この度、POSTではフランス人フォトグラファー、フランソワ・アラール(François Halard)の展覧会「Saul Leiter」を開催いたします。
フランソワ・アラールは1961年にフランスで生まれ、現在は南仏アルルとNYを拠点に、サイ・トォンブリーやルイジ・ギッリ、ルイーズ・ブルジョワ、リチャード・アヴェドンらのアトリエの撮影や、世界的なインテリア誌やファッション誌でのエディトリアルを数多く手がけるなど、世界で最も卓越した建築写真家の一人として評価を受けています。
今回アラールが撮影に訪れたのが、アメリカ人画家、写真家のソール・ライターのアトリエ。ライターがこの世を去って2年後となる2015年にイーストヴィレッジにあるライターのアパートメントを訪れ、朽ちた壁や空っぽのクローゼット、わずかに遺された私物などを撮影しました。その写真からは、ライター本人がどこかから出てくるのではないかと思うほどの臨場感や、その “気配” が漂っています。
POSTでの展覧会では、今秋スウェーデンとパリを拠点とする出版社「LIBRARYMAN」より刊行された本シリーズをまとめた写真集「Saul Leiter」の日本限定版として制作されたスペシャルエディションのプリント10点(各エディション10部限定)を展示販売いたします。
オープニングレセプションには、今回が初来日となるフランソワ・アラールも参加し、会場にてサイン会を開催いたします。
展覧会概要
Saul Leiter by François Halard
2017年10月12日(木)ー29日(日)
会場:POST
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
Tel: 03-3713-8670
12:00-20:00 定休日:月曜(祝日の場合は通常営業)
キュレーション:Libraryman
企画:twelvebooks
助成:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本
オープニングレセプション & ブックサイニング:10月12日(木) 19:00-21:00
プロフィール
フランソワ・アラール François Halard(写真家)
1961年フランス生まれ。ロバート・ラウシェンバーグ、サイ・トゥオンブリ、ルイーズ・ブルジョワから、近年ではルイジ・ギッリやリチャード・アヴェドン、ジョン・リチャードソンといったアーティストの自宅や有名建築など、自らをインスパイアさせる場所を撮影している。アメリカ版ヴォーグやヴァニティ・フェア、ニューヨーク・タイムズ、AD(Architectural Digest) やアパルタメント・マガジンなどで活躍し、世界で最も卓越した建築写真家の一人と評価されている。建物の歴史、インテリアや展示空間の小さなディテール、光と影によって作られる雰囲気、ポートレイトを撮っている最中のアーティストのふとした眼差しなどを捉えた作品は、多くの写真集や世界中のギャラリーや美術館の展覧会などで展開されている。http://francoishalard.com
書籍概要
[レギュラーエディション]
判型:ハードカバー / 64ページ(45図版)/ 235 x 285 mm / カラー
出版社:Libraryman
ISBN:978–91–88113–09–2
1500部限定発行
2017年刊
価格:6,800円 + 税
詳細:https://twelve-books.com/products/saul-leiter-by-francois-halard
[スペシャルエディション / 日本限定版]
判型:ハードカバー(アーカイバルピグメントプリント付き)/ スリップケース入り / 64ページ(45図版)/ 235 x 285 mm / カラー
出版社:Libraryman
ISBN:978–91–88113–10–8
100部限定発行(10イメージ / 各エディション10部)
サイン・ナンバリング入り
2017年刊
価格:140,000円 + 税(額装有り)/ 120,000円(額装無し)
詳細:https://twelve-books.com/products/saul-leiter-by-fran-ois-halard-japanese-special-edition