官山蔦屋書店
Shibuya Publishing & Booksellers
SUNNY BOY BOOKS
B&B
nostos books
※2015/3/15 3店舗追記
NADiff
circle-d
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
※2015/4/11 1店舗追記
VACANT

<長野>
※2015/5/3 1店舗追記
栞日

<静岡>
BOOKS AND PRINTS

<愛知>
ON READING
※2015/4/11 1店舗追記
:BOOKS
※2015/5/3 1店舗追記
C7C

 <石川>
TORi

<京都>
ガケ書房
恵文社一乗寺店
YUY BOOKS

大阪>
BOOK OF DAYS
Calo Bookshop & Café

<兵庫>
ViVO,VA

<岡山>
MILBOOKS

<広島>
READAN DEAT

<島根>
DOOR(webサイトなし)
住所 島根県松江市上乃木1-22-22/TEL 0852-26-7846

<福岡>
LIFE IN THE GOODS.
※2015/4/11 2店舗追記
BOOKS KUBRIC
カフェ&ブックスビブリオテーク 福岡・天神
※2015/4/16 1店舗追記
MUJI キャナルシティ博多 / MUJI BOOKS

<鹿児島>
Filmvak

<熊本>
※2015/4/11 1店舗追記
カフェ&ブックスビブリオテーク 熊本・鶴屋

<オンライン>
※2015/4/11 1店舗追記
PAPERSKY STORE

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©Nao Tsuda

また、津田氏が拠点を置く福岡でも[SAMELAND]のトークイベント開催が決まりました。
お誘い合わせのうえご参加ください。

 

福岡 [SAMELAND]
タイトル PATAGONIA SPEAKER SERIES「極北の先住民サーメが繋ぐ生きる術」
日時 2015年3月24日(火) 19:30-21:00
会場 パタゴニア福岡
定員 40名(要予約)
参加費 無料
住所 福岡県福岡市中央区大名2-1-6 http://patagoniac.jp/event/極北の先住民サーメが繋ぐ生きる術.html
予約・問い合わせ tel:092-738-2175(11:00~19:00)

[Exhibition] ホンマタカシ: VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW/Start

Added on by Yusuke Nakajima.

本日2/27(金)より、ホンマタカシ[VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW]がスタート。会場中央には車のカバーがインスタレーションされています。

写真集は通常版に加えて、30部限定のスペシャルエディション (オリジナルプリント付)をご用意しています。
また、今回は新たにポスターを作成、販売しています。

今夜19時よりレセプションを開催、お誘い合わせのうえぜひご参加ください。

[Exhibition] 古賀充: Atelier

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、POST では、造形作家・古賀 充の展覧会[Atelier] を開催します。

©Mitsuru Koga

古賀充の新作は、ペンキのハケや、ハンマー、定規など、使用される時間の経過によって所有者の個性が佇まいに染み付いていく作業場にある道具をモチーフとしました。
一見台座に道具が備え付けられたように見えるこれらの作品は、1本の角材からそれぞれの道具を削りだすことで制作された、古賀らしいウィットに富んだアプローチの彫刻作品群です。
この新作をまとめた作品集「Atelier」の出版に合わせ、あらたに制作した新作20点を展示、発表いたします。

©Mitsuru Koga

【展覧会】
会期 2015年3月17日(火)〜3月29日(日)
時間 12:00〜20:00(月曜休み)
会場 POST

【レセプション】
日時 2015年3月17日(火) 18:30〜20:30
会場 POST

©Mitsuru Koga

【作家略歴】
古賀充 Mitsuru Koga 造形作家
日常で出会った物の中にある美しさやおもしろさを、様々な手仕事を通して作品にし、
国内外での展示会で発表している。その他、作品集や絵本なども制作。主な作品集に
『SEA STONE VASES』、『LEAF CUTOUTS』、『Driftwood Dinosaurs』、
『warehouse』、絵本に『いしころ とことこ』、『ピーン』〈いずれも福音館書店〉がある。
http://www.mitsuru-koga.com

【作品集概要】
Mitsuru Koga [Atelier]
写真:古賀充 デザイン:橋詰宗 印刷:大伸社 発行人:古賀充
257mm x 182mm
200部限定
5,000 円(予価)

[Exhibition] ホンマタカシ: VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POST では、ホンマタカシによる[VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW] を出版、2/27(金)より展示を開催します。

 

エド・ルシェが1960年代から1970年代に制作した写真を用いた一連のアーティストブックは、後世のアーティストや写真家たちに大きな影響を与え、再解釈やイミテーション、パロディーなど、 世界各国の作家たちによる多様なオマージュを生み出しました。
オリジナルの形式やタイトルを引用する事で制作された本は約100冊にのぼり、ルシェはこれらの出版物を容認する事によって、芸術表現における主題や方法の許容範囲を間接的に拡張しています。

ホンマタカシ、田中義久、POSTの三者による共同プロジェクトとして2014年にスタートしたエド・ルシェへのオマージュシリーズ、第1弾 はホンマタカシによるプールを撮影した作品群をルシェの[NINE SWIMMING POOLS] に忠実に倣って編集し、一冊の本として仕立てる事で、アーティストブックの金字塔として存在しているルシェの作品群への「返歌」を試みました。

第二弾となる本書は、ビニールシートの掛かった乗り物を観察するように撮影した写真群が1冊の写真集にまとめられました。ブックデザインの基本や作品のまとめ方はルシェに倣いながらも、題材はルシェが設けなかったテーマを設定することで、オリジナルをいかに換骨奪胎していくかがより明確に示されています。
本展では写真集に収録された作品16 点の展示、会場では写真集の先行販売いたします。

協力:TARO NASU

 

※エド・ルシェ(エドワード・ルシェ、Edward Ruscha, 1937 年12 月16 日 - )
は、アメリカ合衆国の画家、現代美術のアーティスト。1960 年代より、主に言葉と広告媒体のイメージを用い、コンセプチュアル・アートとしての特徴を持った絵画、写真、版画、映画などの製作を行っている。(Wikipedia より)
http://www.gagosian.com/artists/ed-ruscha

 

COVERED AUTOMOBILE #15
©Takashi Homma All Rights Reserved

【展覧会】
ホンマタカシ[VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW]
会期 2015 年2 月27 日(金)- 3 月15 日(日)
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
会場 POST


【オープニングレセプション】
日時 2015 年2 月27 日(金) 19:00-21:00
会場 POST

 

COVERED AUTOMOBILE #9
©Takashi Homma All Rights Reserved


【写真集概要】
[VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW]
写真:ホンマタカシ
アートディレクション&デザイン:田中義久
発行元:POST
初版:通常版240 部 スペシャルエディション(プリント付)30 部
価格:通常版2,800 円 スペシャルエディション15,000 円(予価)


【略歴】
ホンマタカシ/ 写真家
1962 年東京生まれ。
2011 年から2012 年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。
写真集多数、著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』2014 年1 月に続編の『たのしい写真 3 ワークショップ篇』を刊行。
現在、東京造形大学大学院客員教授。

田中義久/ デザイナー
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、2008 年独立。美術館をはじめ、コマーシャルギャラリー等の展示V.I 計画や、アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。主な受賞に2013 年JAGDA 賞、JAGDA 新人賞、BACON PRIZE2013、2012 年PromaxBDA DESIGN GLOBAL EXCELLENCE AWARDS / SILVER
(アメリカ)、2010 年red dot award(ドイツ)、また飯田竜太(彫刻家) とのアーティストユニット「Nerhol」としても活動中。

COVERED AUTOMOBILE #5
©Takashi Homma All Rights Reserved

生活文化誌「疾駆/chic (シック) 」第4号刊行記念 特別展示: Start

Added on by Yusuke Nakajima.

1/23(金)より、生活文化誌「疾駆/chic」第4号刊行記念特別展示がスタートしました。
ŒUVRE(ウヴル)田口さんにより白を基調とした花や存在感のある植物で彩られた空間のなかで、4号に関連するスライド上映をしています。
できたての疾駆最新号はもちろん、花や植物も購入ができます。

1/25(日)に開催される青野賢一さん(BEAMS創造研究所・クリエイティブ・ディレクター)と戌井昭人さん(小説家)をゲストにお迎えしたトークイベントも引き続き参加受付中。
お誘い合わせのうえご参加ください。

トークイベント申込方法はこちら↓
http://post-books.info/news/2015/1/15/event-chic4

[Preorder] Alec Soth / SONGBOOK

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、イギリスを拠点とした出版社MACKより、Alec Soth写真集[SONGBOOK]がリリースされました。
日本には2月上旬に入荷する予定ですが、POSTでも2/5(木)までの期間で事前予約を承ります。

タイトル:SONGBOOK
作家:Alec Soth(アレック・ソス)
出版社:MACK
ハードカバー / 144ページ / 285 x 273 mm / モノクロ
2014年刊 

2月上旬入荷
販売価格:9,000円+税

「Sleeping by the Mississippi」(Steidl, 2004) が出世作として広く知られ、国際的写真家集団「マグナムフォト」正会員を務めるアメリカ人フォトグラファー Alec Soth(アレック・ソス)の作品集。
本作では2012年から2014年にかけてニューヨークからシリコンバレーへと横断しながら、各州に存在し 独自の文化が形成されているコミュニティに集まる人々の生活を撮影したモノクロ作品を収録。
これまで「NY TIMES」や自身のレーベル「Little Brown Mushroom」でのタブロイド・シリーズ「THE LBM DISPATCH」を通して発表されてきたこれらの作品から根源的な繋がりを求める人間の感情に焦点をあて、本来セットとなっていたテキストを排除し様々 な音楽の歌詞と共に再編集。
個人主義と繋がりへの希求、それらの間にあるアメリカ人の感情を叙情的に描き出した一冊。
アメリカ・サンフランシスコのギャラリー「Fraenkel Gallery」で2015年2月5日から開催される同名展覧会に併せての発行。

詳細

http://twelvebooks.tumblr.com/post/106625116178/twelvebooks-distribution-list-2015-songbook


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【申込方法】
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。
※1/26(月)〜2/1(日)の期間、店内改装のため臨時休業となります。
 ご対応にお時間がかかる場合もございますが、ご理解いただけましたら幸いです。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■ご住所
■連絡のつくお電話番号
■ご希望冊数
■購入方法:ご来店あるいは通販(銀行振込/PayPal/代引)

を明記の上ご連絡ください。

 

【注意】
事前予約の受付は2/5(木)までとなります。
受付終了後のお問い合わせの場合、ご希望どおりにご用意ができない場合がございます。予めご了承くださいませ。

[Information] 臨時休業のお知らせ

Added on by Yusuke Nakajima.

POSTは店内改装のため、1/26(月)〜2/1(日)の期間は臨時休業となります。
ご来店の際はご注意ください。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

これに伴いGagosianの特集も今週末25日(日)まで。
「疾駆/chic」4号の展示とあわせてお見逃しなく。

津田直: [NAGA]&[SAMELAND]トークイベントスケジュール

Added on by Yusuke Nakajima.

津田直写真集[NAGA]の刊行を記念して、全国各地で[NAGA]と前作[SAMELAND]のトークイベントを開催いたします。

©Nao Tsuda

津田はインドとの国境に近いミャンマー北西部のザガイン管区へ2度にわたり訪問しました。
そこではナガ族が独自の文化形態を重んじながら暮らしています。

トークイベントのスライドショーには撮影の傍らでコンパクトカメラにて撮影された写真を上映し、写真の裏にひそむナガ族の実情を目の当たりにして感じたことや印象に残ったエピソードなどを中心に語って頂きます。

また、津田は2015年1月に前作の舞台となった[SAMELAND]に再び訪れることになりました。
マイナス30℃という極寒で1日に陽が数時間しか昇らないこの季節に広がる情景は、前回訪れた太陽が一番強く差し込む夏至の頃とは様変わりしているでしょう。
旅から帰って間もない時期に、作家本人から現地のようすを聞かせてもらえる貴重な機会です。

お誘い合わせのうえご参加ください。

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トークイベントスケジュール

東京 [NAGA]
日時 2015年2月4日
(水) 20:00-21:30 
会場 
POST 定員:35名(要予約)
参加費 
1,500円(ドリンク付)
住所 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 http://post-books.info/
予約・問い合わせ tel03-3713-867012:0020:00 月曜休) mailpost@post-books.jp

静岡 [SAMELAND]
日時 2015年2月21日(土) 15:00-17:0014時受付開始、14時半開場)
会場 KAGIYAビル4Fギャラリー
定員 40名(要予約) 
参加費 前売り
1,500円、当日2,000円(コーヒー1杯付き)
住所 静岡県浜松市中区田町229-13 KAGIYAビル http://www.booksandprints.net/
予約・問い合わせ tel053-488-4160 13:0019:00 火・水・木曜休) mailevent@booksandprints.net

名古屋 [NAGA
日時 2015年3月4日(水) 19:30-21:00
会場 ON READING
定員 35名(要予約)
参加費 
1,500円(ドリンク付)
住所 名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2 http://onreading.jp/
予約・問い合わせ tel052-789-085512:0020:00 火曜休) mailinfo@elvispress.jp

大阪 NAGA
日時 2015年3月6日(金) 
19:30-21:00  
会場 
Calo Bookshop&Cafe
定員 25名(要予約) 
参加費 
1,500円(ドリンク付)
住所 大阪市西区江戸堀1丁目8-24 若狭ビル5F  http://www.calobookshop.com/
予約・問い合わせ tel06-6447-477712:0019:00(土曜は~18:00) 日・月曜休) mailinfo@calobookshop.com

神戸 [SAMELAND
日時 2015年3月7日(土) 18:00-19:30(17:30開場)  
会場 TASTE&TOUCH DECO

定員 40名(要予約)
参加費 1,500
住所:兵庫県神戸市中央区海岸通1-2-10 http://tasteandtouch.jp/deco/top.html
予約・問い合わせ (ViVO.VA
tel078-334-722511:3020:00 不定休) mail
info@vivova.jp http://www.vivova-market.jp/

大阪 [SAMELAND
日時 2015年3月8日(日) 17:00-18:30  
対談 赤阪友昭(写真家 / photo gallery Sai主宰)
会場 photo gallery Sai
定員 35名(要予約) 
参加費 
1,800
住所 大阪市福島区鷺洲2-7-19 http://photo-sai.com
予約・問い合わせ tel:06-6452-0479 mailinfo@photo-sai.com

広島 NAGA 
日時 2015年3月11日(水) 
19:30-21:0019:00より受付) 
会場 コワーキングスペースShakeHands 
定員 
80名(要予約) 
参加費 1,500円(ドリンク付)
住所 広島市中区紙屋町1-4-5ウィニーズ紙屋町 3F tel082-246-1340 http://www.shakehands.jp/
予約・問い合わせ READAN DEATtel082-961-454511:0019:00 火曜休 mailinfo@readan-deat.com readan-deat.com

©Nao Tsuda

※2015/2/12 追記

建築家・谷尻誠氏率いるサポーズデザインオフィスで定期開催しているイベント「THINK」。
2015年初となる49回目に、津田直がゲストとして参加します。
一年間を通して旅に出ていることが多いという写真家の目を通して見えてくること、作品やフィールドワークのスライドショーを交えながら、その世界観に触れられる良い機会です。

THINK_49_津田直
日時 2015年2月27日(金)19:30~21:30 (19時受付開始、19時半開場)
   アフターパーティ 21:30~23:00 会場 サポーズデザインオフィス 3階
対談 谷尻 誠(建築家・サポーズデザインオフィス)
定員 椅子席 先着100席まで、以降は立ち見(予約不要)
参加費 1,000円
住所 広島市中区舟入本町15-1 サポーズデザインオフィス http://www.suppose.jp/index.html
問い合わせ tel:082-961-3000

[Event] 生活文化誌「疾駆/chic (シック) 」第4号刊行記念 特別展示

Added on by Yusuke Nakajima.

この度、POSTでは、生活文化誌「疾駆/chic」 第4号の刊行を記念して、123日(金)から25日(日)まで、特別展示を開催いたします。

4号の特集は、熊野です。世界遺産にも登録され、ますます注目を集める熊野。聖地として古くから息づいてきた土地の魅力を、地域の歴史研究家、奥深い山中で修行を続ける修験者、熊野でへき地医療に従事する医師、蔵を引き継できた酢の醸造職人、熊野を拠点に活動をするギタリストなど、多彩な人々の語りを通して伝えます。

期間中、疾駆/chicの連載で毎回鮮やかな花のアレンジを披露するŒUVRE(ウヴル)の田口さんが、“ŒUVRE STAND”としてPOSTに期間限定ショップをオープン。これまで刊行されてきた「疾駆/chic」各号をイメージしたブーケも特別販売いたします。
また、期間中、疾駆/chicをお買い上げいただいた方には、ŒUVRE特製の押し花もプレゼントいたします。

特別展示最終日の125日(日)の18時からは刊行記念トークイベントも開催いたします。
ゲストは、BEAMS創造研究所・クリエイティブ・ディレクターの青野賢一さんと、小説家の戌井昭人さん。
青野さん、戌井さんは、それぞれ疾駆/chic3号、第4号の連載にも登場されています。
街歩きのこと、東京のこと、疾駆のことを、お二人の多彩な活動を通してお話いただきます。

 

生活文化誌「疾駆/chic」第4号刊行記念 特別展示
会期 2015年1月23日(金)〜25日(日)
会場 POST/limArt

 

トークイベント
日時 2015125()  18:15 - 19:30

開場 18:00/スタート 18:15
会場 POST/limArt
ゲスト 青野賢一 × 戌井昭人   司会 菊竹寛(疾駆/chic編集長)
参加費 1,000円(ワンドリンク付/当日会場にて現金のみ承ります)
※定員40名/要予約

【申込方法】
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■お電話番号
■ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。
定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。

謹賀新年 2015

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旧年中は足をお運びいただきありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

POSTは本日4日(日)より通常営業しております。ぜひお越しください。

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ホンマタカシ[NINE SWIMMING POOLS]第二版 取り扱い書店について

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2014年10月に出版した、ホンマタカシ[NINE SWIMMING POOLS AND A BROKEN I PHONE]の第ニ版が2015年より、全国の23書店で販売されます。

1月上旬より、下記の店舗でお取り扱いしていただいております。
第2版は200部限定、再版は予定しておりませんのでどうぞお見逃しなく。

<宮城>
stock  books & coffee

岩手>
CIY

<東京>
代官山蔦屋書店
東塔堂
百年
circle-d
IMA CONCEPT STORE
flotsambooks  (online)
NADiff
nostos books
Shibuya Publishing & Booksellers
SUNNY BOY BOOKS
UTRECHT

<愛知>
ON READING

大阪>
スタンダードブックストア
BOOK OF DAYS
Calo Bookshop & Café

<京都>
ガケ書房
恵文社一乗寺店
YUY BOOKS

<岡山>
MILBOOKS

<愛媛>
螺旋

<福岡>
LIFE IN THE GOODS.

[Exhibition] 津田 直:NAGA

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この度、POSTでは、津田 直の写真展[NAGA] を開催します。

©Nao Tsuda

©Nao Tsuda

「NAGA」は、前作「SAMELAND」に続く、フィールドワークから生まれた写真集の第二弾となります。
密林に覆われた山道、丘陵に並ぶ竹で編まれた家々、鮮やかな色彩の民族衣装と入れ墨、闇夜の儀式、動物の顔が彫り込まれた木製ドラム、歌い踊る人影、跪き祈りを捧げる子供達…
撮影地となったミャンマー・ザガイン管区は、インドとミャンマーに跨りナガ族が暮らす地域です。奥深い山の尾根に住まう彼らは狩猟採集を中心とし、外の世界と距離を置き、独自の自然信仰を受け継ぎ生きてきました。日々山の中を歩き獲物を捕らえ、逞しく暮らす彼らの身体性や身に纏う赤と黒を基調とした力強い色彩の布地などに惹きつけられ、津田は二度に渡りナガ族の土地を訪れることになります。その中で津田は、近代化の流れを受けキリスト教文化へと変容していったナガ族の生き方と出会ってゆきます。古くはモンゴロイドに属するナガ族は、我々のルーツと照らし合わせてみても、案外かけ離れた存在ではないのかもしれません。

本展は、津田がミャンマー北西部で撮影した写真で構成される新作写真集「NAGA」の出版に合わせて開催される展覧会です。
会場では写真集の先行販売に加え、オリジナルプリントの展示、会期中には作家によるトークショーも開催いたします。

前作[SAMELAND] につきましては、下記のリンクをご参照ください。
http://post-books.info/news/2014/1/9/exhibition-sameland

 

【展覧会】
会期 2015年2月3日(火)〜2月22日(日)
時間 12:00〜20:00
会場 POST
協力 Taka Ishii Gallery Photography / Film
   TCK

【レセプション】
日時 2015年2月3日(火) 18:30〜20:30
会場 POST

【トークショー】
日時 2015年2月4日(水) 20:00〜21:30

【作家略歴】

津田直
1976 年神戸生まれ。ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。
2001 年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。
主なシリーズに、『近づく』(2001-2004)、『漕』(2005-2009)、『SMOKE LINE』(2008)、『果てのレラ』(2009)、『Storm Last Night』(2010)、『REBORN』(2010-)、『Earth Rain House』(2012)がある。
また最近では、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会、特別授業を行うなど活動は多岐にわたる。
2010 年、芸術選奨新人賞(美術部門)受賞。主な作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『Storm Last Night』(赤々舎)がある。
2014 年にフィールドワークから生まれた写真集第一弾『SAMELAND』(limArt)を上梓。
大阪芸術大学客員准教授、大阪経済大学客員教授。
http://tsudanao.com

【写真集概要】
[NAGA]
写真:津田直
テキスト:飯沢耕太郎、津田直
アートディレクション/デザイン:田中義久
発行:limArt
182mm x 220mm
144ページ フルカラー 65図版
日英バイリンガル
初版 1000部
ISBN:978-4-9907173-5-3
価格:3,000円+税:2/3(火)~2/22(日)POSTでの展覧会会期中の特別販売価格
   3,200円+税:2/23(月)以降の通常価格

 

【略歴】

飯沢耕太郎(いいざわ・こうたろう)
写真評論家。きのこ文学研究家。1954年、宮城県生まれ。
1977年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。
主な著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書 1996)、『デジグラフィ』(中央公論新社 2004)、『きのこ文学大全』(平凡社新書 2008)、『写真的思考』(河出ブックス 2009)、『深読み! 日本写真の超名作1 0 0』(パイインターナショナル 2012)、『きのこ文学ワンダーランド』(DU BOOKS 2013)、『写真集が時代をつくる!』(シーエムエス 2014) などがある。

田中義久(たなか・よしひさ)
1980年生まれ。2004年武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、2008年独立。
美術館をはじめ、コマーシャルギャラリー等の展示V.I 計画や、アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。
作品集を手がけた作家は、川内倫子、Terri Weifenbach、DarenAlmond、ホンマタカシ、津田直、花代、Scheltens&Abbenes、SANNESANNES、herman de vries、Wim Crouwel、小山泰介、大沼茂一、丹羽良徳、山下麻衣+小林直人、平川紀道など。
2014年より武蔵野美術大学ギャラリーαM のアートディレクターに就任。
主な受賞に2013年JAGDA 賞、JAGDA 新人賞、BACON PRIZE 2013、2012年PromaxBDA DESIGN GLOBAL EXCELLENCE AWARDS / SILVER(アメリカ)、2010年red dot award(ドイツ)、2009年TDCPrize Nominee work がある。
また飯田竜太(彫刻家)とのアーティストユニット「Nerhol」としても活動中。
www.nerhol.com

[Exhibition] Lina Scheynius

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12 月13 日(土)から1 月12 日(月祝)まで、リナ・シェイニウスの展覧会を開催いたします。

10 歳から独学で写真を学んだシェイニウスは、Flickr を通じて注目を集め、依頼を受けて撮影したシャルロット・ランプリングのポートレイトが『Dazed &Confused』に採用されたことを皮切りに、プロの写真家としてのキャリアをスタートさせました。以後、『Vogue』『AnOther』など多くのファッション雑誌へのコントリビューションを経て、ドイツの週刊新聞紙『Die Zeit』ではドイツ人写真家、ユルゲン・テラーからフォトコラムを引き継ぎ、1 年間に渡って連載。FOAMMuseum(アムステルダム)、DEICHTORHALLEN(ハンブルグ)など欧米の美術館やフェスティバルを中心に作品を展示した後、2013 年にはChristophe GuyeGallery(スイス)にてヨーロッパで初の個展を開催しました。また、編集から出版までを自身で行う限定写真集の制作も行っており、現在まで6 冊を出版し好評を得ています。
この冬には、新たに7 冊目の写真集が刊行されました、POST で開催される本展はその出版に合わせた展覧会となります。

また、六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/ フィルムでは、12 月13 日(土)から1 月31 日(土)まで、日本で初となるリナ・シェイニウスの個展「Exhibition 03」が開催、これまでシェイニウスが発表をしてきた作品から約16 点が展示されます。


リナの写真集に焦点を当てたPOST での展覧会と、 作品を中心に構築されるタカ・イシイギャラリー での展覧会、違った組成を通じて彼女の作品に接する事ができる機会となります。どうぞご期待ください。

【展覧会】
Lina Scheynius
会期 2014 年12 月13 日(土)- 2015 年1 月12 日(月祝)
時間 12:00 - 20:00 /月休(※祝日の場合は通常営業)
休廊 月曜日、12/29 - 1/3
会場 POST
企画 twelvebooks
協力 タカ・イシイギャラリー

【ブックサイニング】
日時 2014 年12 月14 日( 日) 16:00 -
会場 POST

【同時開催】
会期: 2014 年12 月13 日(土)- 2015 年1 月31 日(土)
会場: タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/ フィルム(東京・六本木 AXIS ビル)
オープニング・レセプション: 2014 年12 月13 日(土) 18:00 – 20:00

(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/ フィルム プレスリリースより)

1981 年、スウェーデン南西の町ベーナシュボリに生まれ、現在ロンドンを拠点に活動するリナ・シェイニウスは、モデルとして活躍の後、写真家に転身しました。
理想やアイディアを投影され手を加えられる存在としてのモデル=被写体の経験を経て、シェイニウスを撮影者へと導いたのは、「見るもの」と「見られるもの」の関係性を再構築する欲求と、その関係を率直に媒介するフィルム写真表現への継続的な関心であったと言えます。


私はカメラや写真集が身近である環境に育ち、そこから写真術の多くを学んだ。父は私たち家族の写真を沢山撮り、それを映写機で見るのがとても楽しかった。モデルをやり始めてから、どの様にプロのファッション・フォトグラファーが働くのか、そして自分がどの様になりたくないのかを学んだ。
リナ・シェイニウス
(作家ウェブサイトFAQ より抜粋 http://www.linascheynius.com/faq.html)

シェイニウスは、主に友達や恋人、自身の身体やそれらの親密な瞬間を好んで観察しています。自身の生活とそこにいる人々に対する関心と情は、彼女が10 歳の誕生日に父親から買い与えられたカメラで撮った最初の写真から一貫する主題です。ベッドや浴室などあらゆる場所にカメラを持ち込み、パーソナルな日常シーンに瑞々しい生の煌めきと一筋の陰りを捉える日記的写真群は、私写真の系譜に属しているとも言えるでしょう。
ときに赤裸々なまでに語られる彼女の生活においては、シェイニウスの誠実な視線のありかたによってセクシャルなシーンも洗練され、そして、被写体との間に親密な関係性があることによって、その肢体や表情も独特な美しさを帯びています。


写真を撮ることが好きで、写真を通じて無数の解釈が可能なストーリーを語ることが好き。その気持ちがある限り、私はただ撮り続けて、楽しんで行く。本当にそのくらいシンプルなこと。
リナ・シェイニウス
(『Hitspaper』、佐々木アラタによる作家へのインタビューより抜粋
http://antenna7.com/root/interview-lina-scheynius.html)


作家が敬愛する写真家の一人として挙げている荒木経惟のように、彼女にとっても、身の回りのものや人に関わって(=撮って)いくことが生きることであると言えます。