[Pop Up Event]
ARTS&SCIENCEが展開する&SHOP Kyotoにて、「EDITION MAEGHT at &SHOP KYOTO」を開催する運びとなりました。
今回は、フランスの老舗ギャラリー・Galerie Maeght(マーグ画廊)によって、1973年に設立された出版部門〈Edition Maeght〉に焦点をあて、美術雑誌「Derrière le miroir(デリエール・ル・ミロワール)」と、蛇腹式の製本を数多く発表する作家、Warja Lavater(ウォーリャ・ラヴァター)のタイトルをご紹介します。
どうぞ足をお運びのうえ、会場で実物に触れてみてください。
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EDITION MAEGHT at &SHOP KYOTO
会期:2019/1/13(日) スタート(終了時期未定)
会場:&SHOP Kyoto
604-0922 京都府京都市中京区木屋町通二条東入東生洲町 482-3
(地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩5分)
時間:11:00-19:00
Derrière le miroir(デリエール・ル・ミロワール)
1946年に創刊された美術雑誌。「鏡の裏」という意味をもつこの雑誌は、ギャラリー・マーグで開催される展覧会にあわせて編集された展覧会カタログでもあり、1982年の終刊までに全253号が刊行された。アーティストと共に制作した上質なリトグラフによる複製図版と、同時代の名だたる分筆家による詩や評論などが組み合わされた誌面は、それ自体が作品になるほどの出来栄えだった。また芸術家によって同誌のために新たに制作されたオリジナルのリトグラフが数多く収録されることも。発行部数は当初1,000部程度だったが、後半となると人気作家のものは10,000部を超えるものもあった。
Warja Lavater(ウォーリャ・ラヴァター)
1913年 スイス・ヴィンダートゥール出身の作家。蛇腹式絵本を数多く発表しているが、いずれの物語の登場人物も円、三角、四角、記号といったピクトグラムであらわし、抽象的な表現へと落とし込まれている。登場人物と記号とが対応するリストをたよりに想像力を培わせてくれるようなアートブックは、リトグラフの豊かな色彩や風合いともあいまって、一種の芸術作品のような完成度の高さが印象的。