[Exhibition] Elena Tutatchikova / On a Windy Path | 風の音が道になって

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、エレナ·トゥタッチコワの展覧会「On a Windy Path | 風の音が道になって」を開催いたします。

©︎ Elena Tutatchikova

【展覧会概要】

Elena Tutatchikova / On a Windy Path | 風の音が道になって

会場: POST
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2024年3月9日(土)~2043年3月31日(日)
時間: 11:00-19:00
定休日: 毎週月曜日

在廊&サイン会: 2024年3月9日(土) 16:00-18:00
エレナ・トゥタッチコワが在廊し、作品集『聴こえる、と風はいう』と、冊子『Echoes: O』のサイン会をします。参加費無料、事前予約不要ですので、どなたでもお気軽にお越しください。

 

今回の展覧会は、トゥタッチコワの作品集『聴こえる、と風はいう』(ecrit、東京、2022年12月)の刊行を記念して開催されます。

『聴こえる、と風はいう』は、作家自身が置かれた環境、そして世界が大きく変化する転換的な時期となった2019年からの3年間に制作されたドローイング、セラミック、詩やエッセイ、インスタントフィルム写真などを収録した作品集です。
人間としていかに世界を想像し経験し、表現できるかを問い続け、眼だけでなく、歩き、手で触れ、多種の感覚器官を通じて世界と接し実践するトゥタッチコワの制作。彼女の作品は音と言葉、視覚と触覚、全てが同じ世界にあり、繋がっています。

本展では、『聴こえる、と風はいう』に収録された作品の他、新作のセラミックやドローイング、そしてトゥタッチコワが2023年9月に自身で発行した、手描きの線が一枚一枚に描かれた冊子『Echoes: O』を展示します。

『聴こえる、と風はいう』に収めた、トゥタッチコワが歩き、観て、聴いて、触れた世界を、展示と書籍を通じて感じていただければ幸いです。
この機会にぜひご来場くださいませ。

エレナ·トゥタッチコワ|Elena Tutatchikova

アーティスト
1984年ロシア、モスクワ生まれ。現在、京都市在住。2003年、チャイコフスキー記念モスクワ国立音楽院付属中央音楽学校卒業。2011年、ロシア国立人文大学東洋文化·古典古代学部卒業。2020年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現科博士課程修了。
第 38 回写真の町東川賞 特別作家賞 受賞。「VOCA展2023」奨励賞 受賞。
著書に『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press、2016 年)、『聴こえる、と風はいう』(Ecrit、2022年)。
近年の主な個展に「Days With the Wind | 風の日は島を歩く」高松アーティスト·イン·レジデンス2020(女木島、高松市、2021年)、「道は半島をゆく」(知床半島内の複数会場、2018)、グループ展に「新しいエコロジーとアート」東京藝術大学大学美術館(東京、2022)、「開館20周年記念展 Flower of Life 生命の花」 ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡、2022)、「FACES」SCAI PIRAMIDE(東京、2021)、「Land and Beyond | 大地の声をたどる」ポーラ ミュージアム アネックス(東京、2021)など。