3/29(土)より、新しい出版社の特集がスタート。
今回は、ドイツを拠点とする老舗アート系出版社Walther König(ウォルター・ケーニッヒ)。
ケルンを拠点に、アート関連の書籍を中心に年間約180 タイトルを出版している。
1968 年秋にVerlag der Gebr. König, Cologne-New Yorkとして設立され、「Treuen Husar」にて開催されたケルン・アートショーでフランツ・エアハルド・ヴァルターの本、「OBJEKTE, benutzen」を扱ったことが始まり。
それに次いでアート、建築、映画、ファッション、写真関連の本を扱う書店を1 年後にオープンした。
同年フランクフルト・ブックコンベンションにてブースを構え、ケルン・アートショーを代表しアリソン・ノウルズの「Big Book」をRowohlt 出版社と協力し紹介。
そして、A.R. ペンク、イェルク・イメンドル、スタンリー・ブラウン、クラウス・ボームラー、そしてギルバート&ジョージ(ギルバート&ジョージは書店のウィンドウディスプレイも手掛けた)の初となるアーティストブックを出版。
1983 年、カスパー・ケーニッヒの引退後、Verlag der Gebr. König, Cologne-New York からVerlag der Buchhandlung Walther König,Cologne へ改名。
河原温、マルティン・キッペンバーガー、ジョージ・ブレクト、クリスチャン・ボルタンスキー、ソル・ルウィット、ローレンス・ウィナーなど、国際的に有名なアーティストによる作品集を年間150 - 200 タイトル、美術館やギャラリーとともに出版している。
また、アートヒストリーやエステティックス、古典的アーティストブックの再版、エキシビジョンカタログの出版も手掛ける。
http://www.buchhandlung-walther-koenig.de/
POSTが初回に取り上げた出版社の2度目となる今回の特集では、
近年リリースされた新刊を中心に取扱います。
ぜひ足をお運びください。