本日4/27(金)より、川内倫子による写真絵本『はじまりのひ』の出版記念展がスタート。
収録作品のオリジナルプリントとテキストによるインスタレーション、ぜひご覧ください。
なお、今夜19時よりオープニングレセプションを開催します。
ご予約不要、どなたでもご参加いただけますので、お誘いあわせのうえお気軽にご参加ください。
会場でお待ちしております。
本日4/27(金)より、川内倫子による写真絵本『はじまりのひ』の出版記念展がスタート。
収録作品のオリジナルプリントとテキストによるインスタレーション、ぜひご覧ください。
なお、今夜19時よりオープニングレセプションを開催します。
ご予約不要、どなたでもご参加いただけますので、お誘いあわせのうえお気軽にご参加ください。
会場でお待ちしております。
この度POSTでは、川内倫子による写真絵本『はじまりのひ』の刊行を記念して展覧会を開催いたします。
川内倫子「はじまりのひ」 © Rinko Kawauchi
本書に収録されている作品は、主に出産という大きな出来事を経験した前後に撮影されています。
その経験はおのずと、写真家の視点を日々の暮らしのなかで出会う風景や小さな生き物たちへと導いていきました。
子どもを授かったことで生まれた気づきが、
川内のみずみずしい感性を通して、写真と短いテキストとで織りなされる写真絵本となってあらわれます。
いのちがひとつ生まれることと、いのちがひとつ終わることは、どこかでつながっていて、
生きている時間には、大切なものに出会うことも、失うこともあるということ。
でも、それらすべては新しく何かがはじまっていく、 次の「はじまりのひ」でもあるのです。
身近な出来事を被写体にしている点は、奇しくも彼女の初期作品「うたたね」に通じるところでもあります。
初個展から20年ほどの歳月を経た節目の年に、妊娠・出産を経て初期作品の世界に還ってゆく。
写真家自らの言葉を借りるならば、ここでようやく「一巡した」のかもしれません。
この写真絵本は、これから自らの世界を切り拓いてゆく子どもたちに触れてほしい一冊でありながら、
同時におとなたちにとっても共感を呼び、写真集としても存分に楽しめるものとなることでしょう。
まるで、新しい一歩を踏み出そうとするすべてのひとに贈られるはなむけのエールのようです。
川内倫子「はじまりのひ」 © Rinko Kawauchi
<展覧会概要>
川内倫子 / はじまりのひ
会期:2018年4月27日(金)-5月13日(日)
会場:POST 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 - 20:00
定休日:毎週月曜日
オープニングレセプション:2018年4月27日(金) 19:00-21:00
<トークイベント>
日時:2018年4月29日(日祝) 17:00-18:30(16:30開場)
登壇者:伊藤康(「母の友」編集長)、川内倫子
参加費:1,000円(ワンドリンク付)
※トークイベントは展覧会の会場にて開催するため、開催時には展示をご高覧いただくことができかねます。あらかじめご了承くださいませ。
※2018/4/25(水)追記
本イベントは定員に達したため、お申込を締め切らせていただきました。
プロフィール
伊藤 康
1977年愛知県生まれ。2004年より福音館書店勤務。
「こどものとも」編集部在籍時には絵本『へろへろおじさん』や『どっとこどうぶつえん』にかかわる。
川内倫子「はじまりのひ」 © Rinko Kawauchi
<作家略歴>
川内倫子
1972年、滋賀県生まれ。
2002年、『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。
2009年には第25回ICP インフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。
最新写真集に『Halo』がある。
<書籍概要>
川内倫子『はじまりのひ』
仕様:合紙並製本
ページ数:32ページ
写真点数:カラー20点
サイズ:B5変型(縦240mm x 横185mm)
出版社:求龍堂
販売価格:2,315円 + 税
現在開催中の[SPOT: Yoshihisa Tanaka] 、今週末の4/8(日)までを予定していた会期を4/22(日)まで延長いたします。また、延長に合わせて第3回目のトークプログラムも開催いたします。
SPOT: 田中義久
会期:4/22(日)まで
時間:12:00 - 20:00
定休日:毎週月曜日
協力:アイデア編集部
トークプログラム
第3回目
日時:2018年4月20日(金) 19:30 - 21:00(19:00開場)
登壇者:磯谷博史、田中義久
参加費:500円
要予約
第3回目のトークプログラムでは、ゲストに美術家の磯谷博史氏をお招きします。磯谷氏は[idea No.381]にテキストを寄稿していますがその中で触れられている、蕎麦屋で二人が意見を交えた席が、偶然にもこのトークが開催されるちょうど1年前の2017年4月20日の出来事でした。
この時、磯谷氏はバウハウスについて、田中氏はアムステルダム市立美術館についてを例にしながら美術作品とデザインの境界についての見識を交差させました。このトークは一年前の意見交換を公に共有しつつ、さらに深めていく機会になるでしょう。
イラスト:田中せり
磯谷博史
1978年生まれ。美術家。東京藝術大学建築家を卒業後、同大学院先端芸術表現科および、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジで美術を学ぶ。写真、彫刻、ドローイングの複合を通して、事物への認識を再考している。主な展覧会に「The Spector of Surrealism ポンピドゥーセンター40周年記念展」(Atelier des Forges、アルル、2017)「囚われ脱獄、囚われ脱獄」(CAPSULE、東京、2016)「The Beach That Never Was」(ICAS、シンガポール、2014)「Lag」(LISTE、バーゼル、2014)「Duality of Existence」(Friedman Benda、ニューヨーク、2014)「Personal Structures」(Palazzo Bembo、ヴェニス、2013)など。並行し、共同ディレクターとしてプロジェクトスペースstatementsの企画に関わり、企業でアートディレクターとしての職務に就く。
http://www.whoisisoya.com/
定員に達したため、お申し込みを終了いたしました。
現在POSTで開催中の展覧会 [SPOT: 田中義久] に合わせたトークプログラムを開催します。
本企画では [idea No.381 越境の遍歴 田中義久のパースペクティブ] にテキストを寄せるデザイナーや編集者、関係者をゲストに招き、 誌面には書かれていない田中義久の遍歴を辿ります。
第1回目
日時:2018年3月28日(水) 19:00 - 20:30(18:30開場)
登壇者:大原大次郎、田中義久
参加費:500円
大原大次郎
1978年神奈川県生まれ。
2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。 同年omomma設立。
タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、 展覧会、ワークショップ、出版、パフォーマンスなどを通して、 言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。
2014年JAGDA新人賞、東京TDC賞受賞。
http://oharadaijiro.com/
第2回目
日時:2018年4月6日(金) 19:00 - 20:30(18:30開場)
登壇者:古賀稔章、田中義久、中島佑介(POST)
参加費:500円
古賀稔章
1980年福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。雑誌「アイデア」の編集者を経て、近年は、グラフィックデザインやタイポグラフィに関する執筆・翻訳・研究活動を個人として行う一方、アーティストやデザイナーとの協働による印刷物の編集や批評的実践にも自発的に関わる。
生活文化誌「疾駆」で連載中。
中島佑介
1981年長野生まれ。ブックショップ「POST」代表。
ブックセレクトや展覧会の企画、書籍の出版、DOVER STREET MARKET GINZAをはじめとするブックシェルフコーディネートなどを手がける。
2015年からはTOKYO ART BOOK FAIRのディレクターに就任。
http://post-books.info/
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ご参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加希望日:3/28(水) or 4/6(金)
・参加人数
を明記のうえお申し込みください。
この度POSTでは、VOSTOKが企画・主催するイベント「EASTERN vol.2」の東京会場として、ふたつのプログラムを開催する運びとなりました。
EASTERNとは、東京と根室のふたつの東から育まれていくもの、出会うものを通して、これからの新しい暮らしを一緒に探っていくプロジェクトです。
vol.2のテーマは「釣りに行こう」。
釣りをキーワードにした展示やワークショップ、オリジナルプロダクトの販売をいたします。
ぜひお越しください。
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EASTERN vol.2 「釣りに行こう」
No.1 Talk show・slide installation
「東端に立つ」
第2回目のEASTERNでは最も身近な狩猟としての「釣り」をテーマとしました。
釣りをしていると、時間や環境の循環など見えないものが見えてくることがあります。
フィールドワークから見えない時間を感じさせる写真を撮られている津田直さんのトークショーを開催。また「東端に立つ」スライドショーを上映します。津田直さんの今の暮らしにも繋がる楽しいお話と、大画面に映し出される根室の風景をお楽しみください。
トークショー&スライドショー
日時:2018年3月24日(土) 14:00-15:30
会場 : POST 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
参加費 : 無料 (予約制)
申し込み方法:
電話予約 VOSTOK labo 0153-24-0555 またはインスタグラムダイレクトメッセージにて
No.2 Work shop
獣毛や鳥の羽でアクセサリーをつくる
開催にあたって
人の生活の側で私たちと直接的にまた間接的に関わり合いながら共に暮らしているクマやシカや鳥。
彼らは美しい翼で空を飛び、今も雪が舞う森を闊歩している。
フライフィッシングはそうした動物の毛や羽を使って、虫や小魚の毛針を作り、新たな生命感を吹き込んで魚を釣る遊びです。
いにしえの人々は空から俯瞰して眺める目を、強靭な体を、森を駆け抜ける疾風を身につけようと、彼らの毛や羽でアクセサリーを作っていた。
野生動物や自然との距離が開きつつある今の生活に、同じ時に生きる彼らの輝きをアクセサリーやブローチにしてみませんか?
ワークショップ
日時:2018年3月25日(日) 13:00〜 / 16:00~(約2h)
会場 : POST 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
参加費(材料代込み・飲み物付き):2,500円
申し込み方法:
電話予約 VOSTOK labo 0153-24-0555 またはインスタグラムダイレクトメッセージにて
◼︎ブローチ・ピアス・イヤリング から選択
◼︎ドリンク付き
この度POSTでは、スウェーデン人フォトグラファーのモルテン・ランゲ(Mårten Lange)来日に伴い、川内倫子をゲストに招いたトークイベントを開催いたします。
(c) Mårten Lange
1984年生まれ、現在はベルリンを拠点とするモルテン・ランゲは、スウェーデンとロンドンで写真を学び、一貫した世界観でのモノクロによる作品を数多く発表。
これまでにイギリスの出版社「MACK」やフランスの出版社「Études Books」から作品集を刊行、過去には自身で出版社「Farewell Books」を主宰(2007-2010)し、自身の作品集だけでなく日本人を含む様々な作家の作品集を手掛けるなど、作家活動の初期から出版に対する興味を強く持つ写真家です。
2007年に「Farewell Books」より刊行した作品集「Machina」は、アメリカ人現代美術家のエド・ルシェ(Ed Ruscha)の目に留まり、作品集に収録された全ての作品が彼のコレクションとして所蔵されるなど、作家からも高い評価を得ているランゲ。
今回のトークイベントにゲスト登壇となる川内倫子もランゲの作品に興味を持つ写真家の一人で、昨年にアメリカの老舗写真集専門オンラインストア「Photo-eye」で企画された「The Best Books of 2017」にて、ランゲの最新作品集「The Mechanism」(MACK刊) を選書しています。
Photo-eye「The Best Books of 2017」/ 選者:川内倫子
http://blog.photoeye.com/2017/12/2017-best-books-rinko-kawauchi.html
Mårten Lange「The Mechanism」(MACK)
https://www.twelve-books.com/collections/all/products/the-mechanism-by-marten-lange
トークイベントでは、ランゲ自身によるこれまでの作品のプレゼンテーションを混じえながら川内倫子との対談を行い、イベント後にはサイン会を開催いたします。
プロフィール
モルテン・ランゲ | Mårten Lange
1984年、スウェーデン生まれ。Gothenburg大学(スウェーデン)とFarnham大学(イギリス)で写真を専攻。近著に『Another Language』(MACK, 2012)、『Citizen』(Études Books, 2015)、『The Mechanism』(MACK, 2017)がある。ハンブルグとベルリンのギャラリー「Robert Morat | Galerie」に所属し、自身もベルリンを拠点とする。
https://martenlange.com
川内倫子 | Rinko Kawauchi
1972年、滋賀県に生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』(2004年)、 『the eyes, the ears,』『Cui Cui』(ともに2005年)、『Illuminance』(2011年)、『あめつち』(2013年)などがある。主な個展に「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」カルティエ財団美術館(2005年・パリ)、「AILA + the eyes, the ears,」ハッセルブラッド・センター(2007年・イエテボリ、スウェーデン)、「Semear」サンパウロ近代美術館(2007年・サンパウロ)、「Cui Cui」ヴァンジ彫刻庭園美術館(2008年・静岡)、「照度 あめつち 影を見る」(2012年・東京都写真美術館)、「Illuminance」(2015年・KUNST HAUS WIEN GmbH、ウィーン)、「川が私を受け入れてくれた」(2016年・熊本市現代美術館)ほか多数。2017年に最新作『Halo』を刊行。
http://rinkokawauchi.com
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トークイベント
日時:2018年3月30日(金) 19:00 - 20:30(受付は18:30スタート)
会場:POST 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
登壇者:モルテン・ランゲ(Mårten Lange)、 川内倫子
企画:twelvebooks
要申込
定員:35名
参加費:1,500円 / 1ドリンク
ご参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記のうえお申し込みください。
この度POSTでは、一人のデザイナーによるブックデザインを紹介する展覧会[SPOT]を開催する運びとなりました。
一冊の本ができあがる過程で、デザイナーは本の仕上がりを決定づける大きな役割を担っています。
しかし、本を作る上でデザイナーがどういった役割を担っているのか、仕上がった本にはその一部分しか表れていません。
定期的に開催する[SPOT]は、毎回一組のデザイナーにフォーカスし、彼らがデザインした本を展示するとともに、インタビューを通じてそれぞれのブックデザインの背景にあるコンセプトや、デザイナー/作家間の協働作業について紹介し、本作りにおけるデザイナーの役割やブックデザインについて知ってもらうための展覧会です。
[SPOT]の第4回目となる今回は、デザイン誌 [idea] の最新号 [idea No.381 越境の遍歴 田中義久のパースペクティブ] 刊行に合わせ、POSTのアートディレクションも手がける田中義久のブックデザインに焦点を当てます。会場では、これまでに手がけてきたアートブック60点以上を一堂に展示、すでに絶版となっているタイトルも展示・販売いたします(一部、展示のみのタイトルも含む)。
会期中にはトークイベントの開催や、本展に合わせ部数限定で制作された特別仕様のidea 381号も販売を予定しています。
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会場:POST 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期:2018年3月13日(火)ー4月22日(日)(会期を延長しました)
(3/23(金) - 3/25(日)はイベントのため閉廊)
時間:12:00 - 20:00
定休日:毎週月曜日
協力:アイデア編集部
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田中義久(たなか・よしひさ)
1980年静岡県生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。
永続性の高い文化的価値創造を理念に、批評性を持ったデザインを実践している。主な仕事に東京都写真美術館をはじめとした文化施設のVI計画、
ブックショップ「POST」、出版社「CASE」の共同経営、「The Tokyo Art Book Fair」、「Daikanyama Photo Fair」などのアートディレクションがあり、アーティストの作品集や共同制作も定期的に行なっている。また、飯田竜太(彫刻家)とのアーティストデュオ「Nerhol」としても活動し、
主な個展に「Index」foam photography museum(オランダ)、「Promenade」金沢21世紀美術館、「Interview, Portrait House and Room」Youngeun Museum Contemporary Art(韓国)がある。
idea No.381
越境の遍歴 田中義久のパースペクティブ
企画・構成:田中義久、アイデア編集部
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策,北岡誠吾)
本特集ではデザイナー、田中義久の活動を特集する。
1980年生まれの田中は、インディペンデントな出版社やギャラリーの写真集、アートブックのデザインをはじめ、さまざまな企業、イベント、プロジェクトのアートディレクションを行い、そのほとんどに企画構想や運営のレベルからかかわっている。田中のように受注制作を越えた自主的「生産」を行うデザイナーのあり方は、2000年代以降欧米を中心に見られる世界潮流のひとつであり、出版やアートのような文化領域周辺において顕著だ。そうした潮流はデザインが専門的職種から人の生そのものを規定する概念へと拡張されていく時代のなかで、人と世界の間をあらためてとりもとうとするデザイナーの精神運動とでもいうべきものだ。田中はいちはやくそのような考え方を自覚し、日本において独自の実践を展開していったデザイナーのひとりだろう。
特集の構成は個人をテーマとする点で従来のようなデザイナー作品集的な形式をとっているが、その目的はそれぞれの実践の背景にある思想や文脈を通じて現在のデザインの可能性を批評的に捉えることにある。そこで、先行世代や同世代のデザイナーのコメントや協働する編集者の論考など複合的な視点を通じ、田中義久の実践に潜む構造の一端が明らかになる。その構造は、今後のデザイナーにとって重要なロールモデルとして参照されていくだろう。
特別版の詳細・通販でのご購入はこちら
http://post-books.info/new-arrivals/2018/4/13
2018年初開催となる、写真集に特化したアートブックフェア[PhotobookJP]に出展します。
会期 2018年3月1日(木)〜3月4日(日)
開場時間 10:00-18:00(最終日は17:00まで)
会場 大さん橋ホール(CP+2018 PHOTO HARBOUR内)
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
※ご来場の際はCP+の事前登録が必要です。お手数ですが、こちらよりご登録をお願いいたします。
©Yehlin Lee
POSTのブースでは、2017年に反響の高かったタイトルを中心に、2018年に出版されたSteidlの最新刊を展開するほか、サンプル使用品などをディスカウントしたコーナーを併設する予定です。
どうぞ足をお運びください。
現在開催中のシルビア・バタイユ展覧会「AUTOROUTE」は、好評につき会期を来週末2/18(日)まで延長する運びとなりました。
皆さまのご来場をお待ちしております。
※なお、2/12(月祝)は定休日のためおやすみとさせていただきます。何卒ご了承ください。
本日1/25(木)より、POST店頭では新しい出版社特集がスタートしました。
今回は、イタリアの出版社・DAMIANI(ダミアニ)。
マウリツィオ・カテランの監修する[TOILET PAPER MAGAZINE]を始め、現代美術や写真に特化したタイトルが並びます。
ぜひ足をお運びください。
本日1/23(火)、シルビア・バタイユ展覧会「AUTOROUTE」がスタートしました。
今夜19時より、作家のシルビアさんを囲んでオープニングレセプションを開催します。
ご来場の際には、雪解けの坂道にお気をつけてお越しください。
この度POSTでは、Sylvia Bataille(シルビア・バタイユ)の日本では初となる展覧会「AUTOROUTE」を開催します。
Sylvia Bataille / substances toxiques
© Sylvia Bataille
彼女はフランスに生まれ、現在はパリを拠点に活動しています。まるで写真のように緻密に描かれた作品群は銅版画のメゾチントが用いられ、車の疾走するモチーフとは対照的に、静寂で、ある種の狂気をも感じさせます。これらのランドスケープは、フェティシズムに近い彼女の心象風景を的確に表現するためのモチーフとして2005年から継続して制作されているものです。
オープニングには作家在廊のもとレセプションも開催します。ぜひご高覧ください。
会期:2018年1月23日(火) ー 2月11日(日) 月曜休
時間:12時 ー 20時
オープニングレセプション:1月23日(火) 19時 ー 21時
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Sylvia Bataille(シルビア・バタイユ)
1963年フランス生まれ。メゾチントを用いた銅版画のほか、写真やイラストレーションなども手掛ける。2010年にはChamalières Triennale、2011年にはSaint-Maure Estam Biennaleで優秀賞を受賞。近年の展覧会に[mezzotints and pinhole photographs /Galerie Univer] (2017)、[mezzotints /フランス国立図書館](2015)などがある。
2018年のPOSTの営業は、本日1/5(金)よりスタートしました。
旧年中には弊店の活動を気にかけていただきありがとうございました。
おかげさまで実りあるものとなりました。
本年も皆さまにとってとびきりの一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
店頭では年末から引き続き、ホンマタカシのルシェへのオマージュシリーズの写真集刊行にあわせた展覧会を1/21(日)まで開催しています。
どうぞお誘い合わせのうえ足をお運びください。
皆さまとお目にかかれますことを楽しみにしております。
本日12/22(金)より、ホンマタカシによるエド・ルシェへのオマージュシリーズの写真集刊行に合わせた展覧会がスタートしました。
会場には収録作品のオリジナルプリントのほかに、インスタレーションが展開されています。
どうぞ足をお運びください。
なお、2017年12月〜2018年1月の年末年始営業は以下のとおりです。
2017年12月29日(金)まで 通常営業(12:00-20:00)
2017年12月30日(土)〜2018年1月4日(木) 年末年始休業(終日閉店)
2018年1月5日(金)より 通常営業(12:00-20:00)
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げます。
POSTでは2017/12/22より、ホンマタカシによるエド・ルシェへのオマージュシリーズの写真集刊行に合わせた展覧会を開催します。
NEX, Finland/ from [TWENTYSIX GASOLINE STATIONS]
エド・ルシェが1960年代から1970年代に制作した写真を用いた一連のアーティストブックは、後世のアーティストや写真家たちに大きな影響を与え、再解釈やイミテーション、パロディーなど、世界各国の作家たちによる多様なオマージュを生み出しました。オリジナルの形式やタイ トルを引用する事で制作された本は約100冊にのぼり、ルシェはこれらの出版物を容認する事によって、芸術表現における主題や方法の許容範囲を間接的に拡張しています。
ホンマタカシ、田中義久、POSTの三者による共同プロジェクトとして2014年にスタートしたエド・ルシェへのオマージュシリーズは、これまでに [NINE SWIMMING POOLS]、[VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW]、[THIRTIFOUR PARKING LOTS]、[SCANDINAVIAN MUSHROOMS]、[VARIOUS SHAPED HOSES AND SNAKE] の5冊を刊行してきました。
5回目となる今回は、最も有名な作品のひとつとも言える「TWENTYSIX GASOLINE STATIONS 」、タイプライターを車から投げ落とし、その破損状況を記録した「ROYAL ROAD TEST」、洋菓子とその重量を淡々と記録した「BABYCAKES」の3冊へのオマージュを同時刊行、ルシェが設けたテーマに倣いつつ、オリジナルの換骨奪胎を試みる作品です。
from [ROYAL ROAD TEST]
Takashi Homma
[TWENTYSIX GASOLINE STATIONS / ROYAL ROAD TEST / BABYCAKES]
会期:2017年12月22日(金)- 2018年1月21日(日)
時間:12:00 - 20:00
休廊:12月30 - 1月4日、毎週月曜日
会場:POST 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
T 03 3713 8670
W http://post-books.info
協力:TARO NASU
※エド・ルシェ(エドワード・ルシェ、Edward Ruscha, 1937年12月16日-)は、アメリカ合衆国の画家、現代美術のアーティスト。1960年代より、主に言葉と広告媒体のイメージを用い、コンセプチュアル・アートとしての特徴を持った絵画、写真、版画、映画などの製作を行っている。 (Wikipedia より)
http://www.gagosian.com/artists/ed-ruscha
from [BABYCAKES]
TWENTYSIX GASOLINE STATIONS
ソフトカバー 糸かがり並製本 48ページ 26白黒図版
178mm x 140mm
初版240部
2,800円 + 税
スペシャルエディション
特製箱入り プリント付き サイン+ナンバリング入り
エディション: 30部+5 A.P.
15,000円 + 税
ROYAL ROAD TEST
ソフトカバー リング製本 62ページ 36白黒図版
240mm x 165mm
初版240部
2,800円 + 税
スペシャルエディション
特製箱入り プリント付き サイン+ナンバリング入り
エディション: 30部+5 A.P.
15,000円 + 税
BABYCAKES
ソフトカバー リボン綴じ 52ページ 22白黒図版
191mm x 151mm
初版400部
2,800円 + 税
スペシャルエディション
特製箱入り プリント付き サイン+ナンバリング入り
エディション: 30部+5 A.P.
15,000円 + 税
金村修写真集『Concrete Octopus』(Osiris/Pierre von Kleist共同出版)の刊行を記念して、POSTでは2夜にわたり、トークセッション+サイン会を開催します。
POST内のギャラリーでは、この2日間限りの金村修によるインスタレーションを予定しています。
第一夜: 2017年12月19日(火) 19:00〜(受付開始18:30〜)
脱中心の視線——クリス・フジワラ×金村修(通訳あり)
“The Center of Everything”: Chris Fujiwara + Osamu Kanemura
第一夜は、この写真集にエッセイを寄せているアメリカの映画批評家・クリス・フジワラと金村修のトーク。フジワラは、収録エッセイの中で金村の写真にひしめくイメージの構成要素に触れ、「写真のなかのあらゆるものは中心であるか、もしくは中心になり得る」と語り、金村修の写真の脱中心的な視線に着目している。トークの話題は写真にとどまることなく、映画の視線にも及ぶことだろう。
第二夜: 2017年12月20日(水) 19:00~(受付開始18:30〜)
水槽の視線——スチュアート・ムンロ×金村修 (通訳あり)
“Aquarium of the Eye”: Stuart Munro + Osamu Kanemura
第二夜は、金村の写真と映像作品についての執筆も多い、イギリス人のアーティストでありジャーナリストのスチュアート・ムンロを迎える。「Concrete Octopus」という奇妙なタイトルに喚起されたムンロは、「水の器」のイメージを金村の作品に持ち込む。参照項としてムンロが選んだ都市をめぐるテキストの引用を交えながら、金村のとらえる「都市」とは、いったいどのような場所であるかが語られだろう。
会場:POST
150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
www.post-books.info
要申込・定員35名
各回ともにワンドリンク付き1,000円
ご参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで以下を明記の上お申し込みください。
・お名前
・お電話番号
・参加希望日:12/19(火) or 12/20(水)
・参加人数
11/28(火)より、POSTでは[Saul Leiter 1950s NEW YORK]を開催します。
Saul Leiter / Parking 1950s
© Saul Leiter
1946年にニューヨークへと移り住んだソール・ライター(1923-2013)は、1949年から当時普及し始めたカラー写真でニューヨークの街並みを撮影しています。画家を志していたソール・ライターらしい色彩にあふれた作品群は1953年、エドワード・スタイケンが企画したグループ展にも選出されましたが、その後は世に知られざる作品となっていました。長い時を経て、1990年代にアートシーンでの評価が徐々に高まり始め、2006年、ドイツのSteidl社から[Early Color]が刊行されたのをきっかけとして、国際的に知られることとなります。この写真集によって一躍注目される作家となり、以降は世界中のギャラリーや美術館で展覧会が行われるようになりました。2013年、惜しくも他界してしまいますが、彼の残した作品群は、世界中を魅了してやみません。
この度、世界でも希少なカラーコロタイプ印刷技術を有する「便利堂」がソール・ライター財団の全面的な協力のもと、ソール・ライターの作品をセットにしたポートフォリオを刊行します。これは、生前にソール・ライターが選んだ8点の作品によって構成され、今回刊行されるポートフォリオによってのみ制作される作品群です。好評を博したParis Photoでの発表に続き、POSTでは本ポートフォリオの刊行を記念した展覧会を開催します。未発表の作品群が展示される貴重な機会、ぜひご高覧ください。
展覧会概要
会期:2017年11月28日(火) ‒ 12月17日(日)
会場:POST
150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 - 20:00 月曜休
協力:ソール・ライター財団、便利堂
Saul Leiter / Collar 1950s
© Saul Leiter
Saul Leiter / From the El,1955
© Saul Leiter
便利堂について
1887年設立。19世紀中頃にフランスで開発された印刷技術「コロタイプ」を始めとする美術印刷を専門的に手掛 け、現在では世界で唯一カラーコロタイプの技術を有している。設立当初から京都を拠点とし、国宝や文化遺産の 保護や美術作品の制作を手掛けながら、近年は国内外のアーティストとの共同制作も積極的に行っている。
http://www.benrido.co.jp/profile_f.html
コロタイプについて
1855年にフランスで生まれた印刷技術。美しいガラスの板を原板に使用することから、日本では玻璃版とも呼ば れていた。網点がない連続階調が特徴のひとつで、色彩の微妙なニュアンスやラインの繊細さが原本同様に再現される。また、インクの耐久性が極めて高く、永久保存に適しているのも特徴となっている。
SAUL LEITER 1950s NEW YORK
8作品セット / ボックス入り
サイズ:20cm x 30cm(イメージサイズ) / 30cm x 42cm(ペーパーサイズ)
ソール・ライター財団によるナンバリング・証明書付き
マイケル・パリーロ & マギット・アーブ(ソール・ライター財団)と、ポーリーン・ヴェルマーレ(キュレーター)によるエッセイ付属
50部限定
680,000円+税
この度、ARTS&SCIENCEが展開する&SHOP Kyotoにて、POSTのポップアップストアをオープンします。
本企画は、POSTの「定期的に扱う本が入れ代わる」という特性のもと、軸となるタイトルは会期を通じて展開しながら、3回にわけて一部の本が入れ代わっていきます。
関西方面に在住の方、またお出かけのご予定がある方はぜひ足をお運びください。
POST in KYOTO
会期:2017/11/23(木祝) - 2018年1月8日(月祝)
会場:&SHOP Kyoto
604-0922 京都府京都市中京区木屋町通二条東入東生洲町 482-3
(地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩5分)
時間:11:00-19:00
本日11/7(火)より、滝沢広展覧会「AVALANCHE/DUAL」がスタート。
今夜19時より作家を囲みオープニングレセプションを開催します。
お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。
皆さまのご来場をお待ちしております。
この度POSTでは、滝沢広のこれまでのシリーズ6作を収録した作品集「TRACE/WARP/SHEET/DUAL/FIGURE/AVALANCHE」の刊行にあわせて、展覧会「AVALANCHE/DUAL」を開催いたします。
avalanche#25
© Hiroshi Takizawa
砂利、岩肌、建築用の石材やコンクリート、ホテルの一室で撮影したシーツのしわーーー。
被写体は、固有性を奪われた一塊の質量として捉えられています。
素材に凝縮したテクスチャーや時間の謎に向き合い、痕跡のモニュメントとして新たな層を引き出す滝沢の写真は、ものが雄弁に語る大量の記録をアーカイブしつつ、一方でそれを印刷し、スキャンし貼り付け、撮影を繰り返すことで、イメージの属性を凶暴に取り除いています。
形のないデジタルメディアから逃れるように、壁や柱、空間の一角などあらゆる支持体に固着したイメージが、作家の手によってさらに加工され、ときにボリュームを生じる構造体として組み替えられる。
情報としてのイメージを物質化する滝沢の作品は、人工と自然、時間と空間、実像と虚像、 二次元と三次元と、あらゆる境界を横断し独自の制作言語を構築しています。
Installation View © Kigure Shinya
展覧会概要
会期:2017年11月7日(火) - 11月26日(日)
会場:POST
150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 - 20:00 月曜休
協力:rin art association
オープニングレセプション
日時:2017年11月7日(火) 19:00-21:00
同時期開催
Hiroshi Takizawa 「AVALANCHE/SHEET/DUAL」
会期:2017年9月2日(土) - 11月12日(日)
会場:rin art association
370-0044 群馬県高崎市岩押町5-24 マクロビル
時間:11:00 - 19:00 月・火曜休
http://rinartassociation.com/
プロフィール
滝沢 広(たきざわ ひろし)
1983 年埼玉県生まれ。日常的な素材や人間不在の光景から、ものの気配を引き出す写真作品で知られる。
『コンクリート・イズ・オン・マイ・マインド』(2014) や『Mass』(2015) ほか、特殊な印刷技術を用いた手製本を出版。テートモダンの「エフェクト・ツイン」(2015 年、ロンドン ) で行われたプリンティングの実演をはじめ、展覧会のみならず国内外のイベントに多数参加。
Left: dual#27
Right: dual#37
© Hiroshi Takizawa
書籍概要
タイトル:TRACE/WARP/SHEET/DUAL/FIGURE/AVALANCHE
執筆:星野太
ブックデザイン:志賀良和
仕様:B5 変形、112 貢、和英バイリンガル
発売元:rin art association
定価:2,600 円+税
ISBN:978-4-9909764-0-8