イギリスの出版社「MACK」の特集の開催を記念した連続写真集講義「MACK FEATURE:フォトブック・レクチャー」、第3回目を開催いたします。
今回は、ニューヨークで長年暮らし、数多くの展覧会のキュレーションや写真集の編集を手掛け、今年2月には日々Facebookに投稿し続けてきたアートにまつわる記事をまとめた著書「アートの入り口 - 美しいもの、世界の歩き方[アメリカ編]」を刊行された河内タカ氏を講師に招き、アメリカンフォトグラフにおける「ロードトリップ」、「サバービア(郊外)」、「辺境」をキーワードに、MACKから刊行されているアレック・ソス(Alec Soth)写真集「Songbook」や「Gathered Leaves」、その他ロバート・フランクの写真集などを資料にレクチャーをしていただきます。
※会場では、河内氏著書「アートの入り口 - 美しいもの、世界の歩き方[アメリカ編]」も販売致します。
MACK FEATURE:フォトブック・レクチャー
VOL.3「アメリカンフォトグラフィー:ロードトリップと辺境の先にあるもの」
講師:河内タカ(アマナサルト ディレクター)
日程:2016年6月2日
時間:19:00 – 20:30
場所:POST
定員:25名
参加費:1,000円
主催:twelvebooks
※2016/5/27追記
定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。
講師コメント
MACK関連のイベントは、実は今回で三回目となります。第一回目は故柳本浩市さんと登壇し、MACKの書籍から好きな3冊選んで、それぞれその魅力を紹介しあうというイベントで、ぼくはルイジ・ギッリの「KODACHROME」などを選びました。第二回目がミネソタに住むアレック・ソスとSKYPEでつなぎ、彼の顔が“ビッグブラザー”並みに大きく写し出されたモニターに向かっての2時間近くに及ぶトークイベントでした。そして、今回は1930年代以降から現在にいたる、アメリカ写真に関して欠かすことのできない「ロードトリップ」や「ストリートフォトグラフィー」をキーワードにして、いろいろお話したいと思います。
河内タカ(かわち・たか)
サンフランシスコのアートカレッジへ留学。卒業後、ニューヨークに拠点を移し、現代アートや写真のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。2011年に帰国、アマナが創設したフォトコレクションのチーフディレクターに就任し、日本人作家に限定した550点にも及ぶ写真作品を収集。90年代後半より現在まで、アートや写真に関する執筆活動も行ない、Facebookでアートにまつわるエッセイを日々発信、今年2月には初の著書『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方 [アメリカ編] 』を刊行。まもなくその続編となる [ヨーロッパ編] の刊行が予定されている。