この度POSTでは、北海道・根室市を拠点に活動するジュエリーブランド「AVM(アーム)」の展示会を開催いたします。
会期中は、デザイナーの古川広道も在廊する予定です。
【展示会概要】
AVM × MINERAL
会場: POST
〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2025年6月5日(木)~2025年6月8日(日)
時間: 11:00 - 19:00 (※最終日は17:00まで)
定休日: 毎週月曜日
「AVM」はサンスクリット語で「聖音」、英語で「腕」、フランス語で「精神・魂」といった語を組み合わせた造語。ジュエリーはゴールドとシルバーを主素材とし、型を使わず、切断、溶接、研磨などの工程を経て、すべて古川自身の手作業で一点一点丁寧に制作されています。
もともとは東京で制作を行っていた古川ですが、東日本大震災を機に根室市に拠点を移しました。あるインタビューで古川は、完璧に巡っていく自然の中での暮らしを経験するうちに、創作を生み出す本当の主体は土地だということに気づいたと話しています。
根室で初めて制作した、鯨の骨をイメージしたバングル「rythme(リトゥム)」や、浜辺で拾った蝦夷鹿の角を用いた指輪など、生み出される作品からは、その土地での古川自身の生活ありきのものづくりや、自然との対話が垣間見えます。
26年目となるAVMの今回の展示会のテーマは「AVM × MINERAL」。
通常のラインナップに加え、金属だけでは表現できない時間の蓄積や外の自然、世界との繋がりをより強固に感じられる新作が並びます。
POSTでの4日間、古川のジュエリーが孕む自然や人との結びつきをぜひ見つめてください。
プロフィール:
古川広道
パリで5年間ファッションを学び、1999年東京でジュエリーブランド「AVM」を設立。
2011年の東日本大震災を機に、北海道根室市にアトリエを移し、周りの自然から得た感覚をジュエリーに表現している。