恵比寿のブックショップ「POST」でのイギリスの出版社「MACK」の特集の開催を記念した連続写真集講義「MACK FEATURE:フォトブック・レクチャー」を開催いたします。
第2回目は、東京国立近代美術館主任研究員の増田玲氏を講師に招き、欧米から日本まで、世界の写真を視野に入れたMACKのラインナップにおいても、独特の存在感を示しているドイツ出身の写真家たちに焦点を当て、源流としてのベッヒャー夫妻から、彼らに学んだベッヒャー派、そして旧東独出身の写真家たちなど、ドイツ現代写真の系譜をたどりつつ、ドイツ写真の現在とその特質を考えていきます。
MACK FEATURE:フォトブック・レクチャー
VOL.2「ドイツ写真の現在2016」
講師:増田 玲(東京国立近代美術館主任研究員)
日程:2016年5月26日
時間:19:00 – 20:30
場所:POST
定員:25名
参加費:1,000円
主催:twelvebooks
定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。
講師コメント
トーマス・シュトゥルートやトーマス・デマンド、ミヒャエル・シュミットらの出身国ドイツからは、90年代以降、シュトゥルートやグルスキーたち、いわゆるベッヒャー派の写真家たちや、昨年の大阪での個展が話題を呼んだヴォルフガング・ティルマンスなど、国際的に注目される写真家が数多く登場してきました。ドイツ現代写真の系譜を、背景としてのドイツの社会や文化なども踏まえて概観しつつ、彼らの近作について考えてみたいと思います。
増田 玲(東京国立近代美術館主任研究員)
1992年より東京国立近代美術館に勤務。写真のコレクションおよび企画展を担当。近年の主な担当展覧会に「ジョセフ・クーデルカ展」(2013)、「奈良原一高 王国」展(2014)など。